kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ポイント練習(水曜日)

2010-06-11 | 陸上競技
時間が全くなくてblogを書く余裕がありませんでした。先週から教育実習生の担当もしていて、加えて中国大会前ですからあわただしく時間が過ぎていきます。水曜日は練習終了後、研究授業の準備が10時前までかかりました。翌朝は私自身の仕事をやる必要があったので時間が全く足りませんでした。加えて想う事があり夜はほとんど眠れませんでした。うーん。

水曜日、練習はポイント練習としていました。火曜日は加速段階の動きの確認とウエイトでした。できるだけ疲れを残さないようにという考えからです。いまさらがんばっても疲れが残るだけですからポイント練習できちんと負荷がかけられる状態に持っていけばよいと思っています。水曜日はサーキットをやってラダー、ドリルといつもの流れ。その後スタート練習とハードル練習に分かれました。卒業アルバム用の写真撮影のための市営競技場で練習する必要があり、タータンの上での練習はできませんでした。いつもと感覚が違うかもしれませんが「ひとまずやる」ということに意味があると思います。総体から中国まで3週間ですが、疲労抜きと調整を考えると12日程度しか練習期間はありません。ポイント練習はその間に3~4回できれば十分だと思います。その練習の質を上げるにはほかの日を有効に使わなければいけません。ハードルのインターバル云々ではなくまずは跳ぶ事だけで十分かと。ポイント練習の後半で実際のハードル練習を入れていけば良いかなと考えています。

400m系の選手はスタートからカーブの走りと直線からカーブの走りを少しやりました。通常の練習パターンであればカーブから直線の入りはかなりやります。これはどこでも同じかなと。しかし、400mはほかの種目とは違いスピードに乗った状態でまたカーブに入ります。それほど意識しない部分ですが400mの特徴のひとつだと考えています。200mから280mくらいの走りがレースを左右することが多くあります。何本か走らせて実際のイメージを作りました。本数は少なめで質を上げるという感じですね。

メインは150m。心肺機能に大きな負荷をかけられるのはこの日が最後になるかもしれません。しかし、やりすぎてダメージが大きくなりすぎてもいけないので集中させていつもより本数を少しだけ減らしました。女子の走りは普段に比べ更に良かったと思います。競争意識が強くなっています。当然といえば当然なのですが。これまで後半の伸びがなかった者も最後まで粘れるようになって来ました。スピード持続能力はやはりrinaが高いですが全体的になんとか逃げ切れるようになって来ました。rinaの調子が悪いのではなく他の者が中国を前に動きが良くなってきた感じです。1人途中で練習を抜けました・・・。しかし、他の者は「自分がやるべきこと」を理解している感じがあります。

今のチームなら誰走ってもかなりの強さがあります。3分56秒切りはそれほど難しくないと考えています。1人が調子が悪くても他の5人で十分補うことができます。チームとしての取り組みです。万が一に備えてもう1人、マイルのために準備をさせることにしました。使うかどうかは全くわかりません。それでも可能性があれば使います。速い者から4人を使うと選手には宣言しました。学年は関係ありません。強い者から4人。全員で戦っていくのです。ここに関しては徹底しておかなければいけない部分だと感じています。

まだまだ書くことはたくさんあるのでまた別に書きます。ひとまず水曜日のポイント練習の様子だけ書きます。絶対にインターハイを掴み取ります。心を一つに。力まず平常心でいきます。
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自分たちで走る

2010-06-08 | 陸上競技
月曜日、午後から雨の予定でした。少しずつ雨が降っていましたが何とかかんとか放課後も持ってくれました。よかった。練習は私が急用のため帰宅しなければいけなくなったので、選手に任せることにしました。もちろん多少なりと不安はありましたし、練習自体を私も見たいという感覚があるのでちょっといらいらしましたが、これは仕方ないことです。逆に勝負の舞台で戦うのは自分たちですから「自分たちでやる」という意識を持たせるのにはちょうど良かったかもしれないと思います。互いに「自立」しなければいけませんからね。

