kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

再び一日練習

2019-08-25 | 陸上競技

土曜日。この日は先週に引き続き一日練習としていました。支部新人を挟んでの一日練習。今週は量的にはあまりできていない感じがあります。月曜日にある程度動きましたが火曜日は雨。水曜日は支部新人、木曜日は基礎力診断テスト。練習らしい練習はできていないかなと。翌週の合宿があるのでそこまでにある程度の負荷はかけておきたいと思っていました。

 

今回はnyの跳躍系が一緒にやることになっていました。元々、強化練習にしようと思っていハタのですがgt先生が「ガッツリやってほしい」という強い要望を持っていたのでそれに合わせて一日練習にすることにしてました。うちとしても単独で練習をするよりは他校の力を借りながらやるほうが効果が上がりやすいですから助かります。うちでやるよりもnykが単独でやるほうが負荷が高いのではないかと思いますが(笑)。

 

そのタイミングで先日から一緒に試合観戦をする機会が多い社会人選手のakmさんにも声をかけてみる。「加速段階に課題がある」と言っていたのでせっかくだからそこを改善するための練習を一緒にやろうかと。社会人選手にとって「一日練習」はかなりハードだと思います。それでもあえて誘ってみる。さらにそれに便乗してndgのインターハイ選手2人も参加することに。こちらとしてはありがたい話です。さらに近隣のhfnの顧問から「一緒に練習させてほしい」という依頼が。断る道理がないので参加してもらうことに。こちらは「状況を見て抜けてもらう」という話にしていました。普段とは違う練習になると思うので。さらには卒業生のSotaroにも声をかけて参加してもらうことに。

 

最初に私から少し話を。しっかりと意識して練習してほしいという部分のみ。前の記事にも書きましたが「トレーニング」が多いのでその部分をきつくても正確にやってほしいという要望。gt先生にも「一言」話をしてもらうことに。結構話をしていました(笑)。思うことがあるのでしょう。関西では「競技をしたい」と思ってグランドに立つのが当たり前です。「やらされている」というのではない。さらには「社会人として」の感覚を持ってもらいたい。そんな話をしていました。きちんと理解してもらいたいですね。

 

練習に関しては午前中は基礎的な部分を。練習自体がほとんどできていない選手もいるのでそれに合わせた部分も出てきます。バランス系から初めて「体幹強化サーキット」を。選手は「上半身下半身」と呼んでいます。これも正確にやるためには何度かやっていかなければいけないと思います。一度やるだけではなかなかできない。ポイントになる部分や意識する部分が明確になりにくいからです。


 

 

通常ここまでの練習は25分くらいで終わります。休まないので。この日は50分以上かかりました。人数が多くなり説明する部分が出てくる。そうなると必要以上に時間がかかります。ある意味当然の話。人数も多くなり練習道具の不足も出てくる。次の行動が分からないので後手後手に回る。本来であればうちの選手がもっとリーダシップを発揮して説明したり引っ張っていかなければいけません。それができない。これも一緒に練習をする中で見えてくることです。重要な話だと思いますね。

 

先週は単独で練習をしました。これは通常運転。それほど難しい話ではありません。いつも通りにやっていけばいいので。暑さがあったので休憩をはさみながらやらなければいけない感じはありました。今回は比較的涼しい。休憩はそれほど取らなくても行けると思っていました。が、「初めてやる」という選手が多い中でうちの選手がもう少し「気配り」ができなければいけない。自分のことだけになってしまう部分が多くありました。

 

「自分は分かっている」のです。だから普通にやればいい。しかし、初めてやる選手にはそれが分からない。そこを理解しているか。きちんと相手の立場に立って説明ができるかどうか。自分がその状況に置かれたときにどう感じるか。これも単独ではわからない部分だと思います。他校と一緒に練習をすることで分かってくる。うちの選手に圧倒的に不足する部分だと思います。気配りができるようになってほしいと切に願います。


長くなりそうなのでこの辺で一旦切っておきます。また別に書きます。

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自分達で

2019-08-25 | 陸上競技

金曜日。この日は県新人のプロ編。朝から開始なので練習に関してはメニューだけ作成して任せることに。

 
メニューは前日の段階で作成して渡していました。夜から雨予報になっていて金曜日はグランドが使えないだろかなという予測のもと計画を立てていました。あれこれあるので走るメニューにはしませんでした。トレーニング中心で負荷をかける。
 
この日にプロ編があるというのを既に忘れかけていました。当初の予定は「強化週間」と位置付けていたのでしっかりと負荷をかけたいと考えていました。合宿もあるのでそこに向けて準備をしていきたい。もちろん合宿に合わせて練習量を減らして調整するというのはあり得ません。最大負荷をかけておいてからの合宿です。
 
短い距離の走りをひたすらやりたいと思っていたのですが私が不在時に走らせるのはどうなのか。ここに関しては諦めることに。
 
練習はバランス系をやってから早速トレーニング。シャフトトレーニング、股関節強化サーキット。地味ですが。そのままセラバンド補強とハードル股関節。この手の練習は継続してやっておきたいと思っています。基礎筋力向上には時間がかかります。一朝一夕に結果が出るものではない。試合直前にあれこれやっても意味がないので継続的に。
 
少し速い動きをやっておきたいなと思っていたのでアジリティトレーニングも少し。走らなくてもできることはあるかなと思っています。この部分で熱中症になるとか大きなけがをするというのはあり得ないので。これで怪我をしてしまったときの責任はやはり私ということになるのでしょうか。考えさせられます。
 
