毎月、各社から新機種の携帯やタブレット、ソフトウェアなどの発売が行われており、新製品も三ヶ月もたつと値崩れがおき、中古市場ができあがるほどIT業界は加熱しています。
その中で、私の業界である税理士業界で、革新的なITソフトが本格的に開発されました。
それは、「クラウド会計」。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、中小企業において経理業務を行う場合、これまで、TKCや弥生会計、勘定奉行など、基幹業務用パッケージソフトが使われていました。
手書きで決算書を作成していた一昔前に比べ、ソフトに入力すれば自動的に決算書ができあがる期間業務用パッケージソフトの台頭は、革新的だったそうです。
しかし、個人的には、それ以上のインパクトを与える可能性があると考えられるのが、このクラウド会計。
何がすごいか?
それは、なんと仕分けが自動入力されるのです!
(※主に普通預金、クレジットカードが対象ですが)
この意味がわかりますでしょうか?
一度でも確定申告や、経理処理に携わった方がいましたら、この意味はとてつもなく大きいことだとお分かりいただけると思います。
一円単位で合わせなければならないストレスや、勘定科目をどうすればよいか?などという煩わしさから解放されるのです!
特に、日銭を扱う飲食店さんや美容室、雑貨屋さんなどの小売店で活用が進んでいます。
一方、語弊を恐れずいえば、経理が、はたまた、記帳代行を請け負う税理士がいらなくなるともいえます。
これまでエクセルや会計ソフトに打ち込んできた作業時間、人員(コスト)が削減できるからです。
では、クラウド会計は税理士業界にとって、脅威となるのでしょうか?
答えは「一概にはいえない」、と考えます。
物事に、片面だけということはありえなく、光があれば影があります。
ピンチがあればチャンスも存在するはずです。
大事なことは、「変化に対応する柔軟性」ではないでしょうか。
個人的には、このクラウド会計を利用し、作業はITに。アドバイザリーは専門家に。
という棲み分けを行い、中小企業の継続的な発展に貢献したいと考えています。
具体的には、スタートアップ時期の企業様や、挑戦する独立系フリーランスの方をフルサポートするため
freeeさんとMFクラウドさんの認定アドバイザーも取得しました。
数多ある情報に翻弄されず、本質を見極める目を養い、今日も挑戦の1日を過ごしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
平川