kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

野球部と一緒に

2011-11-23 | 陸上競技
火曜日、朝からかなり寒くなっていました。寒さに極端に弱いのでかなり辛いですね。朝練は武道場でやることにしていたのですが、足が冷たくて泣きそうになりました(笑)。選手は身体を動かすので温まりますが、私は見ているだけなのでめちゃくちゃ寒い。なかなかこの現実はわかってもらえないんですよね。やっているものは汗をかいていますが私は震えている。かなりのギャップがあります。この時間はバランスボードを使ってのBOX補強。まだまだ軸が作れていないのでバランスを崩してしまいます。慣れもあると思いますが狙った負荷がかけられるようになっていかないと。先は長そうですね。

午後は身体作り。先日から依頼されていた野球部のレギュラー陣が練習に参加しました。普段の練習よりもキツイことを体験させたいとのこと。本当に良いのか(笑)。私としては全く問題はないですから快く引き受けました。たまにはいつもと違う事をしたほうがうちの選手にとっても刺激になります。普段は10名弱で練習をしてますが野球部が5人参加していたので少しにぎやかになりました。グループを分けて練習をしているのでそれに入れました。女子のグループに入る選手は少し恥ずかしそうでしたが、やっていくうちに女子のほうが基礎筋力が強いのではないかということに気が付いてショックを受けている部分がありました。基本的なトレーニングは必要だと思っています。球技だから技術系の練習だけをやればいいわけではない。プロ野球選手やメジャーリーグの選手のように筋肥大をかなりするようなレベルまでは必要ないと思いますが、自分の身体を動かすのは筋力ですからやはり地道に筋力を上げていくしかないと思います。特に体幹、軸づくりの辺りは間違いなく共通すると思います。

他の部の批判をするわけではありませんが、どのような練習が必要かは考えていかないといけないと思います。目先の技術にばかりとらわれて基礎体力の向上を怠ると絶対に勝負では勝てません。サッカーやバスケットなどは運動量が勝負を左右します。それなのにパスの練習やシュートの練習だけをやっても実践では使えないのではないかと思います。誤解がないように書いておきますが、技術的な練習が必要ないと言っているわけではありません。そのスポーツに必要な技術・技能は習得しなければゲームになりません。そのための練習時間を設定することは否定しません。選手はそういう練習は大好きです。動きがありますし、肉体的な負担というよりは小手先の技術で「上手」「下手」が判断されますから。リフティングがどれだけ上手にできても試合中に疲れて身体が動かなくたったらその技術は生かされません。基本は基礎体力だと思っています。サッカーなどでは1試合の走行距離が10キロ近くなる。それもダラダラ10キロ走るのではなく、ダッシュとジョグの繰り返し。インターバル的な練習が必要になるのです。その基礎体力があって初めて戦略も立てられますし、シュートの成功率云々が影響してくるのだと思います。

野球部の監督にお願いされて練習に参加してもらいました。この中で選手が何を感じるかだと思います。やはり、こういう基礎的なトレーニングは好きではないでしょう。だから足が速くても陸上ではなく野球をやる、サッカーをやるという部分があると思います。偏見かもしれませんが。本当に大切なのは自分の身体を動かす基礎筋力なのです。それを身に付けるためにはかなりの時間と努力を要する。たんに走る、投げるだけで基礎筋力が向上することは少ないと思います。その動作を支える部分にしっかりと目を向けてもらいたいと思いますね。

うちの選手はいつも通り。分からない部分を野球部の子に教えながら自分たちのペースでやっていました。初めて練習に参加する者がいると練習の効率はかなり落ちます。必要としない時間を使うのですから大きなメリットはありません。しかし、やろうとしている動きを説明するというのは自分自身の動きと意識の確認になります。自分がきちんと分かっていなければ説明はできないですからね。こういう機会に自分がきちんとした動きの理解、確認ができればと思います。武道場での中補強になったときには野球部がロープ登りに手間取っていたので女子は時間を持て余して倒立の練習を始めました。この冬の課題であるバランス能力、身体のコントロール能力の向上に自主的に取り組んでいました。見てみると女子で2人はその場の倒立がある程度できるようになっていました。目標は倒立で10m程度進むことです。重心を捉える感覚をyしなっていくことができれば可能になるのではないかと思っています。

思った以上に時間がかかりました。これもいい経験だったと思ってもらいたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人の気持ちを理解する

2011-11-22 | 陸上競技
土曜日の文化祭、ちょっと思うことがありました。実は、この文化祭で商業の生徒が中心となって東北大震災の復興支援をしようという話になっていました。福島の小学校が授業再開のために雑巾を必要としているというのをネットで調べて来ました。放射能汚染のために一度使った雑巾は処分しないといけないということでした。それを知って高校生にできることという意味で文化祭で雑巾を集めようと決めました。