練習のはじめに少しだけ昨日の書いた記事の内容「誰のためにやるのか」を話しました。5分程度だと思いますがきちんと届いていればかなり取り組みが変わるはずです。すでにわかりきっていることですが、中国を前にもう一度確認しておくことは選手たちにとって非常に大きなことだと思います。「自分自身が速くなるため」です。それ以外はありません。やらされる練習では意味がありません。大会が終わったから服装や顔つきが変わるような選手はうちのチームではやっていけませんし、やる必要はないと思います。「怒られるからやる」のではなく、「自分自身が必要だと感じるからやる」のです。ここまで考えが及ぶのは非常に難しいことですが今のチームだからここまでいかなければ許されない部分があります。こちらも求めるものが自然と高くなります。

練習自体は任せていますから様子は選手の報告でしかわかりません。火曜日に日誌を読んでその状態をつかむだけです。全体的に疲れも抜けて身体が動き始めたようでした。この日はショートをしてから250m+αのメニューとしました。先週末は短い距離でスピードを持続させていく練習にしましたが、今週は少し距離を伸ばして「スピード持続」をメインとした練習としました。いきなり長い距離を走るのではなく少しずつ積み上げてからその距離に到達するほうがいいかなと。ある程度の練習の質でできたようです。全員が全開とは行かないかもしれませんが、チームとしての力はかなり上がってきていると思います。2年生もやっと力を出し始めたようです。3年生と互角に1本走れたということですから楽しみです。これが本物になれば間違いなく中国でも戦えます。250mが走れたからではなくそれくらいの気持ちで走れるようになったというのが重要です。今のチーム力が均衡しています。ほぼ同じくらいの選手がそろっていますから気が抜けません。本当はこの中から誰かが抜け出していかなければ戦えないのですが、今は全体的に力が上がってきている感じです。選手は本当に集中しなければチーム内で戦えません。良いことですが厳しいですね。

見ていないので日誌だけでの判断です。これ以上は書けません(笑)。良い練習ができたと信じます。
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周南地区選手権

2010-06-08 | 陸上競技
日曜日、周南地区選手権がありました。県総体の次の週ですからちょっとレースに出ようという気になりません。地区で実施される大会ですから盛り上げるためには参加するほうが良いのでしょうが、長期的な視点で見たときにどうしても中国大会を優先してしまいます。休みとポイント練習の組み合わせを考えると日曜日に数本走るだけでは負荷が足りません。

土曜日にかなりの量をやりましたからさすがに日曜日にレースに出るだけの元気はないですね。申し訳ないという気持ちもありますが、やはり勝負のかかった中国を前にすると参加は出来ませんでした。まー余裕があれば出ても構わないのですが、私もチームも余裕はありません(笑)。強化練習をしておかなければいけない時期ですから走り込みは外せないと思います。

という理由で、選手は1人も出場しませんが役員として大会に参加しました。中国に出場しない者は補助員として参加しました。これくらいは貢献しないといけません。普段試合に出場して意識しない裏方の仕事を経験することで、視野が広がっていくと思います。自分達だけで競技会が実施されているわけではありません。多くの人の力があるからできるのです。感謝の気持ちを持ってやっていかなければ成長はありません。

中国組は各自でケアや疲労抜きに充てました。気功や酸素カプセルに行ったりして自分達に必要なことをさせました。軽く身体を動かす(散歩)ことで血液循環を良くして疲れを抜くという部分も意識的にさせました。本来なら自分達も補助員をしなければいけないのですが、その時間を他の事に充てるということが出来るのは他の選手の支えがあるからです。そこは忘れてはいけない部分です。こちらも感謝の気持ちを持ち続ける事が必要ですね。

