こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
この稼げる!プロコン育成塾では、OB生が企画し運営する勉強会を行っています。もちろん、現役生も参加できます。
ドラッカーの著書を読んで、ディスカッションするというスタイルですが、このディスカッションがとても役立ちます。
今は、『プロフェッショナルの条件』を読んでいます。
先日の勉強会では意思決定とコミュニケーションがテーマでした。
まず、コミュニケーションについて
・情報共有には、コミュニケーションは手段として必要である
・しかし、コミュニケーションに情報共有は必ずしもひつようではない。
・コミュニケーションに必要なのは、経験の共有である。
すなわち、共に手足を動かす経験を共有しているから、コミュニケーションをとることができ、その結果、情報も共有されるというわけです。
手足を動かさずに、口だけ出す人がいます。
その人とは、情報共有もままならないことも多いです。
まさしく、上述した理屈に当てはまります。
研修の仕事をしていると、グループワークで、情報の共有が大切という発表をよく聞きますが、それよりも協働する仕組みづくりの方が優先度が高いのではないかと考えるようになりました。
もう一つのテーマである意思決定についても、最近、なるほどと感じた経験がありました。
先週の研修の仕事で、「グループ討議で、いろいろな意見が出過ぎてまとめるのが大変だった」という感想をもらいました。
ドラッカー氏は、意思決定では、以下の3つが大切と述べています。
(1)決定の目的を明らかにすること
(2)最低限達成しなければならない目標を明確にすること
(3)この決定で満足されるべき必要条件は何かを明確にすること
すなわち、研修のときには、「このグループ討議の目的は何?」「それを達成するために、最低限やらなければならないことを絞り込む」
「同時に、満たされるべき必要条件を具体的に考えていく」・・・この助言ができるかどうかも講師力の一部だと実感します。
独立しても、インプットを定期的に行うことは、稼げるようになるためには、必要不可欠なことですね。
計画的、意図的、継続的にインプットする環境を作っていきましょう。