本来なら学校全体で取り組むような内容だと思います。うちはそこまで出来ていないので、一部の女子生徒が中心となり取り組んでくれました。この子は他の人にお願いするのだからまずは自分がという想いで一人で100枚以上雑巾を作ってきました。かなりの時間を要したと思いますが準備をしてくれていました。また、ケーブルテレビやラジオに出演して取り組みをPRしてくれました。高校生のこういう気持ちは嬉しいですね。なかなかできることではありません。この姿に心打たれて生活部の生徒も空き時間に雑巾を縫ってくれました。本当にありがたいことです。人の心を動かす取り組みをするというのは本人が意識してやっているのではなく人間性が出てきての行動だと思います。誰かに認められようしてやっているわけではなく被災地の復興に何か自分にできることをしたいという気持ちからの行動です。私も協力できることをしてあげたいと感じていました。

文化祭当日、かなりの雨でした。なかなか雑巾を持って来てくれる人は少ないだろうといった感じがありました。途中様子を見に行ったら中心となってやっていた子の表情が曇っていました。どうしたのかと聞くと信じられない事が起きていました。当日雨だったので3年生の一部が無断で集めた雑巾を持ち出して足を拭いたり廊下を拭いたりしていたようです。わざわざ別の場所に置いていたにも関わらずです。準備室に置いてあったので知らずに使ったということはないと思います。知ってはいたがあるから使ったというレベルだと思います。雑巾たまから別にいいだろうという軽い気持ちだったのかもしれません。しかし、それを準備してきた子はどう感じたでしょうか?言葉に出来ない哀しさがあったはずです。元に戻してと声を振り絞って言ったようですがそれ以上は何も言えなかったようです。何故他人の気持ちを感じ取れないのか?信じられない気持ちでした。

やり切れない気持ちでした。私に何が出来るか?この子の気持ちを考えると哀しかったですね。何とか雑巾を集めるために協力をしてもらう人を増やそうと思い、クラスの生徒に投げ掛けました。事情を説明し、嫌な想いをしている子がいる、気持ちを汲んでやってもらいたい。1人1枚でも良いので。タオルだけでも問題はない。何か助けになる事をしてやってもらえないだろうか?多くの子が共感してくれたようです。自分は雑巾を縫えないのでタオルだけもって行くと言ってくれる子も複数いました。また卒業生にも頼んで集めてもらう事にしました。賛同を得て協力してもらえるといえのはありがたいことです。

一人でも多く他人の気持ちが分かる生徒を育てたい。そう思ってやってきました。分からない子がいるのも事実です。それでも話をして感じとってくれる子もいるのです。ここを大切していきたいと思います。言っている意味がわかってくれるというだけで嬉しい。困っている人がいたら手を差し伸べることが出来る人間なって欲しい。当たり前のことが当たり前だとわかってくれる生徒を育てていかないといけないと思います。簡単なことですがなかなかわかってもらえないことなのかもしれません。周りに感じ取ってくれる子がいてくれる。救われた気がします。本当に難しいですね。育てることについて考えていかなければならないと改めて感じた日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午前中練習

2011-11-21 | 陸上競技
月曜日、この日は土曜日の代休で休みとなっていました。ここ数日間天気が悪かったですが、昨日からは持ち直してきました。が、風がかなり冷たくなってきた感じがあります。季節は冬です。秋を感じることはほとんどなかった気がしますね。夏からいきなり冬になった感じです。こないだまでは半袖で練習が出来ていた気がしますが、もう長袖だけでは過ごせないような気候です。最初から寒いだろうと予測はしていたのでアンダーアーマーを着用していましたが、残念ながら夏用だったため考えている以上に寒い。実はかなり効果があったことが判明。夏はアンダーアーマーの夏用を身につけておけば間違いなく涼しく過ごせます。見た感じは全く同じですが体温保持は全然違いますね。

練習はサーキットから。サーキット再開して約2週間、かなり慣れてきたとは思います。冬季は今までより5秒伸ばしています。基本的に身体作りは自分のためです。時間が長くなると意識があやふやになります。ここをどう捉えてやっていくかで全てが変わってきます。もうしばらくかかると思いますが時間をかけて取り組んでいきたいと思います。

その後は縄跳びと一歩ハードル。私はこの時に検定の事務処理があったのでしばらく離れました。戻って来た時には一歩ハードルまで進んでいました。ここでふとiPhone4Sはカメラ機能が充実しているといった記憶がありました。全く使っていませんでしたがせっかくなので動画を撮影してみることに。見てみるとむちゃくちゃ綺麗に撮影が出来ました。普段はあまりビデオを練習に利用することはありません。たまたまiPhoneを持っていたので撮影しましたが、今後は即時的なフィードバックを与えるために活用してみようと思います。選手が目で見て分かるかどうかは分かりませんが、自分のイメージと実際の動きのギャップを埋めていくには意味があるかもしれません。もちろん、大切なのは選手自身の感覚です。動きだけを追っても身には付かないと思います。映像を見せる前に本人の動きを確認してからやっていきたいと思いますね。

