kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きの変化

2017-11-10 | 陸上競技
木曜日。この日は少し余裕がありました。数日間よりは学校を出る時間が遅くても大丈夫なので。

練習自体はウエイトサーキットから。前回やったときにかなりの時間を要したとのこと。この日は私も練習についているので時間を計りながら実施。前回の筋肉痛が残っているとのこと。これも慣れていくしかありません。筋肉痛だから練習をやらないというのは違うと思います。完全回復を待っていたら時間だけが過ぎてしまいます。ある程度回復はしているはずなのでしっかりとトレーニングを。

筋肉痛になるというのはまだその部分が弱いから。ベンチプレスなどはやっていないので当然筋肉痛になります。それでもやっていく。高重量は用いていません。単純に弱いだけだと思います。やっていくしかない。上半身と下半身のメニュー、1セットは5分程度で終わりました。この2つの部分で約30分程度で終わります。休みが入らないので本当にサーキットです。さらには全身メニューとしてスナッチ系を入れています。トータルで50分くらいだったでしょうか。全身系に移るまでにかなり休憩が入ったのでここをうまく使えれば40分程度で終わると思います。

私はここから3年生の面接練習をやりながら練習を見ることに。うちの部の子ですからしっかりと面接練習はしないといけません。選手はトレーニングをした後の走練習ですからかなりきついだろうなと思っていました。ウインドスプリント時には「身体が動かない」と嘆いている者もいました。当然だと思います。そのままスイッチング、スイッチングラン、チューブ走。

チューブ走では男女で少し変えました。やることは変わらないのですが歩数的なものです。この辺りから練習中心に見ることができました。動かないと言ってたにも関わらずかなり良い走りをしています。ん?話を聞くとさっきまでは動かなかったけど動くようになってきたとのこと。それがこちらが思うよりももっといい動きなのです。正直驚きました。かなり重心が前に進む。どの練習が良かったのかは正直はっきりと言えません。が、本当によく進む。特定の選手だけではなく全体的に進んでいました。

前半マークを行いやってきた動きをつなげていく作業。今はこういう部分に時間をかけるほうがいいなと思っています。中間マークも以前より少し個数を多くしています。ピッチとストライドの話になるのですが自然にストライドが広がっていく。これは以前の大失敗になるのですが「ピッチを改善する」というのをテーマに掲げたことがあります。中間でのストライドは自然に広がってきたのであとは加速段階でのピッチかなと。ここがうまくはまればもっと記録が伸びると思っていまいした。その中でピッチに偏った練習になる。いつの間にか最も大切な「重心移動」の部分が疎かになっていました。結果、ピッチは上がったが進まない。その場足踏みに近い動きになってしまった。本当に申し訳ないことをしたと思っています。その反省を生かして今があります。

木を見て森を見ず。いつの間にか全体のバランスを見失ってしまうことがあります。そのため最近では一部分に特化した練習をしないようにしています。ピッチだけだとかストライドを伸ばすとか。加速段階の練習はかなり多くなっていますがそれでも中間の走りも入れています。どこか一部分だけ改善してそれが劇的に記録につながることはないと思います。レースの後半が落ちてしまうからといってひたすら走り込みをしたところで本当に後半持つようになるのか。全体の流れの中でどう持っていくのかが重要だと思いますね。

で、最後にタイヤ引き。練習スペースが限られているので中間の動きを作るためにタイヤを使います。腰が残る感覚があると避ける方もいると思いますがうちは腰には負荷をかけないのでその部分の問題は解決していると勝手に思っています。この日は前回のスキップで感じたという部分を取り入れました。タイヤ引きとバー走を組み合わせる。なかなかです。4本を1セットとしました。これも意図的に順番を作っています。単純に走ればいいというのではなく「こういう順番で組み合わせたら効果があるだろうな」と考えています。この練習をやった後にこういう動きをすればきっとうまく走れる。頭の中でのイメージと実際の動きでは異なる部分があるかもしれませんが、考えて意図的に練習をするというのは重要かなと。

見ていると面白いですね。本当に強くなりたいと思う選手はきちんと考えて行っています。こちらが準備した内容を解釈してやっていく。バー走などは持つ位置によって全くやりたいこととは違ってきます。そうならないようにこちらが指示を出す。思っていたよももっと動きに変化が生まれました。それを本人たちが実感するというのが重要。

