14期松井です。
企業の経営戦略において、差別化が重要というのは
中小企業診断士なら知っていることと思います。
他社との違いをうまく訴求できれば、高い価格でも製品やサービスが売れるでしょう。
それは一言でいえば、「売り手」としての差別化だろうと思います。
今日は、「買い手」としての差別化の話をします。
価格は需要と供給の関係で決まる、というのは経済学でよく出てくる話題です。
需要が供給を上回るときには価格が上がって、逆の時には下がる・・・というあれです。
身の回りでも、年二回のボーナスの直後、お正月、異動の時期などは
物が売れやすい時期といえそうです。つまり需要が高い時期です。
メーカーは、需要が高い時期の直前にあわせて新製品を出すことが多いようです。
家電製品でいえば、1月から2月にかけてや9月から10月あたりではないでしょうか。
ここで注目したいのは12月です。
なぜならば、2月になれば去年の新製品は年式が変わって型落ちの「旧製品」にかわります。
お店やメーカーにとって旧製品になってしまう前に売り切りたい、
けれど品切れは避けたいし、目玉商品は高く売れる正月までとっておきたい
という矛盾した状態が続くのが、まさにクリスマスを過ぎたあたりから年末です。
ボーナス商戦が一段落して、需要が落ち着いてきます。
特に白物家電のところは売り場で閑古鳥が鳴いていたりします。
そうなんです。交渉のチャンスです。他の時期に比べて、少しお安く買えます。
私はこの時期にエアコンを安く買いました。その時に上記のようなことを店員さんに教わりました。
皆さんも家電製品もおさがしでしたら、あと一週間待ってみませんか?