木曜日。この日は少し余裕がありました。数日間よりは学校を出る時間が遅くても大丈夫なので。
練習自体はウエイトサーキットから。前回やったときにかなりの時間を要したとのこと。この日は私も練習についているので時間を計りながら実施。前回の筋肉痛が残っているとのこと。これも慣れていくしかありません。筋肉痛だから練習をやらないというのは違うと思います。完全回復を待っていたら時間だけが過ぎてしまいます。ある程度回復はしているはずなのでしっかりとトレーニングを。
筋肉痛になるというのはまだその部分が弱いから。ベンチプレスなどはやっていないので当然筋肉痛になります。それでもやっていく。高重量は用いていません。単純に弱いだけだと思います。やっていくしかない。上半身と下半身のメニュー、1セットは5分程度で終わりました。この2つの部分で約30分程度で終わります。休みが入らないので本当にサーキットです。さらには全身メニューとしてスナッチ系を入れています。トータルで50分くらいだったでしょうか。全身系に移るまでにかなり休憩が入ったのでここをうまく使えれば40分程度で終わると思います。
私はここから3年生の面接練習をやりながら練習を見ることに。うちの部の子ですからしっかりと面接練習はしないといけません。選手はトレーニングをした後の走練習ですからかなりきついだろうなと思っていました。ウインドスプリント時には「身体が動かない」と嘆いている者もいました。当然だと思います。そのままスイッチング、スイッチングラン、チューブ走。
チューブ走では男女で少し変えました。やることは変わらないのですが歩数的なものです。この辺りから練習中心に見ることができました。動かないと言ってたにも関わらずかなり良い走りをしています。ん?話を聞くとさっきまでは動かなかったけど動くようになってきたとのこと。それがこちらが思うよりももっといい動きなのです。正直驚きました。かなり重心が前に進む。どの練習が良かったのかは正直はっきりと言えません。が、本当によく進む。特定の選手だけではなく全体的に進んでいました。
前半マークを行いやってきた動きをつなげていく作業。今はこういう部分に時間をかけるほうがいいなと思っています。中間マークも以前より少し個数を多くしています。ピッチとストライドの話になるのですが自然にストライドが広がっていく。これは以前の大失敗になるのですが「ピッチを改善する」というのをテーマに掲げたことがあります。中間でのストライドは自然に広がってきたのであとは加速段階でのピッチかなと。ここがうまくはまればもっと記録が伸びると思っていまいした。その中でピッチに偏った練習になる。いつの間にか最も大切な「重心移動」の部分が疎かになっていました。結果、ピッチは上がったが進まない。その場足踏みに近い動きになってしまった。本当に申し訳ないことをしたと思っています。その反省を生かして今があります。
木を見て森を見ず。いつの間にか全体のバランスを見失ってしまうことがあります。そのため最近では一部分に特化した練習をしないようにしています。ピッチだけだとかストライドを伸ばすとか。加速段階の練習はかなり多くなっていますがそれでも中間の走りも入れています。どこか一部分だけ改善してそれが劇的に記録につながることはないと思います。レースの後半が落ちてしまうからといってひたすら走り込みをしたところで本当に後半持つようになるのか。全体の流れの中でどう持っていくのかが重要だと思いますね。
で、最後にタイヤ引き。練習スペースが限られているので中間の動きを作るためにタイヤを使います。腰が残る感覚があると避ける方もいると思いますがうちは腰には負荷をかけないのでその部分の問題は解決していると勝手に思っています。この日は前回のスキップで感じたという部分を取り入れました。タイヤ引きとバー走を組み合わせる。なかなかです。4本を1セットとしました。これも意図的に順番を作っています。単純に走ればいいというのではなく「こういう順番で組み合わせたら効果があるだろうな」と考えています。この練習をやった後にこういう動きをすればきっとうまく走れる。頭の中でのイメージと実際の動きでは異なる部分があるかもしれませんが、考えて意図的に練習をするというのは重要かなと。
見ていると面白いですね。本当に強くなりたいと思う選手はきちんと考えて行っています。こちらが準備した内容を解釈してやっていく。バー走などは持つ位置によって全くやりたいこととは違ってきます。そうならないようにこちらが指示を出す。思っていたよももっと動きに変化が生まれました。それを本人たちが実感するというのが重要。
このあたりで私は校外へ。
強くなるために練習をする。この部分だと思います。その「強くなる」が県総体に出場するというのでもいいと思っています。しかし、やるからには最大限のことをやる。以前の話になりますが小さなエースが高校に入ってきたときに「目標は?」と聞いたら「12秒台を出すこと」と答えました。それでもいいと思います。それによって中国大会に進めるのだから。実際は一生懸命にやっている中で12秒17までいきました。12秒台を目標にしていたら結果12秒1までいった。必死になってやれるかどうかは重要だと思います。本人がその気になれば1つ1つの練習の持つ意味は大きく変わるからです。
練習が見れない。これもある意味「自覚を促す」ことになります。最後は自分自身がやるかどうか。
半年間このレベルの練習が続けば・・・。ワクワクします。
練習自体はウエイトサーキットから。前回やったときにかなりの時間を要したとのこと。この日は私も練習についているので時間を計りながら実施。前回の筋肉痛が残っているとのこと。これも慣れていくしかありません。筋肉痛だから練習をやらないというのは違うと思います。完全回復を待っていたら時間だけが過ぎてしまいます。ある程度回復はしているはずなのでしっかりとトレーニングを。
筋肉痛になるというのはまだその部分が弱いから。ベンチプレスなどはやっていないので当然筋肉痛になります。それでもやっていく。高重量は用いていません。単純に弱いだけだと思います。やっていくしかない。上半身と下半身のメニュー、1セットは5分程度で終わりました。この2つの部分で約30分程度で終わります。休みが入らないので本当にサーキットです。さらには全身メニューとしてスナッチ系を入れています。トータルで50分くらいだったでしょうか。全身系に移るまでにかなり休憩が入ったのでここをうまく使えれば40分程度で終わると思います。
私はここから3年生の面接練習をやりながら練習を見ることに。うちの部の子ですからしっかりと面接練習はしないといけません。選手はトレーニングをした後の走練習ですからかなりきついだろうなと思っていました。ウインドスプリント時には「身体が動かない」と嘆いている者もいました。当然だと思います。そのままスイッチング、スイッチングラン、チューブ走。
チューブ走では男女で少し変えました。やることは変わらないのですが歩数的なものです。この辺りから練習中心に見ることができました。動かないと言ってたにも関わらずかなり良い走りをしています。ん?話を聞くとさっきまでは動かなかったけど動くようになってきたとのこと。それがこちらが思うよりももっといい動きなのです。正直驚きました。かなり重心が前に進む。どの練習が良かったのかは正直はっきりと言えません。が、本当によく進む。特定の選手だけではなく全体的に進んでいました。
前半マークを行いやってきた動きをつなげていく作業。今はこういう部分に時間をかけるほうがいいなと思っています。中間マークも以前より少し個数を多くしています。ピッチとストライドの話になるのですが自然にストライドが広がっていく。これは以前の大失敗になるのですが「ピッチを改善する」というのをテーマに掲げたことがあります。中間でのストライドは自然に広がってきたのであとは加速段階でのピッチかなと。ここがうまくはまればもっと記録が伸びると思っていまいした。その中でピッチに偏った練習になる。いつの間にか最も大切な「重心移動」の部分が疎かになっていました。結果、ピッチは上がったが進まない。その場足踏みに近い動きになってしまった。本当に申し訳ないことをしたと思っています。その反省を生かして今があります。
木を見て森を見ず。いつの間にか全体のバランスを見失ってしまうことがあります。そのため最近では一部分に特化した練習をしないようにしています。ピッチだけだとかストライドを伸ばすとか。加速段階の練習はかなり多くなっていますがそれでも中間の走りも入れています。どこか一部分だけ改善してそれが劇的に記録につながることはないと思います。レースの後半が落ちてしまうからといってひたすら走り込みをしたところで本当に後半持つようになるのか。全体の流れの中でどう持っていくのかが重要だと思いますね。
で、最後にタイヤ引き。練習スペースが限られているので中間の動きを作るためにタイヤを使います。腰が残る感覚があると避ける方もいると思いますがうちは腰には負荷をかけないのでその部分の問題は解決していると勝手に思っています。この日は前回のスキップで感じたという部分を取り入れました。タイヤ引きとバー走を組み合わせる。なかなかです。4本を1セットとしました。これも意図的に順番を作っています。単純に走ればいいというのではなく「こういう順番で組み合わせたら効果があるだろうな」と考えています。この練習をやった後にこういう動きをすればきっとうまく走れる。頭の中でのイメージと実際の動きでは異なる部分があるかもしれませんが、考えて意図的に練習をするというのは重要かなと。
見ていると面白いですね。本当に強くなりたいと思う選手はきちんと考えて行っています。こちらが準備した内容を解釈してやっていく。バー走などは持つ位置によって全くやりたいこととは違ってきます。そうならないようにこちらが指示を出す。思っていたよももっと動きに変化が生まれました。それを本人たちが実感するというのが重要。
このあたりで私は校外へ。
強くなるために練習をする。この部分だと思います。その「強くなる」が県総体に出場するというのでもいいと思っています。しかし、やるからには最大限のことをやる。以前の話になりますが小さなエースが高校に入ってきたときに「目標は?」と聞いたら「12秒台を出すこと」と答えました。それでもいいと思います。それによって中国大会に進めるのだから。実際は一生懸命にやっている中で12秒17までいきました。12秒台を目標にしていたら結果12秒1までいった。必死になってやれるかどうかは重要だと思います。本人がその気になれば1つ1つの練習の持つ意味は大きく変わるからです。
練習が見れない。これもある意味「自覚を促す」ことになります。最後は自分自身がやるかどうか。
半年間このレベルの練習が続けば・・・。ワクワクします。