そのまま補強サーキットへ。見ていないので何とも言えないのですがどれくらい正確にできたのか。これによって効果は大きく変わってきます。やるだけならかなり簡単にできます。選手には何度か言っていますが私が選手を評価するポイントの一つは「基礎筋力の向上度」です。補強はやれば必ず強くなります。地道に努力していけば必ず実る。競技に対する取り組みの姿勢は間違いなく「基礎筋力の向上度」に現れると思っています。見ていなくてもやるのが当たり前。全て自分のためです。
 
全体の補強として最後に瞬発系シャフトをやってハードルジャンプ。グランド状態が悪くハードルジャンプはうまくできなかったようです。下が緩すぎてうまく力がもらえなかったとか。これも仕方ない。できないからやめようという話ではなくやるだけやるという姿勢も必要です。私が不在なのでその判断は難しかったかもしれませんが。
 
最後に1時間程度ドリルを。前の週に行った「重心移動感」を作るための練習を。それも含めて1時間程度ドリル系。ある程度の種目は示しています。その中から種目の取捨選択をそれぞれがどうするか。
 
前日の移動時間にHoと話をしていました。その中で「頭を使うようになった」という内容がありました。これは大きな話だと思っています。単純に「与えられたことをやる」のではなく自分で意味を理解して判断してやっていく。ここに大きな差が出ると思っています。「とりあえずやる」というのでは結果にはつながりにくい。大半の選手は「考えずにやる」というのが多くなります。ここをどう改善するか。「差」は出ます。「良い練習をする」という意味が考えられたらと。
 
私はプロ編が終わってから帰宅後、翌日の練習計画を立てることに。1日練習を計画しているのでその内容を。要望として「ガッツリやってほしい」というのがありました。そうなるとあれこれ考えなければいけなくなります。まー好きでやっているので全く苦になりませんが。
 
練習は全く見ていないので細かくは書けません。一応概要的なものを記しておきます。
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粛々とやるべきことを

2019-08-23 | 陸上競技

木曜日。前日が登校日でした。うちの選手は支部大会があったので出席できず。このタイミングで「基礎力診断テスト」が実施されていました。そのため木曜日は選手を登校させて全員で基礎力診断テストを受けさせることに。試合があって疲れているという話ではないと思います。やるべきことはやる。

 

私は通常通り7時過ぎには職場へ。県新人の申し込みをしなければいけないのでその準備を。選手はなかなか分からないと思いますが、裏ではこういう部分をやっています。他にもいくつかやることとがあったのでその準備も。来月防府で国体合宿があるのでその施設予約の手続きをするという部分もありました。まーそんなに大変なことではないのですが。月曜日から始まる合宿のことも。

 

更には県新人のことについて各方面と調整。その前に3年生の就職希望者のための面接練習。とにかくやるべきことをやっておかなければ後々大変になります。ひたすらやる。

 

基礎力診断テストが終わったので少しだけ全体に話をすることに。前日に試合の振り返りができないというのもあったので。なかなかリーダーになれる選手が出てきません。2年生がレースに出ているとそれ以外の者が全体を引っ張ることができません。他校と違ってそれほど人数が多くない。男女がリレーに出れば残りの選手はかなり少なくなります。

 

今回のレースで感じたこと。応援するという姿勢が見られない。自分の競技で精一杯になっていたり、補助員をやっているので応援ができないというのはあるかもしれません。それでも応援する姿がほとんど見られない。声が出ない。短距離も長距離も関係なくしっかりと応援しなければいけないと思っています。普段練習が別であってもチームとしての取り組みが必要になる。1+1=2のレベルで終わっていないか。本当のチームになればそれが3にも4にもなる。プラスアルファの力が生まれるのです。まだそこまで達していない。

 

準備などはやっています。しかし、それは私たちが「指示」を出すから。やらないと注意されるというのもあるので動きます。本当は自分たちで判断して動かなければいけない。今回は私たちが気づいて棒高跳びのマットの片付けをしました。雨が降る前に指示を出してやらせたのですが。その他諸々気がつけばできることがあるかもしれない。もっと視野を広くしてもらいたい。

 

競技だけやればいい。そうは思いません。だからといって準備や片付けさえやれば良いという気もない。今回のレースで自分たちの「力」に気づいたのではないか。もっと必死にならなければいけない。「自分たちはやっている」という錯覚に陥っている間は何も変わりません。厳しいようですが。集団になって「何かをする」ということだけ。集団に所属することが目的になっている者もいる。それを抜け出さなければいけない。

 

前の記事にも書きましたがマイルで最初から突っ込むことができない。抜かれても粘るということがない。だから圧倒的に弱い。強くなるための切っ掛けがつかめないのです。

 

前任校の話。本気でマイルでインターハイを狙っていた。2番手の選手が個人レースの前に肉離れ。3番手の選手は周りの選手の気持ちを感じ取ることができない。そうなったときに決勝で「初めてマイルを走る選手」を走らせました。100mが12秒台で走る1年生。200mで26秒ちょっとで走れたのでなんとかなるのではないかと賭ける。それしかないと思っていました。

 

その選手を3走で走らせる。1-2走がかなり良い位置で持ってきたのもあり最初から激走。200m地点でトップに立ちました。もちろん最後まで持たない。62秒くらいかかって7番手まで落ちました。結局マイルは7位でインターハイに行けない。全員が立てなくなるくらい泣きました。

 

そのときの3走がmiho。その後、驚くほど強くなり県新人では100mと200mで2冠。翌年200mでインターハイに出場するまでになりました。「絶対にやってやる」という気持ちがあるからそこまで伸びたのだと思っています。普通の選手だったmihoが大きく伸びる要因は「怖がらずに最初から突っ込むことができたから」だと思っています。恐怖心に打ち勝って走る。後先のことを考えず勝負しようとする。その想いがあるから強くなる。

 