大会自体は炎天下の中で実施されました。かなり暑い…。それも1つの種目に出場者が多いのでスタートさせるのが大変でした。今回はスターターだったのですが人が少なかったためずっと働いている感じがありました。今回は真面目に働きました(笑)。風は3m近く吹いていた気がしますが競技場の設備の関係でほとんどが公認となりました。選手にとっては記録が出るというのは非常に大きな事です。他校の先生と話をしましたが昨年のベスト記録がこの大会という選手も多いということでした。風速を本部前で計ります。レーンの内側では計りません。かなり違うと思いますね。記録会として位置付けておくくらいが良いのかなと感じています。この記録に縛られてしまわないようにしたほうが良いですね。と、こんな話をogawa先生としていました。「もっと記録が出るはずなのに」という意識があるといけないですからね。

雰囲気的に運動会のようで和気あいあいとやっていました。これはこれでありなのかなという気もします。総体路線とは真逆の雰囲気です。私は一日日に当たってかなり疲れました(笑)。ぐったりです。
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誰のためにやるのか

2010-06-07 | 陸上競技
土曜日、練習の後半1年生は少し集中力が切れている感じがありました。これまでここまでの負荷をかけたことをありませんからさすがにサーキットと補強はきつかったでしょうね。それでもそこを乗り越えていかなければ確実に強くなるこことはできません。うちの練習はかなり練習量と強度が高いと思います。普通の選手では出来ない部分があると思います。それでもやるべきことをきちんとやっていかなければいけないと思います。

「やらされる」練習では間違いなく強くなりません。最後の最後で絶対に頑張り切らないからです。雰囲気がかなり良いですからその中にいたら自分も「頑張っている」という気になります。追い込みきらなくてもその雰囲気で努力している気分になるのです。だからその雰囲気の中から離れたら満足感に浸るのです。土曜日の後半の練習は1年生と上級生を分けました。1年生はウエイトをするにはまだ早すぎると考えているからです。だから別にするのですが「ダラダラ」感が漂います。多分通常のレベルで求めるのであれば問題はないのだと思うのですが、「伝統」を作っていくという意味ではこの状態では絶対に次にはつながりません。本当に自分のためになると思ってやっていたら時間を有効に使おという気持ちになるはずです。疲れていても自分のために様々なことができるはずです。

上級生の練習は比較的早く終わりました。が、1年生は1時間近くかかりました。それほど多くのことをやっているわけではありません。これほど時間がかかるメニューではありません。ここが上級生と1年生の「差」だと思いますね。下級生は上級生を見て伸びます。今の1年生は上級生の表面上の努力しか見ていないのです。これだけ近くにいながらも「本気で取り組む」というのがどれほどのことかが分っていないのです。「早くやれ」としか言いませんでしたが「疲れている」という雰囲気が前面に出ていました。このレベルで強くなるようならチームは何年も前からインターハイに行っていると思いますね。

県総体で勝ちあがれなかったチーム。陸上競技だけでなく様々な種目があります。県で終わったからといってそこで服装が乱れたり、化粧をしたりするような選手であれば「負けて当然」だと思います。厳しいようですが。競技を通じて何を学んだのかが重要であって「勝った」「負けた」だけで終わってしまうのであれば部活動の教育的な意味はありません。そのプロセスが重要です。最近は特にそう思います。以前は「プロセス」だけでも良いのではないかという気持ちがありましたが、ここまでの取り組みをするのですから「結果」が伴うようにてやりたい。人一倍努力をすればいいわけではない。昨年の冬は「頑張る」ことが目的に変わっていた部分があります。何のためにやるのか?努力をして苦しむためにやるのではない。「速くなるため」にやっているのです。一生懸命に「速くなる」というシンプルなモノののために最大限の努力をする中で多くのモノを手にするのです。表面上の努力では大切なものは手に入りません。

