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プロとしての覚悟とは

2019-10-02 18:22:24 | 塾長からのメッセージ

こんにちは。塾長の鴨志田です。

今日は、プロとしての覚悟、たくさんありますが、その一つについて、触れてみたいと思います。

私が稼プロ!に入塾したとき、初代塾長から、「独立してコンサルタントになったら、親の死に目にはあえないと思え」と言われました。「プロになるとは、そういうことだ」と……。

実は、まさに、この経験をしてしまいました。
昨年、父が他界しましたが、最期は立ち会うことができませんでした。
実務補習指導の後半3日間の初日、実習生と昼食を食べているときに、母から容態急変の知らせをもらいましたが、実務補習の場を離れるわけにはいきません。
3日間、何もなかったかのように指導を行い、打ち上げまで参加しました。その翌日に通夜が行われました。

実は、その1週間前、やはり、実務補習の2日目でしたが、病院から、父の様子がおかしいと、早朝に呼び出しがありました。その時は、大したこともなく、帰宅して実務補習の2日目を開始。
周がかわり、水曜日の朝から父の意識がなくなり、水曜は母が病室に泊まり込み、木曜、金曜と私が泊まり込みました。病室で、実習生の報告書をチェックしていたのです。
土曜日の朝、母とバトンタッチして病院から帰宅し、実務補習3日目に入りました。実務補習中の3日間は、万が一のことが生じても、病院に駆けつけることはできないとの思いから、病院に泊まり込んだので、覚悟はできていたと思います。 

プロとして仕事をすると、中にはこのような状況のときは延期できる仕事もあるかもしれませんが、研修講師や、実務補習の指導者になると、何があっても、それを最後まで務めなければなりません。独立するからには、その覚悟が必要だということです。

初代塾長がおっしゃっていたことをまさに、体験することになってしまいました。 

そういえば、17年前、2002年2月、稼プロ!の創設者の先生の告別式の日、お世話になった関係者はほとんど仕事が入っており、まだ、企業内診断士だった私ともう一人の方が、代わりに参列をしたという経験もあります。どんなにお世話になった方でも、仕事が入っているとやはり休むことができません。 

先週末の合宿では、キャリアビジョンの発表でした。皆さん、1人ひとりのキラキラと希望に満ちた発表を聴くことは、私にとって、楽しくポジティブな時間でした。いずれ独立を目指している方も多くいました。企業の一員なら、親が他界したときは忌引き休暇を取得できますが、独立してプロになるということは、こういうことも覚悟することになります。

父に対する思いは複雑です。日が経つにつれて、寂しさも増してきます。でも、常に、仕事を応援していてくれた父なので、最期は駆けつけることができませんでしたが、きっと分かってくれていると、自分に言い聞かせています。

コメント (8)
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