今はその部分が足りないと思っています。なんとなく走っている。ここが変わるかどうか。その話をしました。こればきちんと伝わるとは思っていません。それでもこちらが伝えるべきことを話していかなければ変わらない。それだけは確か。

 

午後からは選手の実家にラーメンを食べに行きました。私の好きなネギラーメンを経営されているので。前からタイミングを見計らっていたのですが。夏季厚生休暇を取って行きました。おいしかった(笑)。移動時間は選手と話をしながら。こういう本音の部分での話ができるというのは楽しいですね。競技の話ができる環境で本気でやっていきたいと思います。

 

まとまりませんが。記録しておきます。

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支部新人

2019-08-22 | 陸上競技

水曜日。この日は支部新人でした。ここ最近のblogを見ていただくとある程度予測はつくと思いますが、基本調整をして望むということはありません。上につながる大会ではないのでというのが大きな理由です。国体最終が終わってから少し疲労を抜いてもう一度強化練習に入っています。先週の土曜日は一日練習。月曜日も3時間近く練習をしています。それが何を意味するのか。

 

今回記録が出るとは思っていませんでした。それなりに走れるかなというのはありましたが。スプリント系の種目に関しては風が向かっているというのもあり微妙でしたが。印象的だった部分だけ記録しておきます。

 

2年生の男子、Haが400mに出場。国体最終予選では55秒かかっていました。高体連記録会で300mが37秒7で走っていたのでそれなりに400mも走れるはず。意図的に先週の金曜日と土曜日は走る量を増やしました。調整云々ではない。今回は1レーンでしたが52秒93の自己ベスト更新。これまでの自己ベストが54秒59でしたから十分なできだと思います。

 

52秒台というのは一般的に見ればそれほど良い記録ではないと思います。県新人で予選が通過できるかどうかの記録かなと。力がある選手であれば競技を始めてすぐにそれくらいの記録で走るかもしれません。去年のHaのベストは58秒49。それ以外は1分以上かかってました。分かってもらいにくい部分ですが60秒かかる選手が52秒台までたどり着いたというのは大きな意味があるのかもしれません。ドリルをしていたら手と足が一緒になるような選手でしたが記録的には成長したと思います。もうひと頑張りすれば県新人の決勝が見えるかもしれません。

 

女子の100mは向風の中でToが13秒30(-1.6)、Saが13秒38(-1.2)、Hoが13秒38(-1.6)でした。決してタイムが良いとは思いません。普通の記録かもしれません。が、これからのことを考えるともう一つ上の記録が狙えるかなという感じを受けています。きちんと走れれば3人が12秒台には入れるのではないかという感覚。Toは中学自体のベストが13秒26。1年次に13秒20まで伸ばしていますが今シーズンは思い通りの走りができない。少しずつ走れるようになってきたかなという感じでしょうか。

 

女子の4継は51秒54。バトン練習が不足しています。この1ヶ月であわせをやったのは1回のみ。これは少しずつやっていかなければいけないなと感じています。今シーズン中にあと1秒は短縮したい。4人しかいないなかでの結果です。「走れる選手が4人」というのではなく選手自体が4人しかない。この中でどうするかという感じです。きちんと指導をしていけば人数が少なくてもある程度戦えるようになると思っています。

 

全く練習をしていませんでしたがマイルに出場。これは・・・。女子は全員ジョグ状態。もう少し指示をしておけば良かった。最初から走りきることを目標にしているレースでした。女子はこういう部分では怖がります。最初から突っ込んで走れる走れるのが必要でした。本来はここを目的に出場していたのですがほとんど指示が出せていなかった。これは私自身が反省すべき点です。

 

 潰れても良いので最初から行く。この経験をさせたかった。何の収穫もないレースになってしました。200mが27秒台で走れる選手が3人いる。そうであれば64秒くらいでは走れるはずです。全員が70秒以上かかっています。長距離走並み。今シーズンはマイルには出ませんが来シーズンはマイルも考えたいと思っています。

 

練習で最初から突っ込むという感覚が欲しくてマイルに出した部分があります。120mを3本というメニューがあれば3本を走りきるための練習をするのではない。1本目から全力で走り続ける。2本目の途中で力尽きてもいい。力を出し切ることを覚えて欲しいなと考えていました。ここは今後の課題です。学校の練習の中でそういう取り組みができればと思います。

 

まとまりませんが。記録しておきます。思い出したらまた書きます。多分。

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スピード刺激

2019-08-20 | 陸上競技
せっかく動画を撮ったので技術的な話を書こうかと思っていました。コマ送りに書き出して意識する部分を書いておこうかと。で、余力がなかったのでまた近いうちに書きます(笑)どれだけの人が技術的な部分に関心があるのかわかりませんし。

月曜日、支部大会2日前。調整をしてレースに出るという感じではありません。あくまで練習の一環としての支部新人。選手にとっては違うかもしれませんが。全ての試合に調整して出るというのでは強化するタイミングがありません。これも考え方だと思いますが。

久しぶりに日誌を提出させました。まとめて書いている者、全く書いていない者、中身が全くない者が出てきます。このことに関しては最後に話をしましたが。歯磨きをする。お風呂に入る。これは毎日当たり前のようにやります。習慣です。日誌を書くのも練習同じ位置付けだと考えています。練習だけやっても振り返りが出来なければ効果は上がらない。一時的な気持ちが盛り上がってやるのではなく常に安定して取り組める。そういう選手にならなければいけません。

この日もmichiが練習参加。全て一緒にはやりませんが基礎的な部分は一緒に。本当は時間をかけて丁寧にやる方がいいのでしょうが。雨予報になっていたので少し早めに進めなければいけない。そういう部分も含めてメニューを組みました。うちの選手用とmichi用のメニューをそれぞれ作成。

