19期生の堀川です。
みなさま合宿おつかされまでした。
いつもなら稼プロの後は有休をいただいている私。
今回は仕事でイベントに出席する予定があり、しぶしぶ出社しました(しかも夜)。
ところが意外にも面白かったのでレポします。
(写真は挨拶する小野寺市長です)
参加したのは「まちなかリノベCAMP」。
リノベーションまちづくりの手法を用いた専門家を招いたトークライブです。
メインゲストは株式会社Backpacker’s Japan代表取締役の本間貴裕さん。
学生時代に海外のユースホステルを旅した経験から、「音楽があって、
人種も関係なく、ビールを飲みながらおしゃべりして楽しめる場所」を日本でも
作りたいと、古民家を改装してゲストハウスをオープンさせました。
すべて大工さんではなく、仲間たちと寝食を共にしながら、自分たちの手で
作ったそうです。
気になったポイントを箇条書きにすると、
・最初の1年間はたいやき屋をやって1千万の資金を集めた。
・5百万を使い、手分けして海外のユースホステルを訪れマーケティング。
・友人ら4人と会社を設立。
「友人との事業がうまくいかない」と言われるのは決定権が不明瞭だからでは
と考え自分が株の51%を保有した。
・事業コンセプトをしっかり持つこと。
本間さんは「赤い糸」と表現。この糸を事業全体に通すことが大事である。
・経営理念を作るのに1年半かけた。
・入谷、蔵前、京都河原町、東日本橋にゲストハウスを建設。
今はハワイの物件を手掛けている。
・ティール組織を採用している。給料も自分たちで決める。
最初は若者のDIYの話かと思いきや、診断士の勉強で聞いた話ばかり。
ティール組織を、まさか青森で聞くとは思いませんでした。
本間さんの熱意と楽しさが伝わってきて、魅了されて聞いていました。
驚いたことがもう一つありました。
「地元がヤバい…と思ったら読む凡人のための地域再生入門」とのシンクロ率です。
古民家の再生というストーリー、リノベは自分たちでやる、事業性の追求、
全国へのネットワーク拡大、そしてなんといっても楽しんでやっていること!
もしかしたら今回のゲストが本のモデルになっているのかもしれませんが、
二次元が三次元になったような不思議な読後感でした。
小野田さんが仰っていた「24時間365日やり続けられる」という言葉を思い出しました。
今回はプレイベントで、本丸は11月開催の「リノベーションスクール」だとか。
青森市内の遊休不動産を対象に、講師と受講生が一丸となって具体的な
リノベーションの事業プランを作り、最終日に不動産オーナーに向けて
公開プレゼンテーションをするそうです。
青森のまちづくりに興味が出てきたので、私も見に行こうと思います。