こんにちは、13期生の服部です。
7/20(土)にTOKYO SMECAスキルアップゼミナール「再生支援における事業計画の作り方(演習編)」を受講しましたので、
今回はそのレポートを書いてみたいと思います。
■セミナー概要
再生支援の現場において必要とされる事業計画の作り方を、事例ケーススタディを使用して、演習形式で学ぶものでした。
4~5名を1グループとして、討議をしながら「クロスSWOT」と「カテゴリ毎の窮境原因と課題」「解決策提案」、
「解決策実行による0~3期分ののPL(営業利益まで)」を完成させ、各グループ8分程度で発表をしました。
■事例ケース(概要)
複数店舗を持つ中小企業でした。
配布された基礎資料も、講師の先生よりお話いただいた企業の状況も、「徹底的に改善が必要」と思わせるような内容
でした。(いただいたレジュメに「守秘義務を・・・」とありましたので、かなりぼかして書きました)
■討議グループのメンバについて
私がご一緒させていただいた方々は、お1人は大先輩の技術系のプロコンの方、あとのお2方は企業内診断士の先輩方と
いう構成でした。
実質2時間半程で仕上げなければいけないという時間的制約がありながらも、様々な視点からの分析と解決策が出てまと
まっていく様子は、さずが診断士!と感じました。(もちろん私も積極的に討議に参加していました)
■今回のセミナーでの学び
1)実抜計画(実現性の高い抜本的な経営改善計画)
再生支援における事業計画は、「銀行に納得してもらう」ことが特に重要とのことでした。それだけに、より説得力の
ある解決策を盛り込む必要がありました。
「顧客単価向上による売上アップ」などと安易に考えるのでなく、それよりも
・まず対策すべきところはどこか
・具体的にどう対策するのか(そして定量的な効果も)
を見極めていかなければならないのだと感じました。
2)解決策はたくさん出す
今回の演習では、特に「窮境原因」と「解決策」に力を入れるよう、講師の先生より指示がありました。
解決策の候補が多くあれば、もし取組んだものがうまくいかなかったとしても第2の手、第3の手を打つことができると
いうことでした。
経営者の方に、再生に向けて継続的に取り組んでいただくためには、様々な角度からのアイデアを出しつつ、原因を1つ
1つ解決していく必要があるな、と感じました。
3)データの説得力
グループメンバの中に事例業界の様々な指標値をネットで調べ、改善アイデアを出していた方がいらっしゃいました。
「業界標準値」を基点にしたアプローチというのも1つの方法だなと思いました。
あと、説得材料として各種経営指標や簡易キャッシュフロー等を計算する必要がありましたが、意外に公式を忘れていました。
早めに勉強しなおしておきます・・・。