バランス系をやってからBCT。その流れの中で軸系。ここは基本的に外せない動きだと思っています。試合のために順番しておくという意味合いも強くあります。やはりこの部分は常に意識させておきたい。うちの選手はそこからセラバンド補強とハードル股関節。michiは反発系と縄跳び、チューブ腿上げ。michiに関しては走るために意識した方が良いと感じたことをやりました。とにかく接地が長い。修正していかなければいけないかなと。

さらに気になっているのが「脚の遅れ」です。スイッチングが遅れてしまって返ってきません。反発系が上手く出来ないのも関係しています。ここもなんとか出来ないかなと。

実際問題、こうやって走りについて考えていくのは本当に楽しい。走りを深く考えていくことでどのようにすれば良いのかを見極める。処方箋を考えてそこに対してどういう練習をするのか。なかなか分かってもらえないと思いますが至福の時間です。動きを見てそれに対してどうアプローチするか。ガチガチの枠にはめてやる気はありません。個別対応が基本。

michiは縄跳びをやってからチューブ腿上げ。膝締めとスイッチング。チューブもも上げは普通のもも上げとトントンまで。基礎的な部分の繰り返しです。早めに終わったのでそこから高校生と一緒に。

ハードルドリルと台ドロップ系を。これは土曜日にかなりやっているので問題なしかと。アキレス腱が痛いという選手がいたのでキネシオで対応。無理はさせず。

スイッチング&スキップをやってからうちの選手はチューブ5歩と前半マーク。スピード刺激を入れながら。michiはスイッチングに課題があると感じているのでスイッチングランを。まだまだ動きは本来のものではありませんが、積み上げていくしかないのかなと。スイッチングランの中でスプリントに近い動きもやりました。走りの中でスイッチングを意識するようにしました。そこからスイッチングランスプリント。タタタです。もう少し前で動かしたいなと思いながら見ていました。

うちの選手はトーイング、10バトン、25並走の後にバトン合わせ。120mを使っての合わせとしました。本来であればこちらを最優先しなければいけないのでしょうが、この日で練習参加が最後になるのでmichiの練習を見ることに。バトンはまずまずだったようです。少しバトン練習が足りないかなという気はしています。まずは基礎かなと。

michiはそこからチューブ5歩。この時に腰の位置が低くなりすぎていることに気づく。出来るだけ動画を撮っておきたいと思って遠くから見る機会が多かったのですが人手が足りないので私がチューブを引くことになりました。その時にワンハンドの構えの位置がかなり低くなっていました。これが要因の一つかなと感じました。

「低く出ないといけない」という意識が強くあるようです。スタブロからの出も同様。しかし、低ければ良いというものではありません。一歩目の腰の移動は「水平移動」だと考えています。「水平移動」の意識はあるようです。しかし、低い位置からの水平移動であれば間違いなく潰れます。

イメージとしては腰が高ければ潰れる、腰が低ければ上に抜ける感じです。michiは「水平移動」という感覚だけ残っていてその前の構えの段階できちんと作れていない。これでは上手くいきません。もちろんここだけ修正すれば良いという話ではないのですが。チューブ5本と前半マークではその部分を重点的に修正していきました。

トーイングも人出が足りないので私が引っ張ることに。2本だけでしたが息切れが(笑)運動不足ですね。そこで作った動きを40→30↑で走りに結びつける。タータンでできればもう少し上手く走れるかもしれないですね。

本当はここでトレーニングを入れたかったのですが雨が降るので端折って走りを先にやることに。ここまでもスコールのような雨がバーっと降っていました。止んでいる時に走っておかないとやりたい練習ができなくなります。休まずに。すでに息切れしていましたが(笑)

バリエーションSSを。日曜日にblogをアップするために動画から静止画の書き出しをしていました。その時に過去の動画を見ることに。michiが高校時代にやっていた練習の中でこれをやったら感覚が良くなるという練習がいくつかありました。これを実際にやった方が良いかなと。BTDMを組み合わせてスキップとシザースをやります。B Tでは膝の引出しでしか進めません。 Tだけになったら腕は使えますが前に進むためにTが邪魔をすることになる。これに負けずに引き出す。DMは重心が前になるので進みやすくなる。さらにシザーズの時にはDMを突き出すようにしているので「膝と重心移動」のタイミングがつかみやすくなる。

実際にやってみると動作と動作の間で動きが鈍い。こういう部分だと思います。しっかりとやっておくことで「感覚の変化」を生み出しくれるはず。高校だからできる練習なのかもしれません。せっかく戻って練習に参加してくれるのであれば少しだけでも役立てたら良いなと感じていました。本当に役立てているかは不明ですが。

最後に土曜日にできなかった T走と40→30↑の組み合わせを。雨が降ってきていたのでグランドがゆるくなっていました。それでもこういう練習はしておきたい。意図的に組み合わせることで少しずつ変わると思っています。これを3本。短時間で走るのでしんどいかも知れませんが。

本人がどう感じているのか。感覚は良くなったと言ってくれていました。表現が下手なのでどう変わってきているのか正確に把握できていないのですが。ポイントになる「スイッチング」「スキップ」反発」が大切だというのが分かったようです。もちろん簡単に戻るとは思いません。大学で恵まれた環境の中でしっかりと自分を磨いてもらえたらと切に願います。

私に何ができるか。それは分かりません。それでもこうやってできることを積み重ねていきたい。そう思っています。卒業生が来てくれたことで私自身「走ること」に対して真剣に考えることができました。「速くなりたい」と願っている選手に対して何を提供するか。ここに尽きると思っています。楽しい時間でした。心から感謝したいと思います。
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一日練習3