このあたりで私は校外へ。

強くなるために練習をする。この部分だと思います。その「強くなる」が県総体に出場するというのでもいいと思っています。しかし、やるからには最大限のことをやる。以前の話になりますが小さなエースが高校に入ってきたときに「目標は?」と聞いたら「12秒台を出すこと」と答えました。それでもいいと思います。それによって中国大会に進めるのだから。実際は一生懸命にやっている中で12秒17までいきました。12秒台を目標にしていたら結果12秒1までいった。必死になってやれるかどうかは重要だと思います。本人がその気になれば1つ1つの練習の持つ意味は大きく変わるからです。

練習が見れない。これもある意味「自覚を促す」ことになります。最後は自分自身がやるかどうか。

半年間このレベルの練習が続けば・・・。ワクワクします。
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走りにつなげていくための練習

2017-11-10 | 陸上競技
水曜日。この日も練習は最初だけ。申し訳ないなと思いながらも。基本そういう状態なので細かい練習計画を立ててから出るようにしています。難しい種目はありませんが、意識するポイントをどうするか。ここが明確にならない練習をしていいたら効果は出ません。この週は毎日途中から校外に出ないといけない状況なのですが「取り組み」を自分がどうするかだと思います。

練習が連続しています。時間自体はかなり短くしようと思っていますがなかなか。この日は2時間の予定。運動選手は「体力がある」と思われますが、負荷をかけているので逆に抵抗力が落ちる部分があります。細心の注意を払わなければいけません。全体に話をしましたが「練習が継続できる者が強くなる」と思います。自分の気配りによってある程度は対応できる。そこは考えてもらいたい。最低限のことができるかどうか。

この日はDM投げをやってからシャフトトレーニング。これも組み合わせました。この辺りまでは私も練習に参加することができました。チューブもも上げも。これも以前やっていた形と今の形を融合させていきました。太めのチューブを使うことと細いチューブを使うことの組み合わせ。重心の移動が生まれにくいですが強めに引っ張って膝の締めを意識。そこから負荷を軽くしてしっかりと前まで引き出すもも上げ。本当は丁寧に歩きながらやるほうが良いのかもしれませんが。ある程度のところでバランスをとらないと時間だけが長くなってしまいます。

そのままスイッチングとスイッチングラン。この日は更にスキップ走を入れました。DMスキップとそのままのスキップ。もちろん見ていないので任せるしかないのですが。後日、この辺りのメニューについて少し話をしました。可能であればバー持ちのスキップ走がしたい、と。これも感覚ですね。軸を作った中でのスキップ。腕が使えません。膝の引き出しだけで身体を進めないといけない。確かに効果はありそうです。昨年は何度かやっていますがこうやって選手の方から「練習での感覚について」の話が出るのは大きいと思います。きつい、きつくないというマイナスな話ではなく前向きに積み上げていくというのは重要かなと。

最後にシャフト補強。これはしんどいと思います。ここも前任校のパターンに合わせて。負荷大と負荷小を組み合わせました。意図は明確です。これがきちんとできるようになると間違いなく強くなるなと感じています。実際、本人たちの感覚の中で変化が生まれている。これは日誌に書いてある内容を見るしかないのでどのような部分なのかは分かりませんが。実際に走る中で感覚の変化があるとのこと。面白いですね。こういう部分が重要。

最後に60mを走って終わり。実際には2時間10分程度で終わったようです。ほぼ休みはないので負荷的には大きいかなとは思いますが。

見えていないので細かい部分は分かりません。それでも練習は進んでいきます。
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新しい試み2

2017-11-09 | 陸上競技
続き。

前任校で「ウエイト」をしっかりやっていた時には本当に「筋力」が上がりました。が、最大の問題が「時間がかかる」ことでした。ベンチプレス、スクワット、ハイクリーンの3種目を中心にやっていましたが道具の関係もありかなりの時間を要していました。筋肥大をさせるためにはセット間の休憩が60秒から90秒が適しているといわれています。その部分も含めてしっかりと実施すると最低でも30分かかります。筋肥大という意味での成果は確実に上がったと思います。太くなって走れなくなったという感覚はあまりない。が、「費用対効果」の部分ではどうなのか?それだけの時間をかけて3種目しかできていない。ウエイト自体がスプリントに直結するわけではない。それ以外のことのほうが多い。それなのに30分もかけてウエイトだけやるのはもったいないな・・・。そう思って止めました。大学生くらいになって時間がたくさんあるならぜひやるべきだと思いますが高校生でそこだけに時間を割くのはもったいないなと。

でもやりたい(笑)。で、前任校ではシャフト補強を2段階に分けました。重いシャフト補強と軽いシャフト補強。重い部分で筋肥大を目指し、軽い部分でスピードや重心移動を目指す。負荷的にかなり高いので選手自体はげんなりしていましたが(笑)。重いもの→軽いものにすることで様々な部分が変わってきます。セット数を増やすのではなく「負荷の違い」によって走りにつなげていく感覚を作れないか。そう感じるようになりました。DM投げに関しても前任校では重いメディシグボールと軽いものを交互に投げていた。感覚的に変化が生まれていました。それが正しいかどうか全く分かりませんが。

