12月に入り、せわしい日々を送られている方も多いのではないでしょうか。
いつもこの時期に「今年の年賀状、どうしよう…」と考えることが多いわけですが、今年は少し意味合いが異なっているように感じます。
それは、昨年の診断士合格より様々な方と交流させていただいたこと、独立を果たしたことなど、自分史の中では最も変化があった年だからです。
そこで、年賀状について調べてみたことろ、日本郵政グループ(以下、郵便局)のサービスがすごいことになっていたので少しご紹介します。
(決して郵便局の回し者ではございません…)
- 郵便局のサービス
一昔前は、郵便局では年賀はがきを買うだけという印象を持っていましたが、民営化からの影響か、今や様々なサービスが用意されていました。
(1)年賀状印刷
お年玉付年賀はがきに、依頼者の名入れ、お届け先住所などをWebで申し込みができ、さらに自宅や勤務先などへ配達してくれるサービスがあります。
(2)はがきデザインキット
年賀はがきのデザインを、テンプレートイラストや写真を選択し、あっという間に作成ができてしまいます。
しかも、PCだけでなくスマートフォン版もあり、さらに、無料。これは驚きでした。
(3)干支似顔絵作成ツールなどその他諸々
こちらも驚きでしたが、似顔絵を自分で選択し、干支に合わせた衣装でオリジナルのキャラクターを作ることができます。
ほかにも、絵画風写真加工ツールや、手作りはんこ作成ツール、手書き風毛筆ツールなど、多種多様なサービスが提供されています。
- 郵便局の戦略
年々、スマートフォンやSNSの発達により、年賀状需要は縮小傾向にあります。
その中で、郵便局が先のようなサービスを提供する意図は、「客離れの抑制」と「需要の掘り起こし」ではないかと推測できます。
つまり、自社サイトに無料でテンプレートを提供することで、利便性を向上させるだけでなく、来年以降もリピーターを増やす戦略で客離れを防止できます。
また、昔年賀はがきを出していたが、IT等代替品の台頭により一旦離れた世代が、改めて手書きの大切さ、貰い手の喜びを再認識し、
そうしたアナログ面を強調することで、需要の掘り起こし行っていると推測できます。(使い手に価値があると思わせる戦略は、さすがなぁと一人勝手に感心しました…)
- 年賀状を書くということ
年賀状を書くということは、その相手との出会いがなければ基本的には送ることはありえません。
また、メールアドレスやFacebookなどで繋がることはあっても、住所を聞くということは、中々できないことでもあります。
つまり、年賀状を書くということは、出会えた方への感謝のしるしであり、また、これからもご一緒したいという意思をお伝えするものなのでしょうね。
年に一度の年賀状。
大切にしたいと思います。
平川