こんにちは。12期生の村山です。
株式会社リクルートホールディングス・リクルートワークス研究所の調査結果によると、2014年3月卒業予定の大学生・大学院生は、従業員規模1,000人以上の大手企業を希望する者が前年より増加(+8.7%)するそうです。一方、300人以上1,000人未満の中堅企業を希望する学生の対前年増減率は、プラスから大きく減少(-11.9%)に転じるそうです。
就職が厳しい時は、学生も中小企業に少しは眼を向けるようになっていました。しかし、経済に回復傾向がみられるようになり、大手企業の採用状況も上向いてきているなかで、学生の大企業志向は変わっていなかったようです。
さて、この記事を読んで、昔、人事で採用面接を行っていた時のことを思い出しました。今回はその時のエピソードを少しご紹介します。
まず、面接官も受験者と同じように初めは緊張します。3人目くらいからはエンジンもかかってきてスムーズにできるようになりますが、最初の1、2人は質問するにも覚束ない感じです。それが合否に影響するかはまた別ですが、受験者も慣れない面接官で余計に緊張してしまうかも知れません。
保育士の面接では、緊張しすぎて答えられなくなってしまい、泣き出してしまう女性もいました。本来は良いものを持っているかも知れませんが、厳しい競争倍率の中では、かわいそうですが、採用には至りません。
一番困る(頭にくる)のは、受験専門学校で、みっちり面接対策をうけてくる受験生です。さすがに大学生になるとそういう人はいませんが、高卒くらいの人は、それこそ教科書どおりの回答しかしません。こちらは、その人がどのような人柄なのか知りたいのに、その人らしさが全く見えません。そうなると想定外の意地悪な質問をして、ガードを崩してやりたくなります。そして、結果も決して良いものにはなりません。もちろん、受験生は少しでも自分を良く見せて売り込む必要があるので、多少の演技は仕方ありません。でも、人柄が窺い知れないとやはり採用するわけにはいきません。
また、初めから終わりまでずっと硬い表情のままでは、面接する方も疲れます。でも、ふとした折に受験生から笑顔がこぼれたとき、一気に和やかな雰囲気になることがあります。そのような面接は、合格は保証できませんが、後で採用者を決めるときまで強く印象に残っています。作り笑顔でない、本当にこぼれ出た笑顔は人柄を感じるものだと思います。
今年は、何年ぶりかで採用面接をすることになりました。せっかくの機会なので、面接技法を勉強して、中小企業が採用面接を行うときにアドバイスできるくらいになりたいと思います。
株式会社リクルートホールディングス・リクルートワークス研究所の調査結果によると、2014年3月卒業予定の大学生・大学院生は、従業員規模1,000人以上の大手企業を希望する者が前年より増加(+8.7%)するそうです。一方、300人以上1,000人未満の中堅企業を希望する学生の対前年増減率は、プラスから大きく減少(-11.9%)に転じるそうです。
就職が厳しい時は、学生も中小企業に少しは眼を向けるようになっていました。しかし、経済に回復傾向がみられるようになり、大手企業の採用状況も上向いてきているなかで、学生の大企業志向は変わっていなかったようです。
さて、この記事を読んで、昔、人事で採用面接を行っていた時のことを思い出しました。今回はその時のエピソードを少しご紹介します。
まず、面接官も受験者と同じように初めは緊張します。3人目くらいからはエンジンもかかってきてスムーズにできるようになりますが、最初の1、2人は質問するにも覚束ない感じです。それが合否に影響するかはまた別ですが、受験者も慣れない面接官で余計に緊張してしまうかも知れません。
保育士の面接では、緊張しすぎて答えられなくなってしまい、泣き出してしまう女性もいました。本来は良いものを持っているかも知れませんが、厳しい競争倍率の中では、かわいそうですが、採用には至りません。
一番困る(頭にくる)のは、受験専門学校で、みっちり面接対策をうけてくる受験生です。さすがに大学生になるとそういう人はいませんが、高卒くらいの人は、それこそ教科書どおりの回答しかしません。こちらは、その人がどのような人柄なのか知りたいのに、その人らしさが全く見えません。そうなると想定外の意地悪な質問をして、ガードを崩してやりたくなります。そして、結果も決して良いものにはなりません。もちろん、受験生は少しでも自分を良く見せて売り込む必要があるので、多少の演技は仕方ありません。でも、人柄が窺い知れないとやはり採用するわけにはいきません。
また、初めから終わりまでずっと硬い表情のままでは、面接する方も疲れます。でも、ふとした折に受験生から笑顔がこぼれたとき、一気に和やかな雰囲気になることがあります。そのような面接は、合格は保証できませんが、後で採用者を決めるときまで強く印象に残っています。作り笑顔でない、本当にこぼれ出た笑顔は人柄を感じるものだと思います。
今年は、何年ぶりかで採用面接をすることになりました。せっかくの機会なので、面接技法を勉強して、中小企業が採用面接を行うときにアドバイスできるくらいになりたいと思います。