で、先日sri先生とLINEでやり取りしている中で前の記事に書いた「ウキョー↑」の話になりました。今こんなことやりたいと考えているんですよ、と伝えたら「blogにウキョーのことを書いていましたね」と。かなり初期のころの話です。マニアすぎる(笑)。そのおかげでもう一度原点に返る。そういう感覚を持つことができました。

これまでは「ウエイト」を「ウエイト」として独立させて考えていました。が、「ウエイト」も補強の流れの中に入れてしまえばいい。以前の考え方をベースにもう一度取り組んでみようかなと。ベンチプレスやスクワットで「高重量」を求めるのではなく「補強の一環」として取り入れる。別に重くなくてもいいじゃないか。そのあとに何をするかで効果は変わるだろうという感覚。分かりませんが。さらにその中に「高負荷と低負荷の組み合わせ」と取り入れる。そこから「走り」につなげていけないか。

ということで「ウエイトサーキット」をすることにしました。別にどうってことない内容です。ベンチとスクワットを「上半身種目」「下半身種目」の中に入れ込んだ。他の補強種目と同様にベンチとスクワットをするだけ。もちろん、その中にいろいろと工夫をしていますが。これまでやってきたノウハウを練習の中に取り入れたいなと思っています。それはきっと「オリジナル」の練習になるのではないかと思っています。負荷のかけ方も含めて。

この練習を行ってから今度は走る。走り込みではなく「動きを体に覚えこませる」ような練習。ここにも「高負荷&低負荷」を取り入れていく。本数を追うのではなく「いかに速く走れるようになるか」を模索していきたいと思います。そこに正解はないと思います。が、「絶対に間違っている」というのは存在すると思います(笑)。明らかに非効率的な動きをやっていくのは違うかなと。

この形式により練習時間の短縮を図りたいと思っています。ほぼ休まない。最大で練習時間を2時間半に圧縮したい。低負荷で長時間ではなくある程度狙った負荷の中で「短時間で終わらせる」というのは重要なことではないか。休憩時間を極力省きしっかりとした負荷をかける。その中に動きのエッセンスを入れていく。

こういうことを考えていると本当に楽しい。強くなっていくイメージがわきます。単純に「やってみたいからやる」ではなくきちんとした考えがあってそれに基づいて練習を組み立てるのです。これまでは「思い付き」の部分もありました。きっとこれからもあると思います。しかし、系統だった練習を積み重ねていくことも重要。色々な考えを巡らせながら取り組んでいきたいと思っています。

とりあえず現時点ではざっくりこんな感じです。冬期練習の中で変わっていく部分も出てくるかもしれません。「トレーニング」が「トレーニング」として独立しないようにしたいと思っています。何のためにやるのか。ここだけを常に頭に入れながらやりたいですね。
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新しい試み

2017-11-09 | 陸上競技
バタバタ。体調は微妙。夜の9時過ぎには眠りにつきつつあります。特別何かをしているというわけではないのですが疲労困憊状態が続いています。それでもやらないといけないことがたくさんあって。やるしかないなという感じです。

火曜日。この日は以前から考えていた練習をやることにしていました。実際にやる選手はこれまでの流れが良く分からないと思いますが。一応記録して残しておきたいと思います。別に隠す必要もないし。もちろん、「バカみたいなことをやっているな」と思われるかもしれないのですが。それでも書いておきます。

近畿方面の学校に練習に行ったとき、シャフト補強が多く実施されていました。初めていったのは10年以上前でしょうか。Sndに行きました。大学生がまだいない頃だった気がします。その時にfjk先生と「ウエイトトレーニング」について少し話をしました。語弊があるかもしれませんが。経験的にスプリントの才能がある選手はウエイトなどをしても太くならない。普通の選手はウエイトをすると太くなる。これはなぜだかわからないけどという感じの話でした。当時、私はロングスプリント中心の指導をしていました。技術的な部分、加速段階の部分の知識が少なく「練習量」がかなり多い時期でした。その中で「ウエイト」も実施していました。当時の短距離女子で「ベンチプレス30㎏がスタートライン」という感じだったと思います。挙げる選手は45㎏以上挙げる。投擲選手か?!という感じでした。