多くのことはつながっている。それは全て「自分のために」なるということをしっかりと理解しなければいけません。やらされるというのは「やりたくない」という気持ちが少なからずあるのです。だから苦しくなったら手を抜く。自分のために最大限の努力ができる者だけが手にできるものがあるのです。もちろん、最大限の努力をしたからといって全員が良い結果を手にできるわけではありません。しかし、最大限の努力ができたものだけに「結果」が付いてくる可能性がある。努力なき者はその可能性すらないのです。1年生だけでなく上級生もその部分をもう一度見直してみる必要があります。自分自身が、自分の中にある「無限の可能性」に期待して努力することができるか?出来ないことはないのです。「できない」と諦めている時点で可能性がなくなっているだけなのです。

この手の話をしつこくしています。同じ話をしても伝わる者と伝わらない者の「差」は何か?「その気」がないのです。全てのことは自分自身を成長させるチャンスです。それをチャンスだと分らないからいつまでたっても変わらない。簡単なことです。大切なことは何か?しっかりと考えてもらいたいですね。
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ポイント練習

2010-06-06 | 陸上競技
土曜日、朝からかなり暑くなりました。少し早い時間から練習を始めたのですが関係なく暑かったですね。少し疲れがあるとは思いますが、ポイント練習ができるのは限られています。走る時間以外は影で休めるようにしながら疲れないように工夫をする必要があると感じました。直射日光に当たるだけで疲れてしまいますからね。

練習開始前はかなりの走り込みを考えていましたがさすがにこの暑さで負荷をかけ続けると回復しなくなる可能性があると感じたのでセット数を減らしました。練習前にスピード刺激を入れました。この時点で多少動きが鈍い者もいましたが、あまり気にしすぎても仕方ないと思いました。どちらにしても土曜日の午後と日曜日は休みにしますから自分達で疲労抜きやケア、治療が出来ます。やっておかなければいけない練習はやらなければいけません。限られた時間でどうするかの問題です。

150mを中心に走りました。前日にスピード練習をしていたのでそのスピードを生かした短い距離での走り込みとしました。長めの距離は来週やれば良いかなと。流れ的には短い距離が良いんじゃないかと感じたので。短短は短長を引っ張るために間に入って走らせました。1年生はまだまだ引っ張るレベルではないかもしれません。それでも一緒に走ることで中国に向けてやっていく雰囲気を感じてもらいたいという意図もあります。
全体的に良く追い込めていたと思います。スピードレベルが若干低かったかもしれませんがまずまずの走りができていました。気持ちが前面に出てくると更に練習の質が上がります。全体で競い合う事で1本1本の質が上がるのです。中国までの短い間に出来ることは限られています。

疲れてきてからの身体のコントロール。これからの戦いにはここが影響してくると思います。最初から突っ込んでいってそのまま最後まで粘る。スピードが落ちそうな所でどこまで我慢できるかが重要だと思っています。動きが崩れると多少スピードが鈍るかもしれませんが、その状態でキレイに走ることよりも前と戦うために粘ることの方が良いと思っています。最近はその部分が足りなかった気がします。技術云々ではなく最後は「勝つんだ」という気迫です。総体で勝ち上がることができたのは良いきっかけになるのではないかと感じています。本当に順位を争うレースで厳しい戦いを経験する事で精神的に成長してきたと思います。今のチーム状況だから伝わる部分があると。

その状態に今まで一緒に走っていない1年生を入れました。ここが上級生の刺激になるかどうかは分かりませんが、いつもと違う状況というのは良い練習になります。視界に入っていないかもしれませんがそれでも違うと思います。1年生はまだ自分なりの一生懸命でしかありません。まだまだ殻を破るレベルまでは到達していません。秋から戦うためには越えなければいけない部分です。

走練習が終わってから学校に戻って上級生はウエイト、1年生はサーキットにしました。負荷的には高いかもしれませんね。それでもきちんとやっていかなければいけないと思います。上級生は短時間で終わりましたが1年生はかなり長い時間になりました。まー先を見据えてやらないといけません。