2019-08-18 | 陸上競技

続きです。一日練習の後半。午前中で準備していた氷などが尽きてきたのであれこれ工夫して確保。飲み物も別に準備。13時半からの開始としました。暑いので可能な限り陰でやりたいというのはありました。もちろん無理でしたが・・・。

 

アップ自体はバランス系をやってからDM∞。午前中にかなりやっているのでそれほとやらなくても十分かなというのもありました。とはいえやはり必要な部分はやっておきたい。補強の要素を含んでやっていくことにしました。

 

 

 

もう一度、台ドロップ系を。これは午前中と同じです。ここは動きの確認の意味合いが強い。本数は少なめに。スイッチング&スキップもやりました。

 

 

 

 

ある程度動きの意識ができたのでここからは実際の走りの中で感覚作り。チューブ5歩を。最初は強めに引っ張ってパワー系に近いチューブ5歩。これはチューブが外れたときがポイントになります。一気に進む感覚が出てくる。そこから今度は「構え」の時にだけ負荷をかけるチューブ5歩。これは細いチューブを使います。水平方向への重心移動と最初の5歩のリズムの安定。

 

 

5歩の意識をしたら今度は前半マーク。5歩のリズムの安定からピッチアップと上半身を起こしていくタイミングを合わせる。2歩目で止まってしまう選手がいるのでここは徹底。飛び出しの時の重心移動も含めて繰り返します。ちなみに写真がnaoとmichiばかりなのは「動画撮影」をしたからです。走り終わって本人たちの感覚と実際の動きのすりあわせをするために。ほとんどの動きで撮影しました。かなりの数になりました。せっかく来てくれているので「ヒント」をつかんでもらったらと。

 

 

ある程度前半の動きの流れを作ったので今度はトーイング。女子と男子のペアにしました。女子は今の状況で行けば中国新人が狙えます。男子と一緒にやることでトーイングのスピードも上がります。女子が男子を引っ張るときには張力を普段以上にして。これにより限界を超えて動くことができます。重心移動が不十分な選手にとってはこれで「進む感覚」を作れる。

 

 

最大スピードを出してからは10バトンと25並走。自分の走りの感覚を作りたいからです。これも重要。最大スピードを出していくことで感覚と動きを一致させるという感じでしょうか。

 

中間の動きを作るためにTDMを。タイヤを引っ張る。これで中間での接地ポイント、膝の引き出し、フォロースイングを意識します。そこからDMを持って走る。DMを持つことで身体の前で脚を動かす感覚が作りやすくなる。これを2本ずつ実施して「40↑30→」を。これは前半マークと中間マークの組み合わせです。走りの中に「目印」を置くことで意識しやすくなります。これはどこでもやっている練習だと思いますが。うちの選手、中間マークでの膝の引き出しがかなりよくなっていました。驚きです。卒業生2人がいてくれることで2年生女子は意識が高まります。ありがたいことです。

 

 

 

少し休憩を挟んで今度はBDM。バーを持って走る。さらにDMを持って走って最後に40↑30→。良い感じで走ることができました。

 

 

かなり感覚がよくなってきました。徹底してやるというのはこういう効果があります。一時的な変化になるのかもしれませんが「走るために必要なこと」を徹底することで目に見えた変化が生まれます。うちの選手は普段やっていることなのですがそれに対して「目的意識」を持てるかどうかは大きいと思います。そこから120m-90mを。距離を走る練習はしません。しかし、せっかく作った動きをスプリントにつなげていかなければいけないと思っています。この部分もよく走れたと思います。この動きがレースでできれば十分です。

 

休憩がてらシャフトトレーニングを。上半身下半身のタイミングを一致させるための練習です。筋力的な意味合いよりも「タイミング」を重視しています。このあたりは走りの意識に必要なかったので撮影していませんでした。ということでこれ以後は画像なし(笑)。

 

2人が「帰らなければいけない」と言い出したので練習を割愛するかどうか悩みました。せっかく来てくれているので最後まで・・・という感覚はありましたがこれは強制する話ではないので。加速段階の動きの方が必要かなと思って前日と同様の「加速段階練習」を。ここも前日やったことの繰り返しにすることで感覚の定着を図ろうという考え方でした。かなり付きっ切りで。スタブロからの出に関しては動画を撮って何度も確認しました。こういう確認作業が入ると練習に時間がかかります。結局、ここで「時間が・・・」ということで離脱。仕方ない。

 

最後にうちの選手はT走と前半マーク&中間マークを組み合わせた練習を。これを2本だけやりました。これはタイヤ走をして走りの感覚を作ってから最後にマーク走をするというもの。1日蓮宗の総まとめです。ここまでできていたらある程度の感覚ができたかなと。女子、この練習でかなり良い動きをしていました。特に中間マークでの膝の引き出し、スイッチングのタイミングは過去最高レベルでした。かなり練習をして疲労はピークだったと思います。それでもこうやって良い動きができる。手応えを感じるに十分な走りだったと思います。

 

これが一時的なものにならないようにしなければいけません。走りが本物になれば確実に勝負できます。本当に「変わったな」と感じる走りでした。こうやって卒業生が来てくれることで選手にも刺激になります。自分たちが何をしているのか。何を目指しているのか。こうやって練習ができるのはやはり先輩がいてくれるからです。練習メニューが作られていく過程で卒業生と感覚のすりあわせをしながらやってきた。だから今がある。そのことは忘れて欲しくないですね。

 

かなりの疲労度はあります。来週土曜日も一日練習の予定。さらに一日おいて夏季合宿。今週は水曜日に支部新人。疲労度はあると思いますが国体最終の時よりもワンランク走りは良くなっていると思います。大きな欲は出さずに。スタートラインに立ったときには結果は決まっていると思います。そのことも選手には伝えました。試合だけ良い結果を出したいというのは無理。そこまでになにをするか。