実はその前段階で「ウキョー↑」という形でトレーニングをしていました。「ウエイト」と「補強」の名前を組み合わせて。馬鹿らしい名前です。ウエイトだけではダメだなと何となく感じていたので上手くウエイトと補強を組み合わせられないかと考えていました。そこから次第にウエイトを実施して補強に移るという流れに変わっていきました。宮崎に行ったときにはかなりのウエイトを実施されているという話を聞いていました。確かに選手の体つきが違う。うちの選手は細くてパワーがない。こういう部分での差を感じていました。どこに正解があるのか。はっきり言ってわかりません。

昨年、大阪に行ったときにmtm先生と話をしました。ウエイトの道具はない。シャフトもない。だからあるものでやっているんですよ、と。太くするというよりは「ギュッと中身が詰まった感じにしたい」という話でした。なるほど。感覚的にはぴったり来ます。私も太くはしなくない。が、出力を上げたい。そうなった時にどうするのか。繰り返しになりますが分かりません(笑)。

これまでの流れの中で「ウエイト」が絶対悪だとは思いません。それをやることで間違いなく結果は変わってきたと思います。が、「ウエイト」をやらなくなってもそれなりの成果が出ています。シャフト補強だけやっていてインターハイに出場しているのも事実。それでも昨年、今年と全国の舞台に立って「明らかな差」を感じていました。うちのNが細いというのありますが明らかに体格が違う。補強はしっかりとやっているつもりです。弱いですが。それでも明らかな差がある。このままでは絶対に勝負にならないなと。

昨年までは「走らない日」を作っていました。トレーニングだけの日。これもある意味間違っていない方向性だったと思います。それにより明らかに故障者が減った。前任校でインターハイに連続で出場した時にはほぼこのパターンでした。しかし、「何のためにトレーニングをするのか」という話をmtm先生として少し考え方が変わりました。トレーニングと走りのマッチングができなければ目的が変わってきます。「ウエイト」をやっているといつの間にか「重い重量を上げること」に目的がすり替わってしまう。だからウエイトを避けていた部分もあります。結局は「競技力を向上させるための練習」でなければならない。筋肉の出力を上げたところでそれがスプリント動作に生きてこなければ「自己満足」の練習にしかならないのです。

それぞれの学校で練習のスタイルは異なります。それでも結果を残しているチームがたくさんある。正直、正解なんかないのかもしれません。「強豪校がやっている練習」だから正しいのか。これも違うと思います。大阪のmtm先生のチームは普通の選手が大きく伸びて結果を残す。チーム作りと練習の内容がマッチングしているからだと思います。しかし、一つ言えるのは「この練習は続けている」という部分があること。mtm先生はバーをもって練習するのを徹底されていました。どのような動きでも軸を意識させるためにバーを持って行う。私も以前からやっていましたがここまで徹底してやっていませんでした。

何となく「これをやり続けたい」という練習があるのだと思います。それはその指導者の「オリジナル」の練習なのかもしれません。余所がやっているから自分のところもやる。ダイナマックスの練習なんかは最たるものだと思いますね。本質的な部分を見失いながら「ダイナマックスをやれば強くなる」という感覚が出てくる。狙いも本質も見失ってしまう中での練習になる。

うーん、本題に移る前にかなり長くなりました。なんでしょうか(笑)

もう少し書きます。ということで記事を替えておきます。
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強くなるための練習をする

2017-11-08 | 陸上競技
月曜日。この日から練習再開。何度も書いていますが私自身かなり思うことがあります。練習計画を考える。これはかなりの時間を要します。去年やっていたからそのメニューでいいやという感覚はありません。毎年現状に合ったメニューを考える。選手のタイプによって異なる部分も出てきます。これが楽しい反面、ものすごいエネルギーを要することになります。好きでやっているんだから。そう思われる。当然だと思います。好きでやっているのだからこそ「強くなるために」実施したいなと強く願います。

「強くなる」という言葉。便利です。「頑張る」という言葉と同様。1だったものが2になればそれは「強くなる」ことですし、「頑張る」ことになる。しかし、求めるのは「10」です。この曖昧な言葉は便利な反面、「差」を生み出します。私の中の基準で考えていきたいと思っていますがそれはあくまで「私見」でしかない。もっとできるのでは?と思っていても当人にとっては「最大値」という感覚の場合もある。この場合にどうするのか。気づくまで待つというのが良いのかなと思っています。「ある程度」でいいのであればやはり「ある程度」です。本気で、何が何でも。こういう感覚に外部から無理矢理持っていくのはよくないのかもしれないと感じています。