まだまだやることはあります。気を抜かずしっかりとやっていきたいと思います。
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スピード練習

2010-06-05 | 陸上競技
金曜日、やっと1週間が終わります(笑)。長かった気がしますね。月曜日は総体最終日、木曜日は午前中授業だったのでそれほど授業等が大変だったという記憶はありませんが長かったという感じがすごくあります。精神的な疲労でしょうか。

練習はできるだけ短い時間で終わらせようと思っていました。練習開始が少し遅れてしまったので終了が若干遅れてしまいましたがいつもよりは早い(?)練習です。サーキットを1セットのみとしました。様子を見たい部分もありましたからいきなり練習を上げていくのは良くないかなと。久しぶりに市営競技場に行きましたが空気がまったりしています。中学生が多いので仕方ない部分があるかなと思いますが、中国大会前ですからもう少しピリッとした感じが必要になります。選手は分かっていると思いますが、自分のやるべき事にしっかりと集中するべきです。
少し話をしましたが、県総体や中国大会に出場すると必ず周りの動きが気になります。速い選手がいればなおさらその動きを目で追ってしまいます。それにより「自分よりも速い」と思う時間が増えてしまい自分自身の自信が失われてしまいます。何もメリットはありません。大きい大会に行けば行くほど「自分のやるべき事をやる」という部分に集中する必要があると思います。普段の練習からそういう部分を意識しておくことが重要だと改めて感じました。

練習はラダーをしてからドリル、加速段階の確認、ショートという流れでやりました。ショートは30mまで。加速段階の動きをスティックなしできちんと確認するところまで全体で実施。その後は中間での動きの確認のため中間部分にのみスティックを置いて切り替えを意識した動き。中間で動きが大きくなりすぎないようにしました。この日の課題は「スピード持続」ではなく「スピード」です。400m種目での中国大会出場がほとんどですがやはり最後に必要になってくるのは「スピード」です。「スピード持続」のための練習はかなりやってきています。2日間の休息を置いて身体が少し回復してきたところでしっかりとスピード刺激を入れておく必要があると考えていました。とはいっても前日にやったウエイトでかなり筋肉痛だったようですが(笑)。

その後トゥトレを2本ほどやって、カーブから直線への入りの練習。スピード刺激を入れた後に内傾の解放の感覚を少し養っておきたかったので。400mはカーブから直線への入りが2回あります。地味な部分かもしれませんがここで多少差が付くと思っています。少しでも無駄を無くして0.01秒でも短縮できるのなら大切な要素だと思います。そして最後に120mを1本やって終了。こちらはハイスピードで走らせました。まずまずの動きをしていました。問題なしです。総体の負荷が抜けて超回復しつつあるのかもしれません。レースは普段の練習より集中力が更に高いですから良いトレーニングになると思います。

最後にメディ投げを少し。とにかく大きな声を出すことをしました。自分達で雰囲気を作り出す。どこへ行っても自分達の流れでできるようにしていく。これでもかというくらい大きな声を出させました。こういうのが通常の練習でできるようになってくるともうワンランク上がるのと思います。自分の中の殻を破るためには大切な作業かなと。その間、マネージャーは黙々とブラシかけ。本当に助かります。選手には「当たり前ではない」ということを再確認させました。選手を支えてくれる存在に感謝すべきです。いつもいつもそれを任せて「当たり前」になってしまったら選手として成長はありません。マネージャーに支えてもらうだけではなくきちんとギブアンドテイクの関係を作らないと崩れてしまいます。しっかりと意識させたいですね。

良い練習ができました。
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身体づくり

2010-06-04 | 陸上競技
木曜日、もう一度身体づくりから始めることにしました。これからひたすら身体づくりをしていくというのではなく、中国大会に向けて基礎筋力を回復させていくという意味です。今から筋力を上げるというのは不可能だと思っています。しかし、低下してきた筋力を元に戻す事は可能です。調整練習ではどうしても最大筋力の練習が不足します。と、感覚的に感じていたのでそこを補う練習をしました。