その後はスタートの確認。かなり風が強く肌寒さがありました。なかなか思うようには走れないかなといった感じでした。今までが暖か過ぎたのだと思いますね。ここもiPhoneを利用して動きの確認。かなり綺麗に写ります。まだまだ機能を使いこなせていない感じがありますが、アプリなどを利用しながら、もっと上手く活用できるようになりたいですね。しかし、こればかりに頼りたくはない、頼ってはいけないと考えています。あくまで指導者としては自分の目で見ないと分からないコトがある。機器を使うコトにハマりすぎないようにしていきたいですね。

いつもの月曜日メニューですからタイヤ引きを中心にやっていきました。短い距離から始めて長い距離へ。最後にショート。これを繰り返しやっていきました。特に距離を伸ばした時の後半部分に課題をおきました。意味も分からず走るだけになると悪い動きが強調されてしまい、逆効果になってしまう部分があります。正しい動きを身につけていくためにタイヤをやっていますが、より効果を高めるためにはしっかりと意識を持たせていきたいですね。その後スキップとランジ。あえて最後にきつめの内容を持って来ました。周りで声をかけながらやっていくことで越えていけるはずですから。

午後は勉強会。期末考査が近いですから勉強をさせないといけません。時間がないのではなく、作らないといけませんから。全てはつながっていますから、勉強も全力で取り組んでもらいたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休息

2011-11-21 | 陸上競技
日曜日、この日は完全に休みにしました。工業系の生徒は検定があるという事なので練習はできそうにありませんでした。無理をしてやるよりは少しは休まないといけないかなという感じでしょうか。水曜日以降走る練習ができていませんからやろうかどうか迷う部分もありましたが割り切ることにしました。私も久々の休息。娘は朝早くからミニバスの試合へ。6時前には出て行ったようです。私は前日の疲労と飲み過ぎでしばらくダウンしていました。たまには許されるのではないかなと(笑)。

この日は念願であった携帯の機種変更をしました。数日前に携帯ショップに届いたということでしたがそれどころではありせんでした。文化祭が終わって精神的に余裕かできたので取りに行くことにしました。2年前に携帯を替えようと思っていた時にiPhoneが販売されました。スマートフォンは他には出ていませんでしたから時代の最先端に向かおうとしましたが、大人気のため2ヶ月待ちと言われたので我慢出来ない私は諦めて別の携帯へ。当時はSoftBank携帯を使っている人はほとんどいませんでした。クラスの生徒はSoftBankをかなりバカにしていました。部活の選手も全くSoftBankを持っていませんでした。ほとんどはdocomo。しかし、この春くらいから卒業生がiPhoneに替えたとかなりの人数が連絡をしてきました。あれだけバカにしていたのに(笑)。まー仕方ないですね。私も2年たちやっと機種変更ができるようになったので変更することに。24ヶ月変更出来ないというのは待ち疲れますね。

iPhoneに変えることが出来たのは良いのですが全く使い方が分かりません。考えられないくらい今までと違います。メール一つ打つのにかなりの時間を要します。慣れれば早くなるのかもしれませんがかなりの時間を必要とする気がしますね。Facebookをやっているのですがこれはスマートフォンの方が断然使いやすい。無料のアプリをダウンロードして活用しています。まだまだ慣れませんか上手く使えるようになればかなり効率が上がるのではないかと感じています。今までblog更新もほとんど携帯からやっていましたが今はスマートフォンに慣れるまでは長い文書を打つのが苦痛かもしれないですね。携帯でのメールを打つ速さには自信がありましたがスマートフォンでは半分以下のスピードです。打つのに一生懸命で内容がきちんとしているか怪しいですね。

新しい何かを手に入れたら幸せな気持ちになります。傷がつかないように細心の注意を払っていきます。いつもすぐに落としてしまって悲しい気持ちになってしまったので(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化祭2日目

2011-11-20 | 陸上競技
土曜日、文化祭2日目でした。この日も朝から激しい雨。文化祭で雨が降るというのは今までありませんでした。この中で模擬店での販売をするのは非常に難しくなります。それでもやっていかないといけないことには変わりありません。こういう状況で出来ることをしっかりやりたいと思います。

この日は7時前後に集合してバルーンアートを完成させようという話になっていました。電車通学の子たちもいますからなかなか難しい話になります。それでもやらないと終わりません。皆で協力してやっていこうと。6時過ぎに家を出てセブンイレブンに寄りました。風船で教室を埋め尽くすためには風船が足りません。かなりの量の風船が必要となります。全員に近所のコンビニで風船を購入してくるように頼みました。私も買っていくためにセブンによって買い物をすると700円以上購入したためくじ引きができることになりました。以前からこのくじ引きは運良く当たります。この日も1リットルのコーラが当たりました。常に不運かと思っていたらそうでもないようです。しかし、お店の人がコーラを探し始めました。え?って感じです。なぜか良くわからないが私が当たった商品だけはお店に無い。奇跡的な確率です。向こうも慌てて探していましたが結局無い。10分近く待たされました。「どうしましょうか?」と言われましたがこちらが「どうしましょうか?」です(笑)。また別の機会にと言って店を後にしました。それどころではありませんから・・・。