練習に関しては「メニュー作成」して渡してやらせる形になりました。本来であればグランドで細かく練習を見たいのですが今週は所用があり全く学校での練習を見ることができないかなという感じ。1年中というわけではありません。この時期のみ。さらに冬季練習に入ってこれからどう取り組むかが問われる時だと思っています。まずはがむしゃらに練習をさせるという時期だと思います。本当に目標があるのであればそれに向かって自分たちで進みなさい。必要な部分はこちらで道案内しますよ、と。

メニュー表にはこの冬季の課題となる部分を書いておきました。

①必死に練習する
 他者との比較ではなく自分自身がどのように取り組むか。強くなりたいのであれば不平不満を言わずに練習をする。

②行動を早くする
 限られた時間を有効に使うためダラダラ動かない。1回でも多く練習をするために間の時間を素早く動く。

③目標を明確にする
 目標記録をしっかりと示す。何故その記録を出す必要があるのか。毎日の練習の中で何度も何度も目標記録を口にする。

④負荷大→負荷小→実際の動きの流れを重視
 すべての練習は「競技力を上げるため」に存在する。練習の組み立ての中で「流れ」を作り何をやろうとしているのか理解。

ごく当たり前のこと。特別でもなんでもない。誰のために練習をするのか。それが一番のベースになると思っています。ここの理解ができなければ練習の効果は上がらない。④に関しては分かりにくいと思いますが今年のうちの練習の最大テーマです。トレーニングや走練習においてすべてこの流れの中でやっていこうと思っています。特別な練習はしません。組み合わせや順番の問題です。愛媛のsri先生とLINEでやり取りをしていた時に色々と思いだしたことがあったのでそれを実施する形でしょうか。

この冬は体幹強化を最優先したいなと思っています。毎年ですが。それが使える筋肉になっていくかどうか。そのための組み合わせです。

練習自体はアップメニューをやってからDM投げ。ハードルドリル。DM往復走。スキップ走。チューブ走&前半マーク。30+30。いつも通りです。面白くもない(笑)。その中でどうするのか。組み合わせの中で工夫を。これまでやっていたチューブ走。これも前任校でやっていた部分を取り入れました。それと今実施している内容の組み合わせ。本数を減らしてでも上手く組わせていくことが「練習効果を最大限にする」ことにつながるのではないかと考えています。もちろん正解かどうかはわかりませんが。

その流れの中で「前半マーク」を。これも少しマークの個数を増やしました。より中間につなげていくための練習。そのまま30m+30で加速段階と中間の動きを組み合わせる。でシャフトトレーニング(笑)。最後にタイヤ引きをやってスプリント。幕の内弁当ですね。牛丼ではない。分かりにくい表現。以前は「加速段階の日」みたいに限定してやることもありましたが、トータルで考えた時にもう少し工夫が要るかなと。トレーニングを何のためにやるのかを考えながら走りを作っていく。すべてはこういう部分への考えだと思います。

うーん。まだ実施し始めたばかりなので細かくは書けません。が、翌日選手に聞いてみると「全然大丈夫だった」とのこと。負荷的な部分ですね。まー休みを入れて次の日ですから身体にダメージがなかったのかもしれません。様子を見ながらやっていきたいと思いますね。

まとまりなく。雑文。


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やりたいことを考える

2017-11-07 | 陸上競技
バタバタしている中で色々と考えることがありした。現在、「本当に勝ちたい」と思って行動してくれている選手が複数います。その選手たちが望む結果を手にするために私にできることは何か。きちんと向き合うこと。更には必要な練習を考えること。この部分は重要だと思います。

練習に関して。この冬どうしようかなと考えられるようになりました。少し前にはそれどころではなったですから。やりたいことがある。しかし、こちらの意図を感じ取って練習ができなければ意味がないと思います。メニューだけを与えて「やっておけ」というのはできないかなと。だとしても「本当に強くなりたい」と望むものに対して関わる時間は増えます。当然のことかなと。これまでのノウハウを集約していきたいなと思っています。

ここ10年間くらいで山口の高校で「短距離でインターハイに出場した」というのは限られています。女子の100mで3人、200mで3人が出場はほぼない。やっていることに関しては間違っていないと思います。全員、中学時代に標準記録を切って全国に出場したというのはありません。普通の選手がIH出場レベルになるというのは簡単なことではない。これは西日本カーニバルの懇親会の時に話したのですが「だったら11秒台を出す練習はどうなのか?」とうい部分。難しいと思います。13秒2の選手が12秒1になる。これは通常ではない。しかし、そのタイムでは全国大会に進むことができてもラウンドを進むことができない。不十分なのです。同じ練習をしていて11秒台が出せるか?その部分に関して正解は分かりません。

