こんにちは、14期生の加藤敏幸です。
本日は、第7周目のブログリレーになります。
最後までお付き合いいただければ、幸いです。
本日は、2014年3月10日付け日経MJ(11面)より、「ビッグエコー」を取り上げます。
■エンターテインメント関連会社シックスノート(東京・港)は、第一興商が運営するカラオケ店「ビッグエコー」と連携し、プロの講師によるボイストレーニングのサービスを始める。
■第1弾として、ビッグエコー新浜松町店(東京・港)で始めた。店内に常駐する講師が、部屋でマンツーマン指導する。料金は、30分3000円(税別)。
シックスノートのWebサイトをみると、ボイストレーニングに留まらず、カラオケの採点マシンの得点をあげる講座、など色々とあるようです。楽しそうですよね。
ビッグエコーにとっては、カラオケ設備自体が変わったとか、新たな投資をした、というわけではなさそうです。大きなポイントは、シックスノートと組んで、「常駐プロ講師」を置いた、ということでしょう。
その結果、「カラオケボックス」が「カラオケスクール」「ボイストレーニングスクール」に早変わりしました。これは、ビッグエコーにとっては、今までと異なる「戦場」への進出を意味します。
「カラオケ戦場」においては、「カラオケ設備」があることは当たり前です。一方、通常のボイストレーニング教室などでは、フルのカラオケ設備はなかなかないでしょう。すると、「ボイストレーニング戦場」においては、カラオケ設備が「独自資源」となり、そのカラオケ設備で「歌が歌える」ことが、競合ではなく自社を選ぶ「強み」になりそうです。
まとめると、「持っている資源の新しい使い方を考えると、新しい戦場に行ける」、といったところでしょうか。カラオケボックスの新しい使い方、例えば「楽器の練習」「プレゼンテーションの練習」なんかはありそうですよね。しかも、先生をつければ学校に早変わりできちゃいます。
このような柔軟な発想をいつも心がけたいものです。