 

良い時間になりました。

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1日練習2

2019-08-18 | 陸上競技

続きを。

 

前段階で重心移動と接地ポジションの感覚をかなり作りました。この手の練習のバリエーションはかなりあります。何度かblogに書いていますが「やりたいこと」があります。そこに向けての練習パターンは何パターンか準備します。身につけたい動きが明確になっている。そこに対するアプローチが1つだとその感覚が分からない選手も出てきます。まーこういうのを考えるのはかなり好きなのであれこれ準備します。パターン化しないようにしています。

 

で、ハードルドリルをやったので今度は少しずつスピードを上げての動きとしました。スイッチングラン&スキップ。

 

 

 

ミニハードルを使ってのスイッチング。以前はスティックでやっていました。ミニハードルを使うと足運びが上手くできない選手が出てきます。これも感覚の問題。その前段階でしっかりと直線的な足運びをやっておけば十分対応できるのではないかと思います。ミニハードルでも直線的に運べるようになると良いかなと。バーを持って身体の前で脚を動かす感覚を作る。できる限り高い位置で脚を入れ替える。接地のポジションに関しては前段階でやっているので細かくはいいません。スイッチングが終わってから30mの片足スキップ。一歩でしっかりと進むことと間の「タタ」がどれだけ速く動けるか。バーを持って行った後はDMを使ってのスイッチング。スイッチングを意識した後、DMを持ってスキップをします。重心が前になるので進みやすくなる。ここで感覚を作る。

 

この日はさらに。チューブシザースを。今度は膝の引き出しと重心移動を組み合わせる。シザースそのものができない選手が何人かいるのでその選手にとってはほぼ無意味な練習になってしまうのですが。できる選手に合わせたメニューもやります。

 

そこからスイッチングラン。これも最近やっていませんでした。卒業生が走りを作る中でかなりやってきた動きです。この動きをやってみるとかなり動きがよかった。進む動きとスイッチング、接地ポイントがつかみやすいのかもしれません。やった方が良いなと思う練習はかなりあります。うちの選手にとっても重要な動きです。しかし、時間がない。練習の取捨選択をしながらやっていく必要性があります。スイッチングランもBーDM-Nの順番で実施。少しずつ走りに近づけていく感覚でしょうか。

 

 

 

今度は走りの中でのスイッチングスプリント。タタタと言っていますが。これはスティックをおいて走るだけです。ある程度の距離設定をしてその間をしっかりと走る。ひょっとしたらどこでもやっている練習かもしれません。これまでやってきた動きを少しずつ走りにつなげていく。スティックとスティックの間のインターバルを速く走る。ピッチに頼ると届かなくなるのである程度の距離を設定します。届かなくなるというのは困るので。

 

で、やっと10バトン。これを1本ずつやって25並走を1本ずつ。スピードを出して走る練習です。これは決して手が抜けない動きになるので効果は高いと思っています。しっかり走る。最後に合流走。2本ずつの設定にしていましたがさすがに炎天下の中でこれだけのことをやったので疲労もあります。1本ずつにしました。優しい。

 

走った量はそれほどではありません。しかし、1週間分くらいの基礎練習をまとめてできたのではないかと思います。もちろん、やれば良いという話ではありません。今回は完全に付きっ切りでで動きに関して指導をしました。できていないときには指摘。その場で修正を加える。この形が私の指導の基本スタンスです。人数が多くなるとできないという部分はあります。それでも徹底するというところはあります。

 

午前中の練習、かなり言い練習ができたと思っています。良い感じです。やりたいことはできたかなと思います。

 

また書きます。

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一日練習

2019-08-18 | 陸上競技

土曜日。この日は一日練習を予定していました。15日が台風の影響で練習ができなかったというのも関係しています。本来であればnaoとmichiは中国選手権に出場する予定となっていました。今の状況では「走るだけ」になってしまう。動きが崩れている部分があるので少しでも修正できたらなと。「動きを積み上げていく」という練習パターンでやってきました。本人たちの感覚がまだ本物になっていないのだと思います。やれることはやりたいと。

 

練習予定では午前中は「動きの基礎」にしていました。午後はスプリント中心のメニュー。徹底してやるというのが私の練習の特徴です。特にこの夏休みは時間が確保できる。もう半分以上過ぎています時間をかけて取り組むチャンスだと思います。卒業生のためにという部分もありますが、やはりうちの選手がどうするか。

 

練習開始時に一人来ていないものが。繰り返しblogにも書いていますが「基本的な取り組みの姿勢」についてどうするかです。他の者が連絡をしたところ「寝ていた」と。かける言葉もありません。これまでも何度も何度も個別に指導してきました。この状況で「技術的な指導を」という話にはならないと思っています。「差」をつけるというのが不平等だと思われるかもしれませんが。何を持って平等なのか。1時間以上遅れてきたので他の部の顧問にお願いしてそちらに参加させてもらいました。トレーニング系を。残りの時間は「一緒にやる必要なし」と放置。冷たいでしょうか。

 

練習はバランス系から。その後、股間強化サーキット。

 

 

もう少し記録として撮影しておけばよかったかなと思います。この日はnaoとmichiに「自分の動いている姿」を視覚的に見せたいと思っていました。ドリル系なども含めて自分の動きがどうなっているのかを理解させたい。感覚と実際の動きの差があるのだと思います。これではどれだけやっても改善できない。時間があるこの日だからこそ徹底して自分の動きを確認させたい。もちろんうちの選手の動きも見ていますがどうしても二人の動きに関することが多くなります。

 