学校到着直後からひたすら一人でマジックバルーンを膨らませていました。作品を作るのは生徒のほうがいいですからね。私にできることは地味な作業です。かなりの本数を作りました。生徒がどんどん増えてきて7時半くらいにはほとんどの生徒が来ていました。ほとんどのクラスでは人が集まっていません。こういう時間が大切だと思います。購入してきた丸い風船をひたすら膨らませる者、マジックバルーンで色々なモノを作る者、教室全体を飾りつける者、9時から一般公開ですからそれまでの時間にしっかりと準備しておかないといけません。調理の準備をする者もいましたから全員で取り組めたと思います。途中、3年生の総合実践の商品の運搬のために出かけました。生徒に任せています。戻ってきたときには9割完成していました。

 


こんな感じです。かなりの良いモノができたと思います。多くの生徒が写真を撮っていました。これだけ一生懸命に取り組めたことが一つの形になったと思います。他のクラスの展示がどのような状態だったかは分りませんが、この子たちの取り組みは本物だったと自負しています。なかなか良い写真になっているでしょう??

一般公開の時間中、ずっと模擬店で働いていました。火を使いますから生徒だけに任せるわけにはいきません。今年はフライドポテト。副担任が家庭科の先生ですから下準備はほとんどお任せしました。私はポテトの油を取る係。卒業生が何人も来てくれて挨拶をしてくれるのですが、少し話に行くと生徒から「先生早くやって!!」と急かされるのでほとんど話ができず。初めて担任をした生徒たちもfacebookを見て来てくれました。それも子供連れで。いやー嬉しいですね。立派なお母さんになっていました。こういう機会は大切にしていきたいですね。

全体的には微妙な空気がありましたが、うちのクラスは非常に盛り上がれました。クラス展示の部は優勝。エネルギーをかなり使っていますから。この発表ももう少し工夫してくれるともっと喜べたのですが。「やるだけ」ならやらなくていい。クラスで発表するだけでも生徒たちは喜んでくれると思いますから。片づけをする前に全体で集まってクラス内で写真を撮りました。本当に良い表情をしていました。この瞬間のために皆でやってきたと思っています。喜びを感じるためにはそれに見合うだけの努力が必要になるのです。何もしないで喜ぶというのは不可能です。皆で準備をしてきたから写真を撮って喜び合える。大事なことです。

あとは片づけ。準備にもかなり時間がかかりましたが片付けも大変。風船をみんなで足で踏んで割っていきました。学内で風船が割れる音が鳴り響きました。花火が鳴っているような感じです。他のクラスの生徒が見に来ていました。

最後に全体に色々と話をしました。「文化祭どうだった?」と聞くと「楽しかった」と笑顔で答えてくれました。一生懸命にやるからそう答えることができる。この子たちが心の中でどう感じているのかは分りません。本当に良い表情をしていたのでこちらの伝えたかったことが分ってもらえたのではないかと思います。どうせやるなら一生懸命にやらないと面白くない。周りがどうであれ自分たちが一生懸命やることが大事。来年の文化祭はもっともっと色々とやりたい。担任ができるかどうか分りませんが、一緒に盛り上げていきたい。目の前の生徒が喜んで取り組める、人の気持ちが分るようになるというのは私の役目だと思っています。本当に盛り上がれたと思います。これからもやっていきたいですね。クラスとしては本当に良い文化祭になったと思います。涙を流すところまではいきませんでしたが、来年はそこまで気持ちを盛り上げていけるくらいチャレンジしていきたいと思います。

練習は通常通り実施。練習前に学内の掃除・ゴミ拾いをするように指示しました。本来なら我々の仕事ではありません。生徒会の仕事です。そこまで気が回りませんからうちの選手にやらせました。学内での取り組みはこういうところに出てきます。雨でグランドが使えないので身体づくりメニューとしました。練習終了は7時過ぎ。このあと少しだけ話をしました。文化祭週間であっても練習をする。うちのクラスを例に挙げて話をしました。クラスの生徒は1日のために数日間の準備をする。前日に遅くまで残ってやる。この度合いです。他のクラスはそこまでの情熱をかけることができていません。だから放課後に準備することはほとんどない。残っていたとしても雰囲気で遊んでいるだけ。それなら練習をするほうが絶対に意味がある。これから半年間、県総体3日間、中国大会3日間を勝ちあがるためにやっていく。実際に走る時間はたった数十秒。そこで何かを得るためには準備をしっかりとやっていかないといけないのです。その価値が分るかどうか。しっかりと準備をするからこそ試合で戦う意味があるのです。理解してもらいたいですね。

その後思うことがあってクラスの生徒にメールをしました。私の気持ちを感じ取って、ある生徒の気持ちをくみ取って協力をしてくれるということになりました。これに関してはまた別に書こうと思います。良い気持ちがする話ではないので・・・。

かなりエネルギーを使いましたが、子どもたちの顔を見るとそれだけで救われます。子供たちの取り組みに感謝。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化祭1日目

