こんばんは。17期の依田です。
先日、日刊工業新聞に以下の記事が掲載されていました。
『経済産業省・中小企業庁は2017年度補正予算で、中小企業・小規模事業者を対象とした
「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業(ものづくり補助金)」で1000億円を計上する。』
『中小・小規模事業者のIT導入やクラウドサービス導入に補助金を支給する
「サービス等生産性向上IT導入支援事業」にも500億円(16年度補正は100億円)を計上する。』
政府が、生産性向上につながる設備投資を後押しするなか、ますますITの重要性は高まっていくのでないでしょうか。
そんな中、今回は前回に引き続きIoTの話です。
前回、IoTのキーワードを3つあげました。
1.つなげる
2.あつめる
3.活用する
今回は、「つなげる」についてのお話です。
IoTでモノをつなげるために必要なキーワードは「データを取り出す」、「データをつなぐ」の2つです。
1.データを取り出す
「センサー」によりモノからデータを取得します。
「センサー」には、温度センサー、湿度センサー、加速度センサー、人感センサー、音声を取得するもの、
静止画や動画を取得するものなど様々な種類があります。
「センサー」を使用することで、モノからデータを取得することが可能になります。
2.データをつなぐ
インターネットを介してモノから取り出したデータをつなげます。
モノとインターネットを物理的に接続する手段として有線と無線があります。
有線はLANケーブルやUSBなどの線でモノどおしを直接つなぎ、
無線はWiFi(無線LAN)やLTE、3G、WiMAXなどで線を使わずモノをつなぎます。
インターネットを介することで、モノから取り出されたデータをつなぐということが可能になります。
このようにインターネットを介して、モノどおしがデータのやりとりをおこなえる仕組みが、
「つなげる」部分の重要な役割となります。
狭い範囲であれば、Bluetoothや有線ケーブルでモノをつなぐことで、
データのやり取りも行えるため、インターネットを介さなくても目的は達せられるかもしれません。
ですが、データを集めて、活用するという観点で考えると、
さまざまなモノがつながり、活用する選択肢も増えるということから、
インターネットでモノどおしをつなぐという表現がされているのではないかと思います。