13期の柴 太郎です。
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会認定のPRプランナーという資格を保有していて、企業内で主に広報に携わる仕事をしています。
<日本パブリックリレーションズ協会(PR協会)HP>
たまたま最近、広報発表をしたこともあり、関連することをご紹介します。
販売促進活動などの参考になるかもしれませんので。
1.ニュースリリースの目的
ニュースリリースを発信する側は以下のような目的で作成されます。
・知って欲しい、報道して欲しい事実を、強く、正確に訴える
・記者や、その先にいる読者に向けて有益な情報を提供する
広告はお金で紙面や時間を買いますが、広報はほとんど費用がかかりません。
2.記者の視点
一方、記事を書く記者側は以下のような視点で記事を載せるか決められるようです。
・その発表を記事で紹介するには理由が必要
・その商品を記事で紹介する社会的な(特に読者に向けての)意義、理由が必要
新聞社のHPや新聞そのものに、情報提供窓口の案内があります。そこへ情報を提供する と、中小企業や商店街などのイベントを取り上げて頂ける可能性があります。
3.作成のポイント
これがなかなか難しいのですが、読み手の立場で作成することが重要です。
・分かり易い表現に務める
・リリースは記者(読者)に読んでもらうためのもの
・中学2年生に分かるような平易な文章で
・「一般的な読者」の常識が基準、社内や業界の常識は通用しない
・技術の到達点ではなく、何の役に立つかユーザー視点で
・簡単に言うとこんな話…という感覚で
4.記事化促進に有効なキーワード
記事化促進には以下のようなキーワードが効果的です。
例えば、最高性能、最低価格、などです。
・最初/新/高/低/大/小/長/短/多/少/速
・性能/価格/機能/デザイン/環境・安全/サービス/対象
<参考ハンドブック/辞典>
新聞記者のバイブル的なハンドブックです。
記者ハンドブック(共同通信社)
http://www.kyodo.co.jp/kkservice/HB/
以下も参考になります。
日本語の正しい表記と用語の辞典(講談社校閲局) http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2653494
<主な紙誌の発行部数(朝刊)>
比較してみるとかなり差があります。
2012年1月~6月平均(PR協会企画・編集「広報・マスコミハンドブック(PR手帳)2013」)
全国紙
読売 993万部
朝日 767万部
毎日 341万部
日経 299万部
産経 160万部
ブロック紙
中日 267万部
北海道113万部
西日本 76万部
東京 54万部
産業経済紙
PRESIDENT 24万部
日経ビジネス 23万部
週刊ダイヤモンド 14万部
週刊東洋経済 11万部
少しでも参考になれば幸いです。
以上