2011-11-20 | 陸上競技
金曜日、文化祭1日目。朝からかなりの雨でした。朝練は実施。ドリル等をやるように指示をしました。私はバタバタしていたので見に行くことはできませんでしたが・・・。

SHR時にクラスの生徒には話をしました。前日のことを聞いていたので何かトラブルになる前に止めておかなければいけないと思ったからです。前の記事にも書きましたが木曜日の準備終了後、他の学年の女子生徒から「2年生の展示はしょぼい」と言われたようです。言った本人は2年生がいると思わずに言ったようですが、それを聞いていたクラスの生徒が激切れして叫んでいたという話を聞きました。こういう状態で文化祭に入ると間違いなくトラブルになります。こういう話はクラスの全員に伝わり、言った子を探し始め挙句の果てには言い合いになったりする可能性がある。せっかくの一致団結がこういう負の部分に出てしまったら面白くありませんから。「言いたい者には言わせておけばいい。うちのクラスの準備はこれから。他のクラスとは違う。これで言った者を見つけて文句を言ったら同じレベルになる。自分たちのやらないといけないことをきちんとやろう」と。また、これも他の生徒が言っていたのですがある教員に「中途半端なモノになるのだから大賞になることはない」と言われて悔しかったとのこと。当たり前ですね。まだ何もやっていないのに何故そのような言い方をするのか?私も大人ですからブチ切れはしませんが、通常ならあり得ない発言です。「悔しかったら見返してやれ」とだけ言いました。周りからあれこれ言われても自分たちがきちんとやればそれで十分。

午前中は作成したCMを流す。これもクラス全員が協力してできました。1・2年生は1分、3年生は3~5分。これで単純に比較して大賞を決めるというのは全くのナンセンスですね。基準が違います。「いままでやっていたから」という流れだけでやる。本当に工夫が足りません。まー言っても仕方ないことですが・・・。せっかくの発表の場であれば実際にステージ上で何かをやるというスタンスでやっていくほうがいいと思っています。吹奏楽の演奏も1時間程度。これは生徒がずっと準備してきたものですから当然やってもらいと思います。思うことはたくさんありますが、一部の生徒のための文化祭ではないと強く思っています。教育的な視点が違うので・・・。

午後は落語家が来ての話。これも教育講演会です。3時過ぎに終了。これからの準備です。普段よりも3時間以上時間が遅れます。めちゃくちゃ頑張ってやっていきました。前にも書きましたが風船を使った教室展示ですから前日が勝負です。あまり早く作ることはできません。限られた時間を使ってやっていくしかありません。ほとんどのクラスは教育講演会が終わったい時点で解散。展示は前日の2時間で終わっていたようです。うーん、こういう機会を利用しない手はないと思うのですが。これも価値観ですし、私が他人のことをどうこういう資格はありません。かなり頑張ってやっているところもありました。もう少し全体で盛り上がる雰囲気ができれば全く違うモノになると思うのですが・・・。

クラスはメインとなるクリスマスツリーの制作、それを飾るサンタクロースと雪だるまの制作、風船の中にお菓子を入れる、教室内を飾り付けするためのリースや星の作成と多くのグループに分かれて作業をしていきました。この時点で翌日の模擬店のフライドポテトも実際に油を使って揚げてみないといけません。それぞれが自分の仕事を見つけてやっていきました。本当に生き生きしていたと思います。風船ですから100%上手くいくわけではありません。空気が少しでも多ければ風船は割れます。マジックバルーンといって細長い風船を使って加工するとかなりの頻度で風船が割れます。教室内にパンパンという音が鳴り響きました。作業をするときにはクラスで作ったパーカーを着てやりました。42人(担任・副担任を含む)で作成したものです。全員で同じことをしているという一体感が芽生えると思って作成しました。雰囲気は非常に良かったですね。もちろん、生徒は途中途中で帰っていきます。しかし、「本当にごめんね」とみんなに行って帰る。こういう姿に心が温まります。

皆で何かをやると普段は見えない姿を見ることができます。普段は少し冷めている感じがあっても、実は一生懸命な部分があったこういう行事では本気で手伝ってくれる。リーダーシップを発揮しながら周りに指示を出す。黙々とやる子もいれば周りとコミュニケーションをとりながらやっていく子もいる。一生懸命にやるからこそクラス内の気持ちが一つになってくるのだと思います。中途半端にやると意味がなくなります。一生懸命だから見えてくるものがある。最初は「全然手伝ってくれない」と不満が出ていましたが、こうやってみんなが協力すると本当に良いものができます。いつの間にか「展示の部で大賞をとりたい」という言葉が出てくるようになってきました。来てもらうお客さんに喜んでもらうためにも風船の中にお菓子を入れてプレゼントしようという意見も出てきました。実際にやっているから出てくる言葉です。
翌日の天気予報は雨。そのため教室内に入るときに困ることが出てきます。うちは外廊下なので雨にぬれた靴で教室内に入ると教室が汚れてしまいます。風船で良い雰囲気が作れても足場が汚れていたらなんとなくイメージが悪い。そう思い通路を作ろうと私が言い出しました。それに生徒も賛同してくれて急きょ、通路を作ってその間を歩いてもらうことに。ダンボールで通路を作りその周りを風船で枠を作る。大変な作業でしたがかなり頑張ってくれました。
教室展示は8時半くらいまでかかりましたがまだ未完成。これ以上遅くなるのは・・・と思ったので翌日早く来て最後の仕上げをすることに。この時点でかなりの一体感が出ていました。この時点での写真を載せておきます。