練習はサーキットからやりました。授業は午前中だったので少し時間が取れましたが、1セットのみとしてラダーとドリルをしました。長時間やると疲れも残るので、金曜日にスピード練習をするために動きを確認だけをしました。加速段階の動きを作ってからそこからウエイトにしました。私はここからPTA総会に伴う個人面談に行きました。これ以後の練習は任せて自分達でやらせました。

面談は1人だけでしたがかなり盛り上がって(?)40分程度話をしていました。この中でこのblogの話が出ました。知人に紹介されたということでした。後でうちの選手に話を聞くと保護者同士が知り合いだったとのこと。うーん、つながりがあります。

面談が終わって練習に行こうと思ったら今度は絶妙のタイミングで卒業生が来ました(笑)。たまたま仕事が休みだということで学校に来たらタイミング良く私に会ったということでこれも話し込んでしまいました。話をしているうちに選手が制服に着替えて目の前を通りかかりました。自主的に練習終了(笑)。この手の事が多いので選手は自分達で判断します。個人面談に行くと言っておいたのでしばらく終わらないという判断だったのでしょう。正解ですね(笑)。

それが終わってから選手を酸素カプセルとマッサージに連れていき、戻ってきてから別の卒業生のDVD作成を少し手伝いました。その時点でかなりの睡魔に襲われていたので長時間つきあうことはできず。後日完成させておく約束をしました。とにかく最近はかなり眠いのでどうにもなりません。疲れています。

ひとまず身体に刺激を入れました。これからポイント練習に向けて準備をします。
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ブレない

2010-06-04 | 陸上競技
水曜日、朝の時点で練習計画をどのようにしようか考えていました。あれだけレースをこなしていますから疲れが残っている可能性はあります。しかし、いつまでものんびりしている暇はありません。次に向けてしっかりと身体作りをしてから練習を積んでいかない限りは勝負はできません。基本的に木曜日にウエイト、金曜日にスピード練習、土曜日はポイント練習にしようと当初考えていました。未知数の部分があるのでどこまで休む必要があるのか多少不安に感じていました。今までの流れのままいくのが一番だと思っていますが、やはり気になる部分があったので。

師事している方に電話で相談をしました。ここまできたら何をやっても同じだと言われました(笑)。狙った大会ですからこちらが神経質になる部分があります。そこまで考えなくても大丈夫なのですが、自分自身でも気づかないうちに神経質になっているのだと思います。客観的に指摘してもらえるというのは非常に大きいですね。いつも「冷静にやれ」と言われているのですが、なかなかできません(笑)。
ここまできたら「ブレない」ことが重要だと繰り返し言われました。私が神経質になりすぎて落ち着きを無くすと選手に間違いなく伝染します。特別なことをやらないと決めていた総体は私も全く慌てませんでしたから、選手も慌てませんでした。距離が近い分、指導者の一挙手一投足が選手に伝わるのだと思います。インターハイを狙ってずっとやって来ました。実施に可能性が高くなってくると欲が出ます。より高いレベルでやってやろうという欲が出てくると「自然体で臨む」という一番大切なことができなくなってしまいます。自分の実力以上のモノは出せないのにそこを狙ってやってしまうとこの2週間ちょっとで故障をしたり崩れたりしてしまうのかもしれません。電話をして良かったと強く思いますね。

これで決心がつきました。自分のやり方で自分の信じた道を進みます。特別なことをやろうとするのではなく自分自身がきちんと「これでいい」と思ったモノをやっていきます。不安に思う必要はないのです。選手は確実に力をつけています。普段通りの練習をきちんとやって故障無くスタート地点に立てばこの子達ならやってくれます。そこまでに冷静さを失い、なにをやっているのかわからないようなブレが生まれると意味が無くなります。どこかで私自身、「誰かに頼る」という部分があったのかもしれません。もちろん、頼るべきは頼りますし、アドバイスを受けることは悪いことではないと思っています。しかし、根本的な部分でブレると良いことはないのです。まだまだですね。