たまたま強い選手が来てくれたから全国入賞しました。これはあまり面白さを感じません。まー全国で入賞するというのはすごいことなのですが。大阪のmtm先生は14秒台の選手が女子の400mでIH入賞、11秒3位男子が10秒6を出して日本ユース入賞。これは本当にすごいことだと思います。こういう部分は本当に学ぶべきことがあると思っています。強豪校に練習を見に行くよりはこういう「素晴らしい指導者」から学ぶことが多いと思っています。間違いなく「強くするノウハウ」がある。

先日、tokusho時代の練習をしました。実はここにも大きなヒントがありました。追い込むという意味ではなく「何故それをやるのか」を考えた際に出てきたアイデア。そのアイデアを持っていたにも関わらず転勤したことによって「それどころではない」という感じになってしまいました。そのため「効果がある」と感じていたことが実現できなくなっていました。これはダメです。原点に返ることでもう一度「走りにつなげていくためのトレーニング」に関して考えることができたと思います。

この発想をトレーニングだけではなくスプリントにも生かしていきたい。物事の考え方の流れは同じだと思っています。小さなエースがシャフト補強をしているときに「なんでみんなあんなに苦しそうにやるんですかね」「もっと移動した方が楽ですよ」と言っていました。補強の中に重心に動を伴う種目が入っている。回数が少ない方が楽だという考え方。しかし、それができない選手もいる。

小さな力で重心移動が大きくなるようにする。これは筋力発揮の形としては理想なのではないか。小さなエースの発言は的を射ている。鍛えることが練習ではない。最大目標は「競技力を高めること」です。ここが出来て初めて意味がある。出力を高めてそれを走りに活かしていく。その視点の中でやっていきたいと思います。

走練習の中にどうやって取り入れるか。ここも考えていきたいと思っています。指導者がきちんと考えて理解して指導をする。そこが必要になる。正解はどこにあるのか分かりません。どんな練習でも意味があると思ってやっていくことが必要。明らかに間違っている練習をやる場合は話しが別ですが。私としてはここを見極めて行きたい。狙いが明確になれば確実に効果はあると思います。「速く動く」というだけではなくきちんと狙いを持つ。私的にもかなりイメージして作っています。

うーん。まとまらないんですが。まー良いや。とりあえず書いておきます。とりあえず。
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県駅伝

2017-11-07 | 陸上競技
日曜日が県駅伝でした。これまでは当日に少し手伝いに行くくらいの感じでした。配置されていた部署もかなり中心部と離れていてレースの盛り上がりには全く関係ない。順位争いもよくわからない中での役員でした。昨年に至っては前日から発熱し数日間寝込む中での駅伝。見に行くことさえできませんでした。

今年から運営委員になったこともあり土曜日の朝から駅伝の準備。単独チームで駅伝に出る機会もほぼなかったので前日に何かするという感覚はありませんでした。以前、短距離だけで女子駅伝に参加したこともありましたが監督会議には参加していません。当時の長距離顧問の先生が出席されていたのだと思います。申し訳ないですね・・・。ということで、今年はひたすら裏方として働く。トラック競技とは全く異なる準備もあり思っている以上に大変でした。更には数日間の疲労も出てきてヘロヘロ。土曜日は3時前には終わりましたが倒れるように寝てしまいました・・・。

駅伝当日、補助員を連れてきらら浜へ。今回は女子に補助員を任せました。トラックシーズンは自分たちが出場するので補助員をすることはありません。だからこそこういう機会に「裏方」として何かする。長距離が出場するのもありますからこういう機会を有効に生かしていきたいなと思います。与えられた仕事はそれほどなかったようなのでこちらが仕事を与えたりしました。「応援される選手になる」という部分が必要になると思います。うちの選手はそこまで積極的に動きません。力がある選手たちだからこそこういう部分はきちんとやらないといけないと思っています。「強ければそれでいいのか」と心無い批判を受ける可能性もあります。そうならないように「補助員」として普段とは異なる風景を見せたいと思っています。経験です。

私は当日、監察車を運転することになりました。上述のように駅伝の役員は中心部から外れた場所で働いていました。そのためコース自体がよく分かっていません。不安。それでも何とか運転して役目を果たしました。おかげさまでコースを覚えました(笑)。が、競技時間中ずっと運転だったので思った以上に疲労感が残る・・・。まー仕方ないのですが。

知り合いの指導者の学校が入賞しました。普段は応援している姿を見て「また叫んでますね」とチャチャを入れるのですが、今回はちょっと詳しく話を聞いてみました。駅伝、指導者の意図する配置をすることでずいぶんレース自体が変わると言われていました。今回はエースを1区ではない区間に配置したと。普段の練習の様子を見て持ちタイムが一番良い選手ではなく3年生を配置。それにより流れができて入賞したとのことでした。采配の喜びはあるのでしょうね。距離が長い分、それによって大きく変わってくるのだと思います。