      

練習はこの日も他のクラスは早い段階で終わっていたのでサーキットをやってあとはドリル。走ることはできませんから出来ることをしっかりとやっておこうということにしました。私はクラスのほうがあったのでそちらにいました。選手は自分たちでやるようにしました。こういう書き方をすると「選手は文化祭に参加させない」「自分だけはやる」と思われるかもしれません。そういう見方もあると思います。しかし、選手がクラスで本気でやらないといけないことがあるのであれば参加させても良いと思っています。もちろん、別の時間に練習はさせますが。今の状況であれば間違いなく練習をするほうがこの子たちのためになる。そう判断しています。クラスは一応担任がいなければ進みません。部活動だけやればいいというのであれば担任をしていないと思います。部活動も教育の場ですが、クラス担任としての責任を果たすのは当然です。クラスの生徒に一生懸命頑張る場面を設定してあげること。これが私の役目です。これが不平等だと言われたら価値観が違うので説明はできません。部活の選手もクラスの生徒も私にとっては本当に大切な存在です。blogに書いてきた内容を理解してもらえる人には分ってもらえる部分だと思っています。

生徒はかなりやってくれています。本当に嬉しいですね。また書きます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化祭前日

2011-11-20 | 陸上競技
木曜日、文化祭前日でした。この日は午後から文化祭の準備。実は午後からクラスの数人が弓道の中国大会のため近くの総合スポーツセンターへ行かなければいけません。全体で色々とできる時間が確保することは難しい。せっかくの文化祭、クラスの気持ちが1つになるチャンスです。イベント事というのは大切にしないといけないと考えています。たんに「文化祭をやった」という事実が大事なのではなくてそのためにどれだけ準備をして時間を共有できたか。共有する時間が短いのであれば中身の濃い時間を使うことができるか。この意味が分らなければ学校行事の持つ本当の価値が半減してしまいます。

そこで1時間目の私の授業を文化祭の準備をしました。授業時間確保という部分からすると大きく離れてしまいますが、もっともっと大事なことがあると思っています。うちのクラスはバルーンアートをすると決めています。基本的には生徒主体でやります。私が主となってやっていくと面白くないので。道具の準備などは私がやりますが、風船を使っての作品の作成は生徒がやります。あまり早い段階から準備はできません。それまではきちんと目標とするものが作れるかどうかの練習期間となります。1時間目を使ってダンボールで看板を作成したり、細かい作業をひたすらやっていました。終了後、弓道部の子が「これをみんなに渡してほしい」と人数分のお菓子を持ってきてくれました。自分が参加できないからからみんなに頑張って欲しいという気持ちで保護者に作成してもらったようです。嬉しいですね。

午後からは準備と買い出し。教室の飾り付けや机の運び出し。かなり多くのことをやらないといけません。ある程度のことができていました。放課後は日曜日に検定があったりするので部活に行って勉強する子が複数いました。ここに関しては全く問題ないと持っています。自分たちの本当にやらないといけないことを最優先する必要があります。出来るときにしっかりやってくれたらいい。残った子たちが「もう自分たちで先に作っていいか?」と聞いてきました。本当に完成するかどうか不安もあったでしょうし、早く取りかかりたいという気持ちが大きかったのだと思います。しかし、私は「ダメ」と伝えました。残って出来るのであれば他の者が参加した時にスムーズに作業ができるように下準備をして欲しいと。特定の者だけで作成すると他の者が参加できなくなります。これではクラス内で溝ができる。残ってやってくれる子は前向きの取り組むことが出来る子ばかりでしたから、話を理解してくれたと思います。この時点で他のクラスはほとんど準備が終わっています。うちのクラスだけ・・・という気持ちが焦りを呼ぶのだと思います。あまり早く作ってしまうと風船がしぼんでしまう危険性がります。うちは集中して作ればいいと。前日だけの準備ではなく、1週間以上前から風船を使って練習を続けてきました。ある程度の短時間でモノは作れるはずです。

この時点ではサンタクロースが1~2体、雪だるまが10体くらいの完成度でした。他から比べると間違いなく遅れています。まー教室の飾りつけができる部分はやっていましたが、目標に比べるとまだ1割くらいでしたから(笑)。私がいない時に他の学年の生徒に「しょぼい」と言われてようでクラスの生徒がブチ切れていたと聞きました。一生懸命やっている生徒に対して本当に失礼な話だと思います。まだ何もできていないところを見て何を言うのかと思いますね。他の教員からその話を聞いたので本人たちを落ち着かせることはできませんでした。もう生徒が帰っていましたから・・・。一生懸命やろうとしている人間を非難する資格があるのか?大きな疑問です。

