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何かを捨てることで、何かを得る

2013-07-04 18:00:00 | 13期生のブログリレー

こんにちは、松田越百(まつだ・こすも)です。

育成塾第一回目の講義は、成功するプロコンになるためのキャリア設計に関するものでした。その中で、特に共感する言葉に出会ったのでご紹介します。

『成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間を取られているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、得られた自由な時間をできるだけ大きくまとめる。』

おそらくドラッカーの言葉だと思うのですが、非常に共感します。

個人においても、企業においても、何かをするには様々なリソースが必要になります(時間、資金、気力体力、等)。そして、それらのリソースは大抵有限で、量に限りがあります。時間は一日24時間、一年365日しかないのは誰にとっても同じですし、気力体力も一時的に120%まで上げることは出来ても、おそらく長続きはしません。お金については、言わずもがな、です。

我々は常に「リソースは有限である」という制約の中で活動しており、そこで「何かをやろう、と決めること」は、その裏返しとして、「何か別のことをやめること」でもあると思うのです。

企業戦略において、「選択と集中」の重要性が強調されることがあります。その際、「何かをやろう、と決めること」に注意が向かうことが多いと思います。しかし現実には「何か別のことをやめること」の方がずっと難しい場面が多いのではないでしょうか?

個人にしろ企業にしろ、殆どの行いには、(それが本当に良いことかどうかは別として)何かの意義や価値があります。その一部を捨てるには、それなりの判断と勇気が必要です。しかし、リソースは有限であるという制約がある以上、その判断と勇気を乗り越えた先にしか望んだ成果はないのだと思います。

この「何かを捨てることで、何かを得る」という事に関しては、色々思うことがあるので、また別の機会に触れてみたいと思います。


コメント (2)
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