セラバンド補強とハードル股関節を実施。これで今から使うべきところに刺激を入れます。そこから30分くらいの時間をかけて「重心移動感覚」を作る時間を。台を使っての「乗せる」だけの感覚を作る。そこから写真のように走りの「形」を作ってからの重心移動。数年前はここだけを大きな段差を使ってやっていました。今は台を作ったのでちょうど良い高さで乗り込み動作の確認ができます。

 

 

 

台で動きを確認してからその場での。乗り込み動作「縦の動き」と「重心移動」の感覚を合わせるための動きを。ここから少しずつ進みます。チューブを使って進みにくい状況を作って身体の軸を保ったまま「膝締め歩行」です。

 

 

太いチューブで進みにくい状況を作ってからDM歩行。さらにチューブを軽くして少し前に進みながらチューブ歩行。しつこいくらいの段階を追っています。時間があるときにこうやってしっかりとやるというのは重要だと思っています。「何も意識しなくても走れる」選手がいることは確かです。しかし、うちの選手はそんなスーパーではない。そうであればやはり「やりたいこと」を身につけさせなければいけない。この次に「スイッチングドリル」を。流れの中で。

 

そこから台ドロップ系の動きを。下の画像が基本的な台ドロップ。上述の「重心移動感覚」の練習から前に進み始めています。連続して台ドロップをする。ここから片足、両脚でさらに前に進む動きをします。スイッチングの動きも含めて走りを意識していく。他の写真は省略(笑)。


 

この日は本当に徹底。ハードルドリルを。サイドでの重心移動を作ってから壁抜きで重心移動の感覚を作る。移動感覚を作ってワンステップハードルを3段階。少しずつ進む感覚を作る。膝の引き出しと腰の移動のタイミング、接地ポジションを作るといういくつもの要素が含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この時点でかなりやっていますね。「何をやっているか分からない」と指摘されることが多いのでnaoとmichiの動画を撮ったついでにうちの練習の様子を画像にしてみました。これイチイチ動画からコマ撮りで出力しなければいけない。結構面倒ですがやっていると楽しい(笑)。細かい部分は書いていませんがなんとなく様子を感じてもらえれば良いかなと思います。

 

長くなってきたので記事を替えます。午前中練習の後半部分はまた別に書きます。

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強化練習?

2019-08-17 | 陸上競技
木曜日は台風の影響があり休みとしました。万が一のことがあるといけないので。ここはかなり気を使っています。幸い我々が住んでいる地区は大きな被害がありませんでした。他県では風雨の影響がかなりあったようです。明日は我が身。気を引き締めておかなけばいけません。

金曜日。この日はグランド状況を考えて午後からの練習としていました。午前中あれこれやろうと思っていたら狙ったかのように停電(笑)メニューを予め作っておいて良かったなという感じです。冷凍庫も全て電源が切れてしまうので慌てて氷を回収して回りました。練習時はかなりの暑さが予想されます。その前段階で対策はしておかなければいけない。

時間に余裕があったので競技場へ。誰か練習しているかなーと。gt先生がやっていたので近くでウダウダ練習を見ていました。来週合同練習をする約束をしています。その時にやる練習のヒントがないかなと。適度に見て帰る。何しに来たのか?!という感じかもしれないですね。

戻って練習。一番暑い時間帯での練習になります。これはもう仕方ないと思っています。グランド状況はまだ微妙。かなりの雨が降ったのだと思います。使える場所を探りながらの練習になりました。水曜日に引き続き卒業生3人が練習参加。

バランス系をやってから体幹強化サーキット。この暑さの中でこれをやるのはかなりキツいと思います。分かってはいますが強行。20分近く動き続けることになるので。見ていると「差」があります。これは言っても伝わらない。指導に関しても「差」をつけても良いと感じています。何を持って平等か。ここは常に頭に入れておきたい。

少し休みを挟んでセラバンド補強とハードル股関節。膝締めのために縄跳び。この時に縄跳びが見当たらない。台風のために部室に入れていました。「縄跳び!」と何度か呼びかけましたが男子が動きません。shotaroが部室に取りに行く。こういう所だと思います。周りが見れない。注意を受けても注意を受けていると感じ取れない。なかなかです。

ハードルドリルのサイドをやってから台ドロップ系。流れができているのでそれなりに。卒業生が来ているのもあり台に関してはもう一度説明をしました。狙いを明確にしておきたい。できるようになっています。そんな時は狙いが怪しくなります。やるだけになってしまう。それだけは避けたい。目的のある練習を。

ワンステップハードルをしてからスパイクを履いてスイッチング&スキップ。少しずつスピードを上げていく。中間の走りのイメージを作るためにBDMを。これを2サイクル。何を狙ってやるのか。ここを常に考えてやるように。少しずつですが動きが作れるようになってきた感じがあります。

補強として瞬発系シャフトとハードルジャンプ。見ているとmichiのハードルジャンプが出来ません。走りの課題は間違いなくここから来ているなと感じました。元々バネを活かした走りをしています。反発が上手くもらえなくなっているので潰れたような走りになる。自分でも感じ取ってもらわないといけない。

再びスパイクを履いて加速段階T走。加速段階のイメージを作るために道具を使って走る。タイヤとDMを使って。shotaroが「T走の時は膝の引き出しがイメージしやすい。DMの時は引き出したら当たる。」という話をしてきました。まさに。普通に行うとDM走は中間の走りを作るための練習です。しかし、この時に行ったDMは加速段階のイメージ。この時はもっと身体から離してDMを持つ方が良い。より狙いにあった動きをしなければいけないからです。考えていると動きも見えてくる。