練習は通常通り。他のクラスの準備は本当に簡単に終わります。ほとんどの生徒が残ってやるという感じにはなりません。選手は全員参加していました。メニューはいつ戻りの身体づくりメニュー。次第に慣れてきてかなり練習がスムーズにできるようになってきました。外補強を終えて武道場の中に入ったのは6時。そこから中補強をやって6時半。今までよりも30分早く終わるようになっていました。そこでもう少し種目を増やすことに。ある程度出来るようになってくると自分たちに必要な練習負荷を増やすことができる。「早く終わったのだから早く帰りたい」というレベルの考え方では絶対に強くはなりません。プラスアルファの練習ができるようにならないとだめですね。7時前には終了。かなりスムーズにできるようになりました。周りの雰囲気に流されずしっかりと出来るようになってきたのかなと思います。

これからが色々と時間との戦いとなりました。また書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんとなく

2011-11-18 | 陸上競技
文化祭の準備が始まっています。以前生徒会の担当を3~4年くらいやったことがあります。ものすごいエネルギーを使いますが本当に楽しい時間でした。こちらが本気でやれば生徒も自然と本気になる。商業の時は人数がそれほど多くなかったのもあるかもしれませんが、全体で1つのことをやっているという感覚がすごくありました。生徒会が中心となって新しいことを考える。そして手伝ってくれる3年生を集めて役割を分担する。皆が協力するから本当に盛り上がる。前の年と同じことをやるというのは大嫌いです。オリジナリティがないことをやっても生徒は考えません。去年と同じでいいやってなるとエネルギーを使うことをしなくなります。毎年毎年すごいエネルギーを使って「文化祭」の中にストーリーを作りだしそのテーマに沿って全員が動くというものでした。BINGOもやりましたし、農協の協力を得て野菜の販売もしました。屋外ステージを作りそこでイベントをやったり、ファッションショーで多くの人を集めました。本当に盛り上がった時期でした。


イベントは生徒が大きく成長するチャンスだと思っています。適当にやっているだけでは絶対に何も生まれません。だからこそ必死になって全員でやっていく必要がある。自分は関係ないと思っている人間がいればそこで盛り上がりはなくなります。何か一つのことを全員で屋ているという感覚が一体感を生み持っている力を引き出すのです。今は学校全体を動かす立場にはありません。これに関しては控えます。なんとなく・・・です。察してください。

ここ数日間、かなり思うことがあります。だから、自分のクラスはめちゃくちゃ盛り上げていきたいと考えています。本気で話をします。それを感じ取ってくれる生徒が多いので雰囲気が変わってきています。「生徒主体」というのは大事です。私もそれを意識しています。しかし、頑張り方が分からなかったり何をしていいのかわからないというのは間違いなくあります。ある程度は担任が引っ張って載せていく必要があると考えています。子供たちと一緒にやっていくことも必要になってくると思います。それが子供と同じ目線、考え方ではダメ。ある程度の予測を持ってやっていかなければいけないのです。

イベントを通じてどのような力が身に付くかはわかりません。人それぞれです。だからこそ「頑張る経験」「1つのことをみんなでやる経験」をさせてあげたい。それがなければ意味がなくなってしまう。言葉を選んで書いています。思うことは全て書けない。何をするための文化祭なのか、しっかりと考えていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徐々に負荷を増やす

2011-11-17 | 陸上競技
水曜日、いつも通りサーキットから始めて終了後少し話をしました。日誌のことについてです。簡単なことをやろうといっているだけなのですがそれをきちんとやらない。これで本当にやっている意味があるのか?互いの信頼関係を築いていくためには約束事を守っていく事が大切です。口で言うだけなら誰でもできる。これがきちんと行動に移せないというのはまだまだ本当に目指しているものがあるとは思えませんね。かなりきつい話をしましたがこれがどれだけ分かるかですね。

練習は先週と同じ流れで。一歩ハードル、2歩ハードルをやったあとにピッチアップドリル。今課題にしている部分の練習です。私はクラスに指示を出してから練習に行きました。調度ピッチアップドリルの時に練習に参加できました。練習を始めて1週間半、何となくやろうとしていることが分かってもらえたのかなという感じですね。走れなかった時期を乗り越えつつある女子エース、久々に良い動きをしていました。夏の練習が全くといっていいほど出来ていませんからから走れないのは当然です。これからが本当の練習になるだろうなという感じですね。

この日もバトン走をやってから走練習へ。水曜日、土曜日と走ってきての練習です。時間の関係で土曜日よりも1セット減らしましたがそれ以外の本数は全て同じにしました。前回との比較が自分の中でしやすいでしょうから。これまでは3セット同じメニューでやっていって少しずつ走れるようになっているのが実感できるような形にしていました。今年は少し変えているので様々な形で走れるようになっていることを感じてもらえたらと思っています。

