東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

健康づくりセミナーに参加して思う、基礎の大切さ

2017-12-03 09:00:00 | 17期生のブログリレー

皆さま お疲れ様です。事務局の清水です。

このところ、急に寒くなりましたね。
この時期は寒さ対策、暴飲暴食対策等、体調管理の重要性が増します。
先日厚労省からインフルエンザの流行シーズン入りの発表がありましたが、今年は例年よりも早いシーズン入りとのことです。みなさまご自愛くださいませ。

私は受験生を持つ親として、「絶対インフルエンザを家庭に持ち込まない!」ために、気を遣う日が続きそうです。

健康に留意しているためか、このところ私の周辺は「健康なカラダづくり」に関するお誘いが多く、ありがたく参加させていただいております。
お誘いいただくのは直接的な運動ではなく座学もあります。先日、健康なカラダづくりセミナーに参加する機会がありましたので紹介させていただきます。

そのセミナーの講師は、元トライアスロン選手で現在プロ、アマ問わずコーチをされている方でした。
セミナーでは「走る」をテーマに、ストレッチ、体幹の鍛え方、歩行・走行時の正しい姿勢等ご教示いただきました。

皆さま、走りにはどの程度知識(理論)をお持ちでしょうか?陸上競技に携わっていた方やマラソンを行っている方は意識されていると思いますが、多くの方は我流で、さほど意識していないのではないかと思います。

私は今まで、「走る」方法を指導してもらった記憶がありません。せいぜい、「腕を振れ」とか、「足をあげろ」程度です。理由を理解していない私にとっては「必死に走れ!」、「根性みせろ!」と言われているような感覚です。
正しい走り方を理解していなくても「それなりに走る」ことはできてしまうので、ランニング時の姿勢や、使う筋肉を意識することがありませんでした。私に限らず、セミナーに参加した多くの方が同じような状況でした。

水泳や自転車は教えてもらってコツをつかまないと進むことさえできませんが、「立つ」「歩く」「走る」といった基本動作は自然に身についているため、基礎から学び直す機会が少ないようです。我流で走り続けて故障してしまい、走るのをやめてしまう市民ランナーも多いとのこと。

 

元来、日本人(農耕民族)は走るのに向いていないそうです。農耕民族は、(動物を追う必要がなかったため)体重が後ろに乗りやすく、自然に正しい走り方を身に付けるのが難しいのかもしれません。

セミナーでの指導の具体的な内容は記載できませんが、セミナーでの指導により、私も常時後ろ体重になっていることや、重心が適切な位置にないことを実感したり、走る際に「アクセルとすべき筋肉」と「ブレーキとすべき筋肉」が逆転していることに気づいたりと、目からウロコが落ちる思いでした。

走る事に限らず、すぐに役立ちそうな効果もありました。

私はスピーチの際に片足体重になりがちです。スピーチの際には両足に均等に体重を乗せ、落ち着いた姿勢を保てるように意識しているのですが、なかなか持続できません。今回の指導内容を意識することで、両足体重で落ち着きのある態度に変化できればと思います。
また、セミナーで知識を得たことで、街のランナーさんが「正しい走り方」をしているかどうか、概ね判断できるようになりました。
もちろん、街のランナーさんよりも私が長く速く走れる訳ではありませんが、「正しい走り方」を助言して、ランナーさんが今より快適に走れるようにすることはできそうです。

 

この感覚は、中小企業診断士の活動と似ているように思います。

中小企業診断士は、会社経営の成功者ばかりで構成されている訳ではありません。
むしろ、会社経営経験の実績から、実体験を踏襲させるような指導をする人の方が少ないと思います。
会社経営の実績は無くとも、会社経営に関する正確な情報と応用力は持っているので、多面的に状況を判断し、より良い経営のための助言を行う、コーチ的な役割は担えます。

「コーチ(中小企業診断士)」は、我流で「走る(経営する)」「ランナー(経営者)」に対し、より快適に「走る(経営する)」ための助言をすることが重要で、良いコーチとして信頼されるためには、基本となる理論を持ち、その人の状態に合わせて分かりやすく伝達することが必要と改めて感じました。先頭に立ってぐいぐい引っ張るペースメーカーではなく、後押しするコーチやマネージャーの位置づけですね。

今回のセミナーは、健康に対する意識改革に加え、中小企業診断士としての貢献方法を考えることができた貴重な時間でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする