kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

テスト前最後の練習

2017-11-17 | 陸上競技
木曜日。実はこの日は2学期末考査前の最後の練習でした。テスト期間中も1時間程度はやりますが全体でしっかりと練習ができるのはこの日が最後。西日本カーニバルが終わってからの2週間、冬季練習の導入期間として「この冬にやりたいこと」を試しながらやることテーマでした。残念ながら学校行事が入ってしまい練習時間が2時間強しかとれない。予定としてはしっかりとやりたかったのですができません。どうにもできないですね。

練習自体はウエイトサーキットから。ベンチプレスに関しては少しだけ重なりました。とはいえ女子はまだ25キロくらい。弱いですね。これが40キロくらいまでいくと面白くなるのですが。今の形では筋肥大を促す練習形態ではありません。その中でどれだけ筋力強化が図れるか。これまでとは少し違ったパターンです。近畿の高校の練習を見学させていただいて道具を使ったとれーんんぐが比較的少ないなと感じていました。それでも十分対応できるのだと。色々と考えた結果、本格的なウエイトではないですが基礎的な部分で補強としてベンチプレスとスクワットを取り入れることに。冬季明けまでにどれだけ成果が出せるかだと思います。

40~45分程度ウエイトサーキットにかかってそこから走練習。他の部活動にお願いしてグランドを一時的に使わせてもらうことにしていました。距離を走る練習ができていないので。とはいっても120m程度。最大距離で140mくらいは取れたでしょうか。その前段階でウインドスプリントを行ってスイッチング、スイッチングランを。本当はもっと「走るための準備」をするのほうが良いのかもしれません。これまでのスタイルであれば動きを順序立てて行っていき最後に長めの距離を走るという感じでした。よくある練習パターン。

が、時間がないので120mを走るまでに細かい動きの準備をすることはできませんでした。できないから走らないというのは違うなと。どのような状況であってもその時その時のベストの走りができるようにしなければいけません。あえて強行しました。本当はウインドスプリントの後にいきなり走ろうと思っていたのですが他の部の練習の流れの関係で少し余裕があったのでスイッチング系だけ実施。120m-120m-60m、120m-90m-60mを実施。他校から考えたら「全く走ってないじゃないか?!」と言われるかもしれません。私は1セット目の途中から別件の対応があったのでそちらへ。戻ってきたのは18時半くらいでした。

その間にスプリント練習は終わっていてプレート補強を実施していました。普段は小グループに分かれて実施しているのですが全体でやっていました。理由は分かりません。本当はこの練習くらいまではもっと早く終わってくれたらよかったのですが。贅沢な話です。チューブ走とマーク走を練習に入れておきたかったのですが時間の関係で省略。プレート補強の後にすぐにスパイクを履いてタイヤ走。これを2セット行ってからスキップ走と60mを。

見ていると少しずつ確実に走りに変化が生まれているなと感じました。毎日グランドで見ているから分かる部分かもしれません。まーなかなかグランドに立てない日もあるのですが。以前のようにべったり付いていなくてもそれぞれが目標をもって練習に取り組んでくれている感じがあります。そうであれば自然に動きの変化も生まれる。今回は「自然に動きが身につく」という部分を掲げてやっています。練習の中に「重心の移動」を生み出すためにあれこれ入れています。すごく意識しなくても何となく感じることができる。そういう部分も大切なんだと思います。

正解がどこにあるのかは分かりません。それでもやっていく中で感じ取るしかない。これまではどちらかというと「考えて練習しなさい」という部分が多かった。自主的にやりなさいというのではなく「走る中でしっかりと意識してやる」という部分を重視していました。この冬は「意識しなくても自然に動きが身につく」というのが理想です。さらに意識したらもっとよくなるという感覚。

「変化」をどうやって生み出すかをしっかりと考えていきたいなと思います。全体には「これからの時間の使い方」について話をしました。2週間の練習で明らかな変化がありました。筋力的なものも含めて「上げるのには時間がかかる」と思っています。しかし、「落ちるのはあっという間」です。この状況をしっかりと把握しておかなければいけません。テスト期間中も最低限の練習はするつもりです。特に今は筋力的な部分を改善していこうという時期。2年生は考査後すぐに修学旅行です。3週間全くトレーニングをしなければどうなるのかは言うまでもありません。不足分をどうやって補うかは選手が自覚するかどうかだと思っています。練習したから勉強ができなかったという逃げ道を作りたくないと思っています。

変化がある。もちろん、まだまだ目指すところに対して十分なことができているわけではありません。やるべきことは多い。それでも着実に進みつつあるかなと感じています。見守ってもらえるとありがたいですね。このままいけば・・・。面白くなると思います。
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いつの間にか変わる

2017-11-16 | 陸上競技
水曜日。この日は面接練習と会議があり練習に参加できたのは17時過ぎ。18時過ぎには学校を出なければいけない状態だったので練習を見れるのは1時間程度。仕方ない部分ですね。その時その時にできることを最大限にやっていきたいなと思います。

私が練習に参加した時には60mを走っているところでした。これが17時過ぎ。それまでに軸意識をさせてシャフトトレーニング、あとは加速段階の動きを作っていって60m。思っていたよりも早い。時間の計算ができなくなっている部分もあるかもしれません。

そこからシャフト補強へ。これは2パターンにしていますから結構時間がかかるだろうと判断。前回やった時にかなり時間を要したとのこと。これまでやっていたシャフト補強から少し種目を減らしています。シャフト補強2セット実施しているみたいなものなのできついと思います。見ていると休まない。これまでは種目と種目の間が少し長くなっていました。きついので休憩していたのでしょう。が、今回見ていると本当に休みません。前回40分以上かかったようですがこの日は30分弱で終了。同じメニューをやるのに時間が短縮できるというのはかなり負荷が上がっていると思います。

18時前にはトレーニング終了。え??早すぎる(笑)。そこからスキップ走をして最後に60mで終了でした。確実に18時半には終わったのではないかと思います。

途中気になって何回か選手に聞きました。私的には負荷は減らしていないと思います。どちらかというと増えているという感覚。それなのにこれまで以上に早く終わる。確認してみると種目と種目の間をかなり省略しているようです。結構雑談などもしていたようですが今はテキパキやる。

この日、一番驚いたのがスキップ走です。これまではスキップ走をしたら歩いてスタート地点に戻って再スタートしていました。この日は終わった方向からスタート方向に向けてスキップで戻っていました。片足スキップなので右で行って左で帰るという感じでしょうか。別に何か言ったわけではありません。先週から練習に出れないことが多かったのでこの部分は見ていませんでした。自分たちで考えて判断していたようです。

これまでは歩いて帰っていた部分をスキップで戻るわけですから単純に半分の時間で済みます。その他の部分も含めるとかなりの時間が短縮できています。早く終わることを目標にしているわけではありません。しかし、こういう形で「自分たちで効率よく動く」ことで時間に余裕ができます。

前まではメニューを示すことはしませんでした。見ている中で気づいた練習をやるというのが多かった。ある程度示すことで全体の流れが分かってくるというのはあると思います。以前であれば時間に余裕があるからもう少しやろうという感じで練習が単純に増えていました。が、今は「こちらがこれだけやりたい」というのを示しています。終われば終了。この部分は大きな差かもしれません。

前任校でマイルでインターハイを狙っていた時、こちらも余裕がありませんでした。やらないといけないという気持ちが強い。選手もそうだったと思います。かなり気迫を感じていました。もっとやっておかなければいけない。そういう思いが大きくなりすぎていた。来年も本気でインターハイの準決勝や決勝を狙います。その中でこちらが冷静さを保ちたいと思います。文字にして記しておくと「やり過ぎない」という部分が明確になります。可能であれば多少は増やすかもしれませんが
、メニューを決めた時点でこちらとしてはかなり考えて作っています。バランスや組み立てなども含めて。その中で増やす必要はないのかなと。少なくて早く終わるわけではないと思うので。

自分達で考え工夫し始める。私がいなかったというのも大きく影響していると思います。いつのまにか変わっていく。そういうものなのかなと。

上手くまとまりません。とりあえず記しておきます。
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もっとできる!?

2017-11-15 | 陸上競技
話が練習内容届きませんでした。まーいいか。

火曜日はウエイトサーキットをやってからそのまま走る。スイッチングをしてからスイッチングラン。これは今やりたいことです。バーを使ったりDMを使ったりして意識させています。腕が使えるかどうかは走る中では大きなことだと思っています。うちの選手はその部分が上手くできません。スイッチングなどでも同様。あえてやる中で掴ませたいと思っています。ここは時間がかかるかもしれませんが。

そこからチューブ走をやって前半マーク。今の練習の流れはほぼ同じですね。必要なことは毎日やりたい。ここで気を付けたいのはマンネリ化です。前の記事にも書きましたが慣れてくる時期が一番注意が必要です。「走りの自動化」という部分は大切にしたいと思っています。特別意識しなくても自然にやりたい動きができるようになる。しかし、「何となくやってもできる」というのが慣れです。マンネリ化すると特別何も考えなくてもできるようになります。「走れ」と言われたら走れる。それと同じ。何が大切なのかを理解できない。さらには動きの中で「変化」に気づかなくなる。

昨日書いた記事。mtm先生と実際にやり取りしました。意図している部分を聞く。こちらが考えていることとmtm先生が実施されていることのすり合わせをする。その中で見えてくることがたくさんあります。与えすぎない。こういう部分は重要だと思います。指導に関しては色々な考え方があります。「分かったふりをする」というのもあるかもしれません。強豪校がやっているからやるというのもある。しかし、それだけでは何も生み出さない。こちらが何を意図しているのか。選手がこちらの意図以上のモノを感じ取ることもあるでしょう。そこを大切にしていきたいなと思います。

時間的にかなり早く進みました。ウエイトサーキットが40分強で終わるようになったのは大きいと思います。ちょっとグランドを離れないといけなくなって、少しだけ練習を追加しました。中間マークを3本程度入れてから次の練習に入ることに。

この日のメインはタイヤ引き。これは前回も行いました。こちらが考えている「動きの変化」を身につけるための流れです。やっている中で感覚が変わるのを重視したいなと思っています。これもやれば自然に動きが身につくと思います。しかし、それ以上を考えると各自が1本ずつどこに意識するのかが重要。バーとタイヤを組み合わせるとやはり大切な部分が見えてきます。私がやりたい動きが強調されます。もうそこの部分しか前に進む方法がないのだから。その中で少しずつ変化を加えていって最終的にスプリントにつなげていく。ここだと勝手に思っています。

タイヤ走を4本1セットで3セット。20分程度で終わってしましました(笑)。メインがこれだったのに20分で終わるとは。まだまだやれるなという感じはありましたがここで走練習は終わりにしました。そこからパワーランジとロープ登り。これは練習計画に最初から入れていたので実施。トレーニング系が多いですがやはり続けていきたいですね。

ロープ登り。女子が苦手です。ここは何としても克服してもらいたい。前任校ですが「ロープ登りで上まで上がれたらインターハイに行ける」という勝手な話が出ていました。実際問題、女子で武道場の上までロープ登りができた選手は全員インターハイに行きました。広背筋が強くなったというのもあるとは思うのですが。makinoはできませんでしたが・・・。自分の体重を自分の上半身で支える。それくらいの筋力は最低限必要になるのだと思います。何人かは苦手意識を持っていました。ここは何としても克服してもらわないと思います。避けていたらできるようにならない。

男子はこの部分は強くなっています。座った状態から登れます。ポール選手がやっているのを見たことがありますが彼らはいったん上がってからまた降りてきます。登ることもきついと思いますが降りるほうが圧倒的にきつい。それくらいの筋力は身につけさせたいですね。

かなりは早く終わりました。それはそれでありかなと。もう少しできそうなきはしますが。これまでの経験上、あまり欲張ると良いことはないというのが常でした。ほぼ休息なしでやっているので時間が短縮できている部分はあると思います。ここに関しては今後考えておきたいなとは思います。

練習自体や走りは良いと思います。基本的なことの徹底。ここにこだわりたいですね。
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誰がやるのか

2017-11-15 | 陸上競技
火曜日。この日もトレーニングと走練習が中心。というかこれ以外の練習が存在するのかというのもあるのですが。朝練の段階でDMを使った練習をしました。DMキックなどをしていて思い出したのですが市内に住んでいる成年選手が奥さんと一緒に「キックボクシング」を用いた練習をしているというのがFacebookにあがっていました。興味はあったのですが。今回こういう練習をしてみて「面白いな」と感じました。どこかのタイミングで学校に来てもらって教えてもらおうと思っています。「色々やってみる」という中での話です。上半身と下半身のタイミングが合うようになると言っていたので是非ともお願いしたいですね。

ウエイトサーキットから始めました。練習を初めて1週間が経過し少しずつ慣れてくる。こういうときが一番危ないと思っています。見ているとやはり「声が出ない」という感じでした。人数はそれほど多くありません。だからといって黙々と練習をするのは避けたいと思っています。「声を出したら強くなるのか」と批判されるかもしれませんが「やればできることをやる」という意味で求めています。実際にやりながら各自が数を数える。その声が前回までは大きかったのにこの日は出ていませんでした。特に女子。意識レベルは上がっていると思いますが同じことを何度も言われているようでは絶対に「本物」にはならないと思います。

ウエイトサーキットに関しては「自分に合った重さでやること」を求めています。ベンチプレスやスクワットは「一律同じ重さ」でやることは無意味だと思っています。他の人がやっているから重くする、軽くするというのではやはり強くはなりません。自分が必要だと感じて自分で重くする。この部分は最初の段階で話をしていますがなかなかできません。言われてからやるようではダメだと繰り返し言っています。自分のために練習をしているという感覚を持ってもらいたい。しかし、まだ受け身。練習計画通りに「淡々とこなす」だけでは本当の意味での強さは身につかないと思っています。

更にはその後の練習、スイッチングの時だったと思います。女子の声が出ません。Sが「行きます」と言っても返事さえない。これでは・・・。別にSを特別視するつもりはありません。「当たり前のこと」をやっているだけだから。しかし、それ以外の者はどうなのか。この練習の前に「声を出すように」と伝えたにも関わらずそれができない。競技以外の話をされている間は絶対に強くならないと思います。1が5くらいにはなるかもしれません。しかし、10にはならない。ここの「差」です。

こうやって「言われたからやる」という姿勢では先が知れています。自分のために練習をするようにと常に言っている。周りは関係ない。自分がやるべきことをやりなさいという話。それをやらないというのは競技以前の問題。本物にはなりません。1年生がいつまで1年生のままなのか。本気で2年生に勝とうとしているのか?後ろからついていくだけでそれなりに強くなるかもしれませんが、本物にはなりません。追いつけることはない。2年生も同様。練習での走りは良くなっています。それは間違いない。しかし、そこだけやればいいのか?練習中の雰囲気づくりをどうするのか。誰がやるのか。特定の選手だけがやればいいというのは違うと思います。

人によっては「競技には関係ない」と思うかもしれません。経験上、こういうい部分は間違いなく繋がっていると思います。「やればできることをやらない」というのは練習においても同様だから。1本走る。それは小学生でもできるのです。60mを1本走りなさいと言われれば走れる。その「中身」の問題です。一つ一つ自分の中で処理しながらやっていく。今は「自然に動きを身につけるため」にあれこれ画策しています。それをやっていればそれなりに動きが身につく。しかし、それ以上にはなりません。10人いたら10人感覚が違う。ベースになる部分をこちらが与えてそれをどう自分の感覚に落とし込んでいくか。大きな差だと思います。

だからこそ「やればできること」をきちんとやらないのはアウト。ちょっと厳しく話をしました。中心となる選手が自覚をもって行動に移さなければ大きな飛躍はない。当然の話です。

誤解なきよう書いておきますが「ある一定以上の練習」はできていると思います。しかし、その「一定」がどこを基準にするのか。過去の自分たちの取り組みと比べて上だとしても本当に必要なレベルではない。もっともっとできると思っています。だからこそこういう部分は「許してはいけない」と思います。まー私が口を出すから選手が自覚しないというのもあると思いますが。痛い目にあったときに初めて気づく部分かもしれません。極力そうならないようにしたいなとは思っています。

誰がやるのか。誰のための練習か。ここは常に頭に入れておいてもらいたい。一定水準以上ということで満足はしません。当然です。
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やり取りの中で2

2017-11-14 | 陸上競技
少し頭の整理のために書いておきます。先日からあれこれやり取りをする中で色々と考えていることがあるので。昔話を出しながらもちょっと記録しておきたいなと思うことが。まー最終的にはまとまらないと思いますが。

情報の取捨選択。これは非常に重要なことだと思っています。実際、様々な知識があふれている現代では「やることが多すぎてどれが必要なのか」を選べなくなります。我々が学生時代は今のようにインターネット環境やSNSなどはありませんでした。唯一の情報源は陸上雑誌。それを見ながら練習をどうするのかとあーでもない、こーでもないとやっていた時期があります。当時はどちらかというと「情報不足」だったと思います。

今は完全に反対です。情報が多すぎる。どれが何のための練習なのか。東京高校の活躍により一気にダイナマックスを使った練習がはやりました。どこでもその練習をする。私自身はその練習の意味を理解するために東京高校へ行きました。私一人で行って色々と質問をさせてもらいました。大切なのは「なぜそれをやるか」だと思います。「強豪校がやっている」というのがすぐに情報で広がります。あっという間に。その練習の意味がどこにあるのかも理解しないまま・・・。

昨年、大阪に行きました。何度も書いていますね(笑)。その時にmtm先生の指導の様子を見ていました。まーほとんど面識のないおっさんが来てじーっと練習を見ているというのは不気味だと思います。それでも指導の様子を見る。練習内容もですがそちらを見ていました。選手にはほとんど説明されません。ずっとやっているから分かっているという部分もあると思います。時々、選手を個人的に呼び止めて少し話をする。そして練習に戻す。そんな感じでした。

私自身こういう性格ですから気になったことはひたすら聞きます。練習の中で行っている内容について「これは何故?」というのを聞く。5歳児が父親に「これなんで?」「これなに?」と聞くのと大差ないですね(笑)。聞いたことに関しては「意識するポイント」や「その練習の意図」を教えてくれました。

この時思ったことがあるのです。mtm先生は「自分は理解しているがあえて情報を与えない」という形で色々やっているのではないかと。勝手な話なので本人にそのうち聞いてみたいとは思いますが。1年経過して今更聞くのか?という話ですが。指導者側が理解している。だからその部分についてあえて触れずに「自然にその動きを身につけるための練習」を配置する。意図はあるのですがそれを前面に出さない。そんな印象を受けました。

人によっては「分かっていない」のに色々と練習をします。なんとなく。mtm先生は「あえて多くの情報を与えない」という感じで練習をしているなと思いました。選手が情報過多になり処理できなくなる部分もあると思います。やるべきことを示してそれを練習の中に取り入れる。実際、ドリルなどはほとんどやらないと言われていました。「細かい部分にこだわらない」という話をされていましたが「練習の中に必要な要素が入っている」からあえてドリル的な動きをする必要がないのではないか。そう思いました。

これは1年経過しつつある今、その時のことを振り返って思うのです。実際は全く違うかもしれません(笑)。選手が練習をする中で多くの情報を処理するのは難しい。「飽きさせない」という話もされていましたが、「やりたいこと」が明確だから「そのれを身につける手段」を配置できるのだと思います。やりたいことがあればその方法は何でもいいのだと思います。ある選手にとってはAという練習が適している。ある選手にとってはBという練習方法のほうが意識しやすい。練習パターンが1つしかなければ思うように「やりたいこと」が身につかないのではないか。

「何がいいのか分からない」という話をされていました。だからこそ「多くの引き出し」を持っておく必要があるのかなと。最近はそういう感じのやり取りが多くて振り返ってみると「そういうことでは?」と思うことが増えています。あの時もっと聞いておけばよかった(笑)。

多くの学校に訪問するというのも重要かもしれません。その雰囲気を肌で感じなければ分からないこともある。強くなる学校にはその学校の雰囲気もある。しかし、こういう「指導論」に関してはやはり「この人は」と思う人のところに行くのが一番だと思います。可能であればmtm先生のところにあと2回くらいは伺いたいなと思っています。前回聞けなかったことを聞いてみたい。

「あえて教えない」という部分。mtm先生の指導。ここにも「情報過多」である現代の指導方法なのだと思います。勝手にそう決めているので全く違うかもしれないですが。ここで大切なのが「きちんと理解しているけどそれを伝えるのは時と場合による」とう部分です。毎回毎回いう必要はない。私はしつこく言い続けてしまうのですが。もっというと「分かっていないのに分かったふりをする」というのが一番問題。私は自信のない部分に関しては言いません(笑)。スプリント系の話以外は苦手。興味関心が少ないというのもあると思うのですが。

「やりたいこと」を身につけるための手段を色々と配置する。その中で「違うな」と思った部分には詳しく説明する。そういうスタンスが理想。私みたいにワーワー言い続けるのはうるさい(笑)。こういう部分も含めて色々と考えていく時期だと思っています。色々な話をする中で感じたことを記録しておきたいなと思っています。書くことで整理できる。

最近、勝手に色々な先生方が出ています。まー悪口を書いているわけではないのでお許しを。問題があれば直接「ふざけるな」と伝えてください。問題ある記事は書いていないと思いますが・・・。
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少しずつ慣れてくる

2017-11-14 | 陸上競技
月曜日、この日は7時間授業。午後の練習はなかなか時間が取れません。そのため朝の段階でハードルドリルを軽く実施。午後からの練習に動きを確認する時間はありません。全部はできません。その日にやりたい事、やらないといけない事を絞っていきたいと思います。

午後の練習開始は17時前。既に暗くなりつつありましたが照明があるので全く問題なし。練習はできます。アップはDM投げのみ。休まずにやるのでそれだけで身体が温まるのではないなと思います。ジョグをして体操をしてストレッチして・・・。そういうスタイルもありだと思います。うちは全くやっていません。合宿などで全体の前で体操する時、何をやるのか?!(笑)

筋温を上げるのがアップの目的であればそこを果たせば良いと思います。色々な事をやるのも大切だとは思いますが、費用対効果だと考えています。ただでさえ時間がないのに時間をかけてアップをしていたら練習終わってしまいます。実際問題、適当にコンディショニングやるよりはパッと筋温を上げる方が意味があるかなと。これも考え方。

そのままスパイクを履いてウインドスプリント。これも酷い(笑)いきなりスパイク履くか?!自分でも思いますがまー関係ないかなと。gt先生とよく話すのですが、パッときてパッと予選通過記録跳んでパッと帰るくらいの強さがなければ本当の意味では戦えない。これとは少し違うかもしれませんが筋肉の温度さえ上がればスパイク履いて走るのは全く問題ないのでは?と思います。本当は動きの確認などをしていきたいのですが、毎日毎日細かい事をやらなくても良いかなと。やる時にはしっかりやりますし。

今年の冬はスイッチングとスイッチングランを入れたいと思っています。新しくミニハードルを購入予定。あれだけミニハードル使わないって言ってたのに(笑)。もも上げ的な動きで使うのではなく走りながらのスイッチングで使う。あーこうやって書いていて思いついた事があるのでまたやってみようと思います。忘れるかも。

前にも書きましたがやりたい動きがあります。私は基本的にスイングで進む感覚で走りを作っています。強い接地を求める人も当然いると思いますが。地面から力をもらうという意味では大きな力を伝えないといけません。が、これは結果的なそうなれば良いなと。分かりにくいですが。重心の真下に接地することとスイングで重心を前に運ぶこと。ここだけです。あまり細かいことをやってもできない。こだわりながらもこだわらない。適当。

話が逸れましたがそこからチューブ走をやって10バトンと25並走を。冬期とはいえやはりバトン練習はしたい。前任校でインターハイを目指していた時には走練習の時には毎日バトン。意識づけの意味もありました。今は適度にやりますが今後はもう少し頻度を増やしたいなとは思っています。今はその前段階。女子のリレーに関してはMをアンカーニア戻しました。適材適所で。そのおかげで1走から2走のバトンが渡りません。強引に押し切ります。このスピードについていかなければ勝負はできない。更に工夫すればバトンは渡ります。そういう意味でもバトンをやり続けたいですね。

グランドが空いていたので長い距離を。といっても120mですが。タイヤ引きをしました。120mのタイヤ引きの後に90mと60m。これを2セット。量的には少ないのかもしれません。筋肉痛からも回復して良い動きが出来るようになっていました。1本1本の質を上げたいなと。もちろん、最大の問題は時間がないというのが大きいのですが。走るだけではなく他の形でしっかりとやりたいなと。

終わってからすぐにプレート補強とパワーロープ。これも負荷の大小を組み合わせるようにしました。短時間で終わり、最後にシャフト補強。この日は距離を50mにして軽い負荷で。種目的にはかなり絞って。可能であれば1種目1分くらいでできるかなと。移動距離を長くするという意味でこれまでより距離を伸ばしました。これも様子を見ながらですね。

練習前半はちょっと遠くから見るようにしていました。動きを客観的に。近くで見る事も必要。少し距離を置いて見る事も必要。いつも遠くでなんとなく見ているというのでは意味がないと思いますが。

やりたいことに選手たちも慣れてきてくれたかなと。まだまだ先は長い。冬期中であってもしっかりとスピードを上げた練習をしていきたいと思います。まずまずです。
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やり取りの中で

2017-11-13 | 陸上競技
思うことを少し。

来月、愛媛のsri先生とnkg先生が山口にわざわざ足を運んでくださることになりました。山口に来るよりももっといい場所があると思うのですが。毎回説得するのですがなかなか納得してもらえません(笑)。来ていただくにあたって事前に情報交換をするようにしています。面白い練習はないので。

土日に少しずつ時間を作って連絡をしました。私がやっていることに興味を持ってもらえるというのは本当にありがたいのですが、期待に添えるかどうか大きな疑問があるので。お互いに情報交換することで見えてくることもあります。来てもらった時に客観的な視点で見てもらえると嬉しいなと思います。贔屓目に見てもらうと私自身にとってプラスにならないと思うので。どちらかというと否定的な目で見てもらって意見を言ってもらう方がやり方を見直すきっかけになります。

世の中には多くの情報が流れています。強豪校がやっている練習が情報誌などに紹介される。そこにどのような意図があってそれをやっているのかというのはなかなか紹介されません。表面的な部分が多い。以前、「タイヤ引き」の練習を見たことがあります。その時にめちゃくちゃ重いタイヤを使って練習をしていた。ダンプカーのタイヤでしょうか。とても引けません。見ていると腰に付けて引いているので上手く進めない。そのためチューブを手で押さえて引っ張っていました。「タイヤを引くことに意味がある」という感じでした。ちょっと理解できない。

否定するつもりは全くありません。それに意味があるのだと思います。が、私はその手の練習はできないなと思いました。自分自身が必要性を感じないからです。sri先生とは昨年から親しくさせてもらっています。一昨年の中四国合宿で選手を指導したのがきっかけ。なぜか私に興味を持ってもらってblogを全て読んだととのこと。いや、ありえません(笑)。すでにblogを書き始めてから4500日以上経過しています。12年です。一日の記事が長いと怒られるくらいなのに12年分読み直すとは・・・。sri先生曰く「練習に行く学校は厳しく選んでいる」とのこと。うーん。うち?!(笑)

先日、この冬にやりたいなと思うことをsri先生とLINEで話していました。その時に「そういえばウキョーってやってましたよね」と言われました。少し前にも書きましたがこれは陸上競技部の顧問になった当初、やっていた内容です。ウエイト自体を「補強」としてとらえてやっていく。重さを追うのではなく補強として取り入れる。そのメニューを覚えていたくれたのです。どれだけマニアなのか(笑)。そこからもう一度練習に取り入れようと思って「ウエイトサーキット」を実施することにしました。

今回、親しい指導者が埼玉に行きました。練習するためです。いや、どうなんだという話ですが(笑)。今度詳しい話を聞こうと思ってはいますが「技術論」と「方法論」の話を簡単にしていました。今回は「技術論」が中心だったと。本質的な部分での指導ですね。私自身は投擲や棒高跳びのように「技術」によって結果が大きく変わってくる種目は指導者の影響力が大きいと思っています。もちろん、短距離系も同様ですが。やりたい動きがあってそれをどのように身に付けるかという部分で「方法論」になる。いつもダメだしされていますが。前も書きましたが「先生、知識がないから駄目だ」と言い放たれます(笑)。深く反省しないといけないですね。

「やりたいこと」があるかどうかというのは大きいと思います。練習の組み立てなどは完全に「方法論」です。やりたい動きを身に付けるために何をするか。その「方法論」がこの世にはあふれているのです。それが正しいかどうかは分からない。もっといえば「何をやろうとしているのか」が明確になるかどうかだと思っています。県内外で「陸上競技」の練習をしています。その中身はどうなのか。強豪校がやっているからそれは良い練習だとは限りません。そこに「意味があるのかどうか」だと思っています。私のように地方の三流が偉そうに話す内容ではないのですが。オリジナルの練習というのがどれだけ存在するのかわかりません。目新しいものが重宝されるのは世の常。

強い選手の動きが良いのかどうか。スタートの時に地面につま先が擦る。多くの選手がやっています。私はやりません。何故擦るのかの説明ができないからです。自分自身がきちんと説明できない内容を選手に教えることは意味がないと思っています。強い選手がやっているからやるのではない。きちんと意味があるからやるのだと思います。目新しい動きはやはり注目を集めます。強豪校がやっているというのであれば尚更。情報を集めるという部分は必要だと思います。が、「何故やるのか」がもっと大事。情報があふれている現代だからこそ「取捨選択」が求められると思います。

何をやりたいのか。何故やるのか。その部分へのこだわりは必要だと思います。

うーん。まとまらないなー。何が書きたかったのか分からなくなりました。お許しを。
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細胞から変わる

2017-11-12 | 陸上競技
この1週間、比較的負荷の高い練習をしました。最初かなり時間を要していた練習が半分以下の時間でできるようになります。慣れるというのは大切な事だと思いますね。この手の練習は簡単にはできません。今は2年生女子がかなり高い意識レベルで取り組んでくれているのでできると思います。明確な目標をもって練習に取り組んでくれる選手がいれば自然に引っ張られるようになります。

もちろん最初からこんな感じだったわけではありません。入学当初は本当に大変でした。気に入らなかったら不貞腐れるし(笑)。ひたすら注意を受けていました。1年生の冬には合同練習が終わって自分たちの片付けが終わったら勝手に帰っていました。いや、ホスト校が来校者より先に帰るか?まーそれなりに厳しい指導をしましたが。こんなことは何度も何度もありました。今では笑い話ですが当時は本当に大変でした。

強い選手だからといって特別扱いはありません。当然の話です。1年生の時はこの子たちはめちゃめちゃ怒られていました。基本自分達が中心に動いていましたからね。今ではかなり気を配るようになりました。まだまだ物足りない部分はありますが。とにかく練習対する取り組みに関しては本当に変化があります。意欲の度合いが違う。

そんな中で1週間。疲れているとはいっても動きが変わって来ています。本人たちが自覚できるまでの変化。うちの練習は一気に形に現れることはありません。少しずつ少しずつです。筋力が一気に上がることもありませんが、使えていなかった筋肉が少しずつ使えるようになる。まーベンチプレスは重さを追っていないとはいえ20キロくらいですからね。木曜日にやり投げをやっていた3年生が45キロくらい上げていたと本人から聞いて驚いていました。そこまでいかなくても良いですが最低限の筋力は欲しいですね。

少し話しをしました。うちではNが強い。一応県チャンピオンですから。が、それはすでに過去の話です。土曜日の練習では真っ先にバテていました。持久系が弱いですから。Nが強かったの過去。大切なのは来年どうなっているか。そこだと思います。

中学校の時に強かった選手というのはたくさんいる。その選手が高校でも強いかどうかは別問題。1年生の時に強かった選手が次の年も強いかどうかも同様。2年生の時勝ったからといって3年生でも勝てるとは限らない。そこの感覚は持ち続けてもらいたいと思ます。

前任校の話しをしました。前任校、全員が「中国大会に行くのは当たり前」と思っていた時期があります。県新人で3位以内に入れなかった2年生はキャプテン1人だけ。泣き崩れていました。みんなが中国に行くのに自分だけ「個人」で行けない。情けない、と。私が指導してきた中で一番チームとして強かった時です。全員が「中国は当たり前」と思っているのです。

この時の選手、中学時代に中国大会に進んだ選手は0。そんな選手たちが「中国大会行けなかった」と泣く。どれだけの想いをもってやっていたかがわかります。

だとすれば。この冬の取り組みによって本当に変わることができると思っています。実際に中学生の時に中国大会に進んだことのない選手達が何人も中国を勝ち取っています。行くのが当たり前だと思ってやっていたのです。何を思って何をやるか。そこの部分によって本当に大きな結果に繋がると思います。

人間の細胞が全て入れ替わる。諸説ありますが筋肉は60日くらいで入れ替わるそうです。選手には3ヶ月という話をしました。今ある細胞が3ヶ月で入れ替わる。つまり別人になり得るのです。今は力がなくてもその3ヶ月間、必死に練習して自分の走りに必要な筋肉を身に付けることが出来れば生まれ変わることができる。過去の実績は関係なのです。

そうであれば今何をするべきか。しっかりと自分の意思で練習をする必要があります。目標とする記録を掲げ、そこに向けてやっていく。全員が上の大会に進むことを目指す。そんな雰囲気が当たり前にならないといけません。今は大きなチャンスだと思っています。2年生女子を過大評価するわけではないですが本当に強くなりたいという想いを持っています。だからこそこちらもそれに応える指導をしなければいけないと思います。

過去の結果にすがって生きていく。これは高校生がやることではないと思います。過去の栄光。その感覚です。Nは県チャンピオンかもしれません。しかし、来年はMが勝つかもしれません。私はどちらに対しても最大限のサポートをします。Nは勝ち続けるようにしたい。Mは県チャンピオンにしたい。200も同様。Sが悔しい想いを今シーズンしているので来年は県チャンピオンにしたい。当然のことだと思います。過去にどれだけの記録を持っているかではない。来年どうするかです。

細胞は入れ替わる。なりたい自分になれる可能性があるのです。そうであれば常にそういう感覚を持っておかなければいけない。そういう話をしました。

食べた物で身体ができるわけですからそういう部分にも気を配らなければいけません。これだけトレーニングをしているのであればやはりたんぱく質摂取は最低条件。さらには貧血にならないように鉄分の補給も必須。やらないといけないことはたくさんあります。それでもやる価値はある。

選手には来年の最低目標は全員が中国大会だと伝えました。リレーではなく「個人」で。男女共にそれを果たしたいと考えています。2年生女子に関しては全員がインターハイというのが最低目標になるかなと。簡単ではありません。しかし、そこを目指してやらないと面白くない。簡単に達成できる目標にしていたら強くならないですからね。

1週間の練習。本当によくやったと思います。このままいけば。周りが驚く結果になると信じています。まー本当に大切なのはこれからなのですが。最大限に向き合いたいと思います。
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週の締めくくりとして

2017-11-12 | 陸上競技
土曜日、天気は快晴。風が冷たかったですが陽射しもあり過ごしやすい日でした。この日は練習開始を少し遅くしていました。前日にかなりやっています。気持ちだけでも休ませてあげようかなと。少しだけでもゆっくりできれば本人達も回復するのではないかと。

私は通常通り職場へ行き少しだけ仕事?を。この週は毎日中学校回りをしていました。こちらとしては誠心誠意話をさせてもらうしかありません。前の記事にも書きましたが進学の話も。イメージがあります。県内の商業系がある学校では断トツの進学実績。指定校もかなりあります。その辺りと練習に関してのアピールをしてきました。とにかく「正しい情報」を提供することしかできません。高校に入って後悔するのではなくその前の段階できちんと情報を入手してもらいたいと思います。そのことも含めて少しだけ練習前に仕事を。

で、練習開始。この日はウエイトサーキットから。週2でやるか週3でやるか。この辺りは考えて行きたいと思います。今週はあえて週3で。なかなか筋肉痛からの回復しない状況での練習ですからキツイとは思います。分かっていて導入。2年生男女はベンチプレスが苦手な気がします。この辺りは改善していかないといけないかなと。

これまで女子の腕振りがあまりにも悪いので指摘してきました。が、なかなか改善されない。時にはバトンを持って走らせたりというのもあったのですがなかなか。抱え込みます。ここはなんとかして改善したいなと思っていました。トレーニングの様子を見ていると単純に「筋力が弱過ぎる」のではないかと思いますね。筋力がないので抱え込んで楽に動かすようになる。上半身で力を発揮できていないのかなと。手は細くて長いので自然にそのような形になるのではないかと。

正直、上半身のトレーニングもかなりやっているつもりです。が、本当は違う形でやっていかなければいけないのかなと。腕振りはタイミングが取れれば良いと思いますが、これから先のことを考えるとやはり推進力を生み出すためにやっていかなければいけないと思います。このトレーニングを数ヶ月続けていった時に変化があるかどうか。まだまだ1週間ですから分かりません。計画的に取り組みたいですね。

DM投げも前と比べると投げられるようになってきているなと感じています。ここは数日間しか経っていないのに変化が見られる。大きな意味を持つのかなと。重さに変化を与えながらやっています。力の使い方を身体に覚えこませたいと思ってやっています。

スナッチもやっています。これは全身の運動。その他諸々をやりながらバランスよく強化していきたい。この日はトータルで40分強で終わりました。最初はメニューを見ながらというのもあったと思いますが3回目で半分以下の時間で出来るようになる。見ていると強くなりたいと思う者は本当に必死にやっています。こういう姿が見れると本当に力をもらえます。

そこからはすぐにスパイク。ウインドスプリントをやってからスイッチングとスイッチングラン。この日はスイッチングランの時にバーを持たせてみました。さらにDM持ちも。同じメニューで本数を重ねるというのも動きの徹底には必要だと思っています。しかし、今はバリエーションを増やして「感覚の変化」を生み出したいなと思っています。もちろん、本人達がどれだけ意識してやるかにかかってくるのですが。

チューブ走と前半マークも実施。久々に丁寧に見ました。今週は少し意識していることがあります。なかなか練習に出ることができなかったのもありますが、選手と普段以上に競技や動きの話をするようにしています。本人達から話してくることもありますし、こちらから呼んで話をすることも。意図的に「自分の動きについて考える」時間にしています。漠然と本数をこなすよりも1本1本考えながらやる方が効果が高い。それならこちらもそのための方向づけをする方が良いだろうなと。

更にスキップ走。前回選手の方からバー持ちのスキップ走をした方がいいのでは?という申し出がありました。それを受けてこの日はバー持ち→DM持ち→なしでのスキップにしました。本数は全て最低限の本数にしました。感覚を本物にするためにはもっと同じ形での繰り返しの方が良いのかなという気はしているのですが。これはきっと私がそう思い込んでいるだけなんじゃないかと感じています。これまでの指導が「ある程度本数をこなして身につける」というスタイルでした。実際は違うのかもしれない。そう勝手に感じて「本数」から「変化」に変えていきました。投擲種目とは異なりますからこういう感覚の変化を生み出す練習の方がいいかなと。最大のメリットは「飽きない」という部分かもしれません(笑)