短短と短長に分けてやっていますが女子の短短は男子の短短とは変えて少し多目に設定しました。力を使いきれない部分があるので女子はあえて変えています。かなり負荷は高いと思います。それでも越えなければいけない壁があると思っています。最後まで気を抜かせないようにしっかりと走らせました。

練習に慣れてきたのもあって予定していた時間よりもかなり早めに終わりました。先週よりも量的なものは増えているのですが効率が良くなってきている感じがあります。そのため補助的な練習が導入できました。走る練習がメインですがこういう負荷を疎かにはできません。スキップ走と大股歩行をやりました。昨年は途中から時間がかかりすぎて省略されてしまいましたが必要な練習だと思いますね。

こうやって自分と向き合うような練習は大切です。特にこの日は練習開始前に目標についての話をしています。「怒られたからダメだ」と後ろ向きの練習をしているようでは絶対に強くはなれません。当然の話です。そういう声かけをしながら見ていました。

7時には練習終了。かなり計画通り出来るようになってきました。時間を短縮していけるような取り組みをしていきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日誌と日記

2011-11-17 | 陸上競技
水曜日、時間を作り日誌にコメントを書きました。陸上部の顧問になってからずっと日誌にはコメントを書いてきました。時には選手の日誌よりも書く量が多いくらいのコメントもありました。日誌は使いようによっては本当に成長する大きな材料になります。逆に書くだけの日誌では意味がありません。自己満足というか「書け」と言われているから書くというだけの話です。これが自分のために書く日誌になれば非常に効果があります。

うちの運動部ではかなりの部活で日誌を提出します。しかし、この日誌にどれだけの意味があるかはいつも疑問に思います。うちも同じですが。なぜなら「書くだけ」の日誌になっているからです。人によってはその日の朝、練習に来て部室でとりあえず書くという者もいます。これほど無意味なものはありません。それも殴り書き。まーこういう選手はどれだけ話をしても入らないですね。相関関係はかなりあると思います。日誌を「書かされている」という気持ちがあるから、練習も「やらされている」と感じるし注意を受けたら「自分は悪くない」と責任転嫁する。よくあるパターンの話です。

日誌が日記になるパターンも良くありません。その日にあった出来事をただひたすら書く。やった練習を時系列に書くだけ。こんな練習をした、こんなことをやったと書くだけ。きついけど意識して取り組んだ。これは全くとは言いませんが日誌の効果は低いですね。特に自分の行動を振り返るのではなく「やったことを書く」という部分で満足をしてしまっているからです。行動の振り返りがありません。自分のためにプラスにならない日誌であれば本当に書く意味はありません。練習の質と日誌の内容は比例します。本当に強くなろうという気持ちがあれば日誌にきちんと現れてきます。自分自身が強くなるためにそれを用いるのです。どれだけ言っても本当の意味が分からない選手はいます。本当にもったいないですね。

ミーティングを続けてきて日誌には「目標」をきちんと書くように指示をしました。まー当たり前の話ですね。しかし、まだ日誌がきちんと書けない者がいます。「日誌に毎日目標を書く」という簡単な約束事です。口でどれだけ「強くなりたい」と言ってもそれに行動が伴わない限りは実現する可能性は低い。当然の話です。また、「目標を書くだけ」になっている者もいます。「書けばいい」と思っているのです。目標を書く時に「どうすれば目標を達成できるか」を考えながら書く。そうやって自分自身が目標を達成したイメージを持つのです。それが目標の実現に近づく。この日の日誌にを見てみると前日と目標タイムが変わっていた者が2人いました。1人は前日の日誌に私が目標値を書きました。そこまで届くであろうという感じがあるからです。そのコメントに合わせて目標が変わっていました。きちんとイメージして書いているのです。しかし、もう一人は「書くだけ」になっていました。前日までのタイムと比べて大きくタイムが変わっています。間違いなく書き間違いです。書き間違いは誰にでもある。しかし、本当に目標をイメージして書くのであればあり得ない話だと思います。400mのタイムで2秒変わっていました。本当にその記録を目標に掲げたのかもしれません。どう考えても不自然な記録の設定です。考えないといけないと思いますね。

日誌は自分の「心」の動きを示すもの。そう考えて指導しています。書けばいいという感じであればこれには意味がありません。日誌の中身の指導というのはどれだけ必要なのか、必要性を感じているのかは指導者によって違うと思います。私はかなり重視しています。強くなってくるに従って日誌の中身が大きく変わってくる選手はたくさんいます。逆に日誌の中身が変わらないといつまでたっても同じ。誰のための日誌なのかを考えないといけないですね。

目標を掲げるのであればそれに見合った努力が必要になる。当然の話です。それを怠って目標達成はできません。やると言ったからには必ずやる。それしかないと思います。自分言葉には責任を持つ。日誌で少しのこととはいえこれを許していたら今後大きなことも許してしまうことになります。小さなことをしっかりと指導していく。伝わりづらいかもしれませんが時間をかけてやっていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする