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一歩前に出るということ

2014-06-16 10:14:34 | 講師田村からのメッセージ

こんにちは。田村隆一郎です。
プロコン育成塾 第14期生の皆さま これからよろしくお願いいたします。

先日、あるセミナーで講師の人がこんなことを言っていました。

それは、『一歩前に出たら、物事は動く』と。

その講師が話しをたのは、以下のような内容です。

その人(講師)は、大学を出て就職するときに、テレビ局で演出の仕事をしたいと思っていました。
そこで、テレビ局に就職試験を受けたいと電話をしました。
しかし、既に採用の時期は終わっており、以下のようなやり取りで、今からではよほどのコネ(縁故)がないと、受験できないと言われたそうです。
(仮にその人をAさんとします)

テレビ局 『誰か社内に知っている人はいますか?』
Aさん    『社長なら知っています』
テレビ局 『社長を知っているんですか?』
Aさん    『知っています』
テレビ局 『社長とはどんなご関係ですか?』
Aさん    『名前を知っています』
テレビ局 『馬鹿にしないでください!』

その後、Aさんはそのテレビ局の社長宛に手紙を書きました。

『テレビ局が、コネ採用をするとは何事か。報道を扱うテレビ局なのにまったくフェアじゃない』と。

すると、それを読んだテレビ局の社長が、「そのAさんの推薦人に私(社長)がなってやる。だから面接を受けさせなさい」と、人事担当者に指示をしたそうです。
そして、見事面接をして、過去3年分の入社試験問題をその場で見せてくれました。
ところが、その試験問題はあまりに難しく、とてもAさんでは太刀打ちできないような内容でした。
試験の結果は不合格。

しかし、当初は試験を受けることさえできなかった状態だったのが、手紙を書くことで、受験することはできたということです。

その後、Aさんは別の会社(誰でも名前を知っている大手の家電メーカー)を受けようと思い、またその会社の社長に手紙を書きました。

すると、面接の呼び出しがあり、面接会場に行くと、社長が座っていたそうです。
『君は面白そうだから、すぐにうちに来なさい』と。

もう何十年も前の話しなので、今とは就職試験の状況も違うとは思います。

しかし、「今は募集していない」とか、「時期が違う」と言われたときどうするか。
私自身もそうですが、そう言われたら、あきらめてしまうことが多いと思います。

その時に、あきらめずに「何とかならないか」と思えるかどうか。
また、それを実際の行動に移せるかどうか。

それがチャンスを導き出すきっかけになるというお話しでした。
私もできる限り「一歩前に」出るように努力したいと思います。

コメント (2)
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