やばい。長くなってきた(笑)

そこからスパイクを脱いでプレート補強を4種目。これも「変化」の中での練習にしました。女子にとっては重いかもしれません。男子も重いといっていましたが何だかんだいって正確な動きをしてくれていました。この手は体幹トレーニング。実際は上半身の強化にはなっていないのでしょうね。まだまだやれる種目はたくさんあるのだろうなと思いますね。

再びスパイクを履いて往復走。あえて走りました。今週は比較的キレイな練習が中心でした。私が不在というのもあり短い距離をキレイに走って終わる感覚。だからといってそれだけでは不足します。60mの往復走。1本1本きちんと構えを作って走り出す。スピードを上げてから緩めないといけないのでかなりキツイ。加速段階から中間の練習を積んできていますからその部分の繰り返しです。走り終わったらすぐに構えを作って折り返す。この形で2往復→3往復→1往復で終了。こういう練習の時に「心」の部分も強化できると思います。なぜ自分が練習をしているのかが分からないと走れないですからね。

かなり負荷をかけました。トータルで2時間半。いや、やれば早くできる(笑)これまでは決めていたことが出来てももう少し負荷をかけておこうかなと考えてしまっていました。もうそういう形は避けようと思います。その日にやると決めたことが終わればそこで終了。あとは本人達が足りないと思えばプラスアルファでやればいい。走った量としてはそれほどではないと思います。

良い練習になったと思います。充実。楽しかったですね。
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疲労感の中で

2017-11-12 | 陸上競技
金曜日、この日は生徒会選挙があるため7時間授業。私自身はかなりバタバタしていたのでなかなか大変でした。朝も本当は練習に向かいたかったのですがあれこれやらないといけないことがあるので行けず。軽く補強をするように指示だけは出しておきました。私は仕事をさせてもらいました。

午後の練習、2時間半での練習終了を目指していました。量を追うというよりはしっかりとやらなければいけたいことをやりたいなと。途中で練習を抜けないといけなくなるのでこの日も練習計画を立てました。かなり細かく立てます。その部分はなかなか理解されないと思います。グランドに立てば練習メニューがあって練習をするのは当たり前という感じがあります。私自身がどのように考え、どのように時間を使っているか。それはどこを目指すためなのか。まー理解されないのですが、このエネルギーをどう使っているのかは感じ取って貰えるといいのですが。

17時過ぎにはグランドを出なければいかない状況でした。今週は毎日こんな感じでした。グランドで練習を見たい。これは指導する者としては当然の話だと思っています。それが出来ないというのは私のスタンスからすれば申し訳ないなという感じがあります。が、今後のことを考えるとやはりやらないといけないことがあります。前も書きましたが実はこの部分は選手にとって「きっかけ作り」になると思っています。

今週はかなり負荷をかけています。この冬にやりたいなと思う事をひたすらやる。毎日が筋肉痛。こんなことを書くと「どんな練習するんだ?」と思われるかもしれません。普通の練習です。組み立てを変えたので筋肉痛が残るだけ。強くなるためには避けて通れない道だと思いますね。以前のように長い休憩を取るのをやめました。練習の流れが悪くなる気がして。次から次へとやっていく。これにより明らかに練習時間の短縮に繋がります。早く終われば良いとは思いません。が、こうやってこちらも工夫する必要があるかなと。

メニュー的にはDM投げをやってからそのままスパイク。アップは何なんだ?という疑問が生まれるかもしれませんが。身体が温まれば良いなという感覚でした。特にこの日は生徒会役員選挙があったので7時間授業でした。その中であれこれやっていたらそれだけで終わってしまいます。そうならないように省ける所は極力省略。スパイクを履いてすぐにチューブもも上げ。組み合わせてやりました。そのままスイッチングとスイッチングラン。もう少し距離の微調整は必要かもしれないですね。

チューブ走の辺りから私はもう外へ。なかなか。その後は前半マークと中間マークをやってそれを結びつけるための60m。ほとんど走っていないように思われるかもしれませんがそれなりの量にはなるかなと。終了後、シャフト補強。かなりキツかったも思います。その様子は見ていません。ここに関しては「自分に返ってくる」という部分だと思います。

前までは何が何でも練習をやらせるという気持ちがありました。追い込みきれない時にはかなり話をして負荷をかける。それより力が上がった選手もいます。しかし。それは本来の部活動とは異なる気がします。適度に体を動かしたいと望む選手にとってこれはマイナスでしかない。やらされているからです。技術的な指導や全力で取り組むという話はしますがあまり口出しはしない方が良いのかなと感じるようになりました。

この辺りは正解がわかりません。まー思うようにやるつもりです。

あちこちで話をさせてもらっています。本校の宣伝の場にもなります。実業高校だから就職しかないと思われますが昨年度の国公立進学者は17名です。毎年それくらいの人数は国公立に進んでいます。普通高校に行かなければ進学できないと思われがちですがうちはかなり進学に力を入れています。選択科目も進学に特化したものを配置しています。この辺りを丁寧に説明させてもらうと随分違うなと感じました。

強い選手がいる=良い練習ではない。この辺りもきちんとした正しい情報を手に入れて欲しいと思います。進路や練習内容というのは本当に大きなことだと思っています。実際問題、中学時代の実績を高校では出せない選手もたくさんいます。この辺りも他県との違いかもしれないですね。私的にはうちで競技をやりたいと選んでもらったのであれば最大限の力で向き合わなければいけないと思っています。実際にそう心がけている。改めて書く必要はないとは思うのですが。

この辺りは気が向いたらいつか書きます。多分。
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