スタートのための練習を。ここから男子と女子、短長で分けました。短長は往復走。60mを3-4-3で。暑いのも多少は影響しますが「なんとかしよう」という走りにはなっていなかったと思います。厳しいことを言っているのかもしれませんが。本来やるべきスピードではない。これではなかなか結果には繋がらないかなと。

女子はスタート練習。壁-タイヤ押し-チューブ5歩-マーク5歩-SD40m。これを2サイクル繰り返しました。単純にスタブロから出るというだけではなくその前段階で動きの準備をしておきたい。ほぼ付きっ切りで練習を見ました。課題になる部分はその場で止めて確認。本人達の感覚との擦り合わせ。時間はかかりますがここははずせないかなと。

まだまだ動き的には改善の余地あり。それでも少しずつ変わりつつあります。徹底してやる。これは時間がかかります。その練習に付き合うというのもなかなかのエネルギーが必要になります。それでもやるしかない。そう感じています。

とにかく暑かった。選手も疲労感があると思います。土曜日は1日練習の予定。しっかりと課題克服に努めていきたいと思います。
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国体合宿in岩国3

2019-08-16 | 陸上競技
続きを。午前中の練習の後半から雨が降り始めました。その中でハードル練習を少しだけやっていたのですが。午後からめちゃくちゃ雨が降るという予報に変わっていました。どうなのか。

もうすでに雨に濡れているのであまり関係ないなと考えていましたが。短長とkrkは一緒に走ることに。本数を多くというよりは質を上げたいなと考えていたので。短長は午前中に150m7本を2セット?やっていました。かなり疲労していると思います。それでもこれだけのメンバーで走るというのはなかなかありません。

長い距離はほとんど走らないのですがせっかくなので300m+200m。基本全力で。競争させることで絶対に手が抜けない状況を作り出す。このレベルなら段差にすることもないのでより手が抜けない状態になります。まーこの段階で「手を抜かない」という話をしているのもどうかと思いますが(笑)

3セットの予定にしていました。1セット目に35秒-24秒で。条件から考えると良かったかなという走りです。競り合っていました。最後力が抜けない状況の中で走るというのは必要です。インターハイの時は前半で競り合ったことで力みが生まれ自分の走りを見失いました。普段は競り合えないのでこういう時に冷静に自分の走りをしておくことは必要。次のセットも同じタイムで来れたら2セットで終わりにすると告げてる。もちろん頑張れる(笑)同じタイムで3人が走ってきました。大切なことですね。追い込み切れたかは微妙ですが質は上がったと思います。

ショートハードルの指導を中心に。午前にやったハードルドリルと一歩ハードルを。最初「遠い」と言っていた距離よりも2足伸ばしても届くようになりました。もっと伸ばせると思います。きちんとやるべき練習をやれば走りは変わる。ハードリングというよりはその前段階がきちんとできれば、ですね。

そのまま一台までのアプローチ。マークを使って一本確認して大丈夫そうだったので1台目を越えることに。まだ安定はしませんが問題なくクリア。踏切が多少遠くても越えられるようにしておく必要があります。ここに一歩ハードルを入れた理由があります。一応スプリントとハードルを専門にしているつもりです。どうすれば良いかは分かります。前の記事に書いたように「跳んでおけば良い」というのではここは対応できないかなと。

そのままの流れで3台目、5台目まで。本数は少なめに。1台目まで良かったとしてもその後の走りが作れなかったら意味がなくなります。この感じだと後半ハードル間が詰まるだろうなと思いますがそこはまた別の指導が必要になります。前半遅れていた部分をどう改善するか。短時間なのでそこに尽きます。

最後話を聞くと「ハードルって走るんですね」という返答でした。まさに。跳ぶのではなく走る。特に女子に関してはその部分が大きいと思います。9歩から8歩に変えるだけで感覚がかなり変わります。スピードも変わる。そうなるとインターバルの走りも変わる。一ヶ所だけ直せばどうにかなるという話ではないと思っています。だからこそ走る感覚を作りたい。限られた時間の中で何をするか。ここですね。

終わってから防府に戻る。選手を送って帰りました。そのまま学校へ。「自主練」で練習をすることになっていました。天気が危ういので時々連絡をしながら。naoとmichiに加えてshotaroも練習したいということなので一応指導を(笑)。雨が降るので濡れないところで走ることにしました。

私が到着した時には何をやろうか?という感じでした。「自主練」用に練習メニューを作っていました。こうなると自主練なのか?!という話にもなりますが。そこまでに基礎的な動きを作る時間を設けていました。どこまでできたかは分かりませんが。ドリルだけで終わらないのでそこからBDMを数本実施。終了後、休まずにシャフト補強。30mで実施です。トレーニングは減らさない。今後のことを考えたらしっかりとやっておきたいなと。

これだけでは終われないのでスキップからのランを。狭い空間での練習になります。
それでもスキップで進む感覚は作れる。ここはしっかりとやりたいと思います。Bスキップ、DMスキップ、Nスキップの流れで。合宿で感じたことを選手に伝えました。きちんと感じ取れるかどうかです。感覚をひたすら作っていくしかないと思っています。意識できる者は動きに変化が見られます。こういう練習を積み重ねていくことが必要だと思っています。

私自身が結構疲れているのはあります。休みたいのはありますが卒業生が練習をしたいと言えばスルーはできません。何とか力になれたらとは思っています。また、うちの選手が少しずつ動けるようになってきています。このタイミングを逃したくない。そうなるとやるべき練習が出てきます。今しかできないことを選手に伝えていければと考えています。

翌日は台風予報だったので「自主練」も禁止。危ないので。naoとmichiは休まずに練習をしていたのでちょうどいいかもしれません。2人と何人かは13日も朝からメニューありの「自主練」をしています(笑)。この子達も良くやります。少しだけでも気分転換をしてくれたらと思いますね。
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