いつも思うのですが、こうやって支えていただけること、的確なアドバイスをいただけることに対して感謝しなければいけません。放っておいても問題ない者にきちんとしたアドバイスをしていただける。こういう指導者に囲まれながら育てていただくことに私自身感謝しなければいけません。選手がここまで来たのは選手自身の努力ですし、支えてくださる多くの方のおかげです。私の力は微々たるもの。それを忘れ自分が何とかできると思い上がらないようにしなければいけません。常に頭を冷やしながら取り組んでいきたいですね。

ブレません。真っ直ぐみて進みます。
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中国大会に向けて再スタート

2010-06-03 | 陸上競技
県総体が終わり、後は中国に向けてひたすらやっていきます。火曜日は基本的に練習は休み。しかし、もう一度選手自身に、チーム全体に考えさせる必要があります。そのためミーティングのみ実施。私は入らず選手だけでのミーティングにしました。これまで何度も私からは投げ掛けをしてきました。やるべき事は各自が分かっているはずです。全てを任せるというのは良くないと思いますが、ある程度は任せられるレベルまで来ています。

内容は日誌に各自が書いていただけです。直接は聞きませんでした。今のチーム状態でそこまで掘り下げて聞く必要はないと思っています。間違った方向に話が進む可能性は低いですから。共通して意識していくのは「全員で中国を戦う」ということです。中国大会に出ない者が「自分は関係ない」と思っていたら確実にチームは崩れます。チームとして同じ方向を向かなければ戦えないと思っています。

全員が一瞬一瞬を大切にしてやるべきことを全て全力でやる。そういう雰囲気があって初めてチームは前に進むと思います。学年は関係ありません。大会に出る出ないも関係ありません。チームとしてどうするかなのです。選手の言葉でそれがどこまで伝わるか。きちんと理解しなければチームとしては進まないのです。

1年生女子が「自分も400mを走る」と日誌に書くようになりました。どの程度刺激を受けたのかは分かりませんがチームの一員になってきた気がします。リレー中心にチームを作っています。見えない絆を大切にしていくことでチームは強くなっていくと考えています。切磋琢磨しながらチーム力を引き上げていく。それ以外に普通のチームが強くなる可能性はないと思っています。

水曜日、朝練は軽い散歩にしました。3日間フルに動き続けていますからやはり疲労があると考えました。あまり神経質になるのもどうかと思いましたが、あえて軽めにしました。そのままの流れで午後は軽く補強して身体を温めてそのままドリルを軽くやりました。約1時間程度にしました。1人が気功に行くというのでその時間に合わせて終了。軽く身体を動かす程度で2日間、疲労抜きに充てました。見えない疲れが確実にあると思います。休みすぎは良くありませんが適度に疲れを抜くというのも必要だと思いますね。

少しリフレッシュ期間を置いてもう一度、中国に向けて再スタートします。とはいってもそれほど時間があるわけではありません。しっかりと目標に向けて進んでいきたいですね。
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県総体~本当の勝負に向けて~

2010-06-02 | 陸上競技
今回の県総体、女子は総合優勝をしました。トラック種目に出場した者は7人、長距離0人でトラック優勝も果たしました。それぞれが今できる最大限の事を全力でやることができた結果だと思っています。出場した7人は全員が個人で中国の出場権を獲ました。7人のうち4人が6位。これまでのチームであれば7位で中国には進めなかったのではないかと感じています。選手の大きな成長を感じました。これまでは個人で戦えない者が集まってなんとか中国に進むというレベルですが、今回は力でつかんだ中国です。かなりの価値があると思っています。

総合優勝、ここだけを狙っていたわけではありません。マイルでの4分切りだけを考えていたわけでもありません。目の前にある大会でどこまで力を出せるかだけを意識してやってきました。「インターハイで戦う」「中国で勝負」という部分ももちろん考えてやっています。しかし、今目の前にあることに対して全力でやらなければ次はありません。まだまだ本当の勝負は先だという気持ちは持っていません。常に今が勝負ですから。だから疲れていてもきちんと勝負にこだわっていく必要がある。負けるためにやっているわけではありません。タイムはもちろん狙いますがもっともっと大切なのは勝負だと思っています。自分の力を出し切って勝ち上がるということがこの総体ではできたのではないかと感じました。

今回複数種目に出場しました。そのため他校の選手で涙を流した者もいたはずです。中国に行ける可能性があってもうちの選手が出たために7位になった選手もいます。勝負というのは残酷です。そこは誰もが感じたことがある部分だと思います。どれだけ真剣に取り組んできたとしても簡単には勝てない。中国を狙って努力をしてきても届かない選手もたくさんいるのです。その選手の分まで…というきれい事は必要ないと思っています。結局本人の代わりにはならないのですから。「この人だったら仕方ない」と思ってもらえるような取り組みをしていく以外はないはずです。だからもっともっと真剣に取り組みたい。それしかありません。参加者のほとんどが上の大会には進めません。1種目6人ずつです。多くの選手の「想い」を感じながら中国では戦っていかなければいけないと思います。応援してもらえるチームになる。これは選手たちの取り組む姿勢でしか示せません。

県総体を通過点だとは考えてはいません。非常に価値がある大会です。総合優勝をしましたが、そこで満足している選手はいません。逆に「やっとスタート地点に立てた」という気持ちがあるのではないかと思います。日誌等を見ると全員が次に向けて動き始めています。「心」が進めば様々な事が変わってきます。この1年間、県のチャンピオンを目指してやってきたわけではありません。県内では「追われる立場」だったかもしれませんが、中国では常に「追う立場」であり、挑戦者だという気持ちで選手と一緒に取り組んできました。決して余裕はありませんし、満足はしていません。今からが戦っていくために大切な時間になるのですから。

総体終了後、選手を集めてesaki先生から言葉がありました。「今回の総合優勝は歴史的なこと。これまで優勝した学校は数校しかない。よくがんばってくれた。しかし、今のままではインターハイには届かない。残された時間でワンランク上げなければ勝ち上がれない」という言葉でした。まさにその通りです。総合優勝できたのは選手たちの努力とチーム力だと思っています。が、それは終わった瞬間からもう過去のことです。そこにいつまでも酔いしれている暇はありません。目指す中国までは限られた時間しかありません。過去の栄光にすがって中国で戦えるわけではありません。戦うために1年間やってきたのです。昨年と同じ悔しさを味わうためにではありません。

個人種目でのインターハイも狙える位置にいます。そして、これまで関わり支えてくれた多くの人の「想い」と「夢」を背負った女子のマイル。普通のチームが他県の強豪校に挑む。そしてインターハイを勝ち取る。我々が道を拓くというつもりでいます。本当の戦いに向けていろいろとやることがあります。まずはしっかり身体を休め、「心」を磨く。そうやって目標に近づいていきたいと思います。

今回の総体、多くの方々に応援していただき、また支えていただきました。選手たちも大会に出場しなかったうちのチームメイト、他校の選手の応援や普段からお世話になっている先生方の一言一言が力になったと日誌に書いています。一番近くでサポートしてくださる保護者の方々のおかげで選手は自分たちの目標に向けて進むことができています。関わって頂けるすべての方に心から感謝します。そして、うちのチームがインターハイに届くようにもう一度力を貸していただければと思います。選手の日誌にも「感謝」という言葉が何度も綴られていました。自分たちだけでやっているわけではない。そのことを忘れずに前だけを見てやっていきます。応援よろしくお願いいたします。

インターハイに行きます。
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