共通する部分は「普段どれだけ見ているか」という部分。持ちタイムが良くても実際のレースで走れないというのであれば大切な場面では任せられません。長距離種目に関してはコツコツできないと結果にはつながらないと思います。これは短距離にも言えることですが長距離のほうが間違いなく繋がっていると思います。日々の変化を見逃さずにきちんと対応する。それが結果につながる。

私個人としては長距離は苦手。自分が見ていないところでの練習が多くなるからです。駅伝は見ていないところで走っている。できれば走る姿をずっと見ていたい。そういう性格ですから駅伝には不向きかもしれません。伴走できませんから(笑)。そこに至るまでに何をするかという意味では同じだと思いますが私自身は長距離の指導には向かないと思いますね。

以前よりは色々な方との接点ができました。たまたま、いつも一緒に練習をしているkjw先生と練習についての話をすることに。マニアックな話です。こういう話に興味を持つ人がいるのかどうかは大きな部分ですが。今年の冬にやってみたいと考えている練習の組み立てについて話をしました。投擲の感覚の中でヒントをもらったりも。前任校ではBOSSがいたので「kaneko、この練習よりはこっちの方がいいぞ」とアドバイスをもらうことが多々ありました。が、今はそれがない。だからこそ考えていることをきちんと伝えていく場面が必要。「誰が速い」とか「誰が強い」という話よりも「陸上競技について」の話をする方が圧倒的に楽しいですね。

普段とは異なる場面での話。色々と感じることがありました。結局、すべての仕事が終わったのが18時過ぎ。疲れ果てました。それにより家に帰らずまたも実家へ。それでいいのか?まー仕方ないですね・・・。

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西日本カーニバル2

2017-11-07 | 陸上競技
記憶が薄れていますが。あれこれありすぎて時間の確保ができません。blog更新までたどり着けず。プライベートといつのは存在するのか?!まーやるしかないのですが。

西日本カーニバルの記事を書いていました。なんとか高校の部で二人決勝に進むことができました。高校の部ですがこうやって県外で2本走れるというのは貴重な経験です。

ホームストレートが向い風でした。ここの競技場はバックストレートでもレースをすることができます。朝からずっとホームが向かっていたのでバックストレートで走れる可能性は?と期待していました。レース直前変更のアナウンスが。追い風の中でのレースに変更!せっかくここまできたのですからチャンスがあれば自己ベストを更新させてあげたいなと。

先に一般の部が実施。インターハイチャンピオンや11秒台の選手が多数出場。追風1mの絶好の条件の下、11秒87で高校生が優勝。やはり体格が違います。うちの選手があれだけの筋力を付けるのは不可能だと思います(笑)。が、筋出力を上げる事で対応できるのではないか。こういうレースを見ているとこちらももっとできることがあるのではないかと感じますね。刺激をもらいました。

高校の部が始まる少し前から風向きが変わる。え?!(笑)さっきまで絶好の条件。わざわざホームストレートからバックストレートに変更してもらったにも関わらず向い風?!こちらとしては神に祈るしかありません。スターター、風読んで!

高校の部の決勝は2組。1組目にM。1週間前に県体で4位。力が全く出せませんでした。そういう部分も含めて何とか走ってくれたらなと思って見ていました。レース自体は前半からMが抜け出す。いつもは力んでしまって決勝では思うように記録が出せないのですが今回は柔らかい動きが終始できました。30m地点で勝負あり。そのままリラックスした走りで圧倒的な走りでフィニッシュ。良い走りでした。タイムは12秒53。セカンドベスト。県総体の予選で出したタイムに次ぐ2回目の12秒5台。確実に力は上がってきているなと。

風は向い風0.6(笑)。なんだよ。さっきまでの追風はどこへ?!「たられば」を言っても仕方ないですが一般と同じくらいの風が吹けば間違いなく12秒4台だったと思いますね。これは自信になります。Nと一緒に走った時にもこの動きをしてくれると良いのですが。殻を破ることができれば本当に面白いと思います。本気で11秒台を狙いたいと思っています。

2組目はS。中国新人前に貧血が判明。かなり酷くて。中国新人も県体も自分の走りができませんでした。それでもチームの中で一番強くなりたいというのが表に出ています。レース後半でうごきがかなり鈍りますがそれでも今できることをしたい。前半はトップ。B決勝なので力的には当たり前かもしれませんがこれまでは前半完全に遅れてそこから勝負というレース展開でしたから今回のレースは合格点だと思います。50mまではトップ。そこから動きが鈍くなり少し遅れていきましたが12秒91。無風。

タイムだけ見れば本当に平凡なタイムです。しかし、本人は手応えを感じていました。全く出来なかった加速段階が時間をかけて作っていく中で出来るようになってきた。スムーズに加速できるようになった。ここは大きなことだと思います。後半対策は貧血を治してしっかりと走る事で変わってきます。これだけで随分違うなと。来年は12秒5切りを最低目標に取り組みたいと思います。十分可能性があると思っています。

もう一つ手応えを感じたのがNのリレーの走り。今回県選抜で走りました。2走はエース区間。2本目のレース、2走で九州選抜の選手を引き離しました。少し離したという感じではなく明らかに離していました。スピードに乗った時の走りは圧巻です。この走りが100mでできたら。スタンディングとスタブロの違いはあると思います。だからこそこちらもしっかりと練習を組み立てていきたい。それができれば本当に戦えるようになると思っています。

今回、県選抜に選んで頂いたお陰で貴重な経験をすることができました。他県の先生方と情報交換もできましたし。何よりうちの選手が「戦える」という手応えを感じてくれたのが大きい。まだまだ力はなく弱いですが可能性を改めて感じました。

進みたいと思います。高いところに照準を合わせて。
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西日本カーニバル

2017-11-06 | 陸上競技
とりあえず断片的な内容になりますが記しておきます。

11月3日、北九州で西日本カーニバルが実施されました。昨年から「県選抜」を作って参加するようになっています。四国選抜や九州選抜と一緒にレースができるというのは貴重な経験です。うちからは男子1名、女子3名が選抜されました。女子Sは「リレーメンバー」に入れてもらいましたが5番手なので今回は補欠。個人レースに出場することに。

このため前日の午後から移動。九州選抜や四国選抜は朝から移動して午後から練習だったそうです。「熱意」という部分ですごいなと思います。ぜひともこういう活性化がなされると良いなと感じています。私は夕方からtabeで練習をさせてもらってから移動。バトン練習をしました。後半は400mHの選手の指導をさせてもらいました。いや、これまで見てきた選手の中で「資質」としては最高だと思いますね。身体ができてくればきっと全国で活躍できるレベル。すごい。

当日は北九州市から移動。レース自体がかなり早いので大変でした。7時には競技場。今回はMとSは「高校の部」に出場させもらいました。通常は一般の部なのですが別途参加料を払って事前に申し込みをしていました。一般の部では予選通過がかなり厳しいので高校の部で2本走りたいと思って。Nは国体やIHなどでそれなりにレースをしているので今回は一般の部へ。力が上の選手とどう戦うか。この経験を。男子はSoが1人参加。体調を崩していたので「参加する」だけになってしまう感じはありましたが・・・。

レースはホームストレートで。向かい風でした(笑)。高校女子は9時15分から早い時間のレースは難しい。かなり動くように指示をしていましたが叶わず。とはいえ、Mは全体のトップで予選通過、Sは10番目での通過。高校の決勝は2組あるので救われました。Nはスタートで若干おいて行かれましたがなんとか持ち直す。これまで12秒2台の選手と走ると確実に自分の走りができませんでしたが今回はまずまず。予選落ちはしましたがずっとやってきていることが形になりつつあるかなと感じました。出力を上げるための練習をしていきたいと思います。Soは全く動かず。仕方ないですね。

そこから県選抜のリレー。バトン練習などはほとんどできていないのでほぼぶっつけ本番。女子は4走のところでバトンが流れました。かなり減速しましたが48秒03。これだけのメンツですから最低でも47秒5くらいは欲しいですが。なかなか厳しいですね。男子は42秒7位だっだでしょうか。こちらも厳しいですね。他地区の選抜チームは強い。女子では46秒台を出していました。こういうチームと戦っていかなればいけません。そういう貴重な機会になったのではないかと。

決勝に関してはまた別に。時間が・・・。
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たどり着けず

2017-11-05 | 陸上競技
blog更新にまでいきつきません。やっと少し時間が。

木曜の午後から翌日の西日本カーニバルのために下関経由で小倉へ。懇親会にも参加。金曜日に朝から西日本カーニバルに参加してそのまま山口へ戻る。土曜日は駅伝の準備で朝からきらら浜へ。終わって実家で力尽きて寝る。

で、日曜日は休む間なく駅伝の審判。これが終わったのが18時前で学校に戻ったのが19時前。現在この段階です。

とりあえず生きてはいます。記録として書いておきます。倒れそう(笑)
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