こんにちは、14期生 増田雅好です。
最近、銀座の街や電車やデパートでも多くの外国人観光客を目にします。
また、デパートの老舗茶舗で欧州の外国人観光客が日本茶葉の香りを嗅ぎ、時間をかけて気に入ったお茶を選んでいる姿を見かけました。銀座の街では、以前から中国人観光客の団体が観光バスを横付けし、ブランド品などの買い物している姿は日常的になっていましたが、今年は個人旅行の外国人も多くなったように感じます。
2013年に外国人観光客が1,000万人を突破しましたが、2014年10月には1,100万人を超え、前年対比127%の伸びのようです。(日本政府観光局調べ)
それでも、アジアでは観光客数では1位マレーシア、2位香港と比較すると少なく第8位。世界では33位と観光立国としてはまだまだです。(ちなみに1位はフランスでした)
観光客が増加する要因として、政府の力の入れようはもちろんですが、やっぱり為替の変動が一番でしょう。12月に入り、1ドル=120円台になった日もありました。1ドル=80円台の時と比較し、日本人には円の価値が約66%低下したことであり、一方、外国人には1ドルの価値が1.5倍になるのですから観光客が増加するのも頷けます。数年前までは私も海外旅行では円高の恩恵を得ていましたからね。
この秋から免税品にお菓子や化粧品が加わり、大阪や京都の土産店では「抹茶のお菓子」の品揃え豊富になったようです。
先日の大阪の方から「目新しいお土産があったから買ってきた」と5重の塔のカタチをした抹茶チョコレートを頂きました。外国人を意識したパッケージとアルファベットで「KYOTO」を強調していました。また、ポッキーやコロン、キットカットなども「抹茶味」を発売しがっちり外国人のお土産ニーズを掴んでいます。
今までの抹茶菓子はありましたが、外国人向けにパッケージデザインや形状を変化させるだけで売上増となるようなビジネスは、以外に身の周りにあるのではないでしょうか?
外国人の視点に立った商品や需要をキャッチし、中小企業に向けて診断士がお手伝いできることを開拓していきたいと思います。
おつきあいいただき有難うございました。