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これまでの自分と、これからの自分

2020-08-04 12:00:00 | 20期生のブログリレー

 みなさん、こんにちは。稼プロ!20期生の加納 久稔(かのう ひさとし)です。今日は私にとって初めてのプログですので、自己紹介を中心に書かせていただきます。

 私は1963年7月に東京で生まれました。中学と高校ではバレーボール部に所属。大学では英文学を専攻し、英語会に所属していました(いまでも英語ができる、というわけではありませんこと、念のため)。
 大学卒業後の最初の勤務先はゼネコンで、事務系社員として入社。最初の赴任地だった広島での4年間と東京に戻ってからの1年間は、建設現場で原価管理、安全管理や近隣対策などに従事していました(時には、仮設事務所やトイレの清掃も)。そして、6年目の5月に管理部門へ異動。以降、給与計算、就業規則など諸規程の作成や改正を中心に、人事・給与制度の構築、福利厚生、研修、その他人事関連業務や庶務業務に、30年弱携わってきました。おかげさまで、2000年には社会保険労務士に登録できました。
 現在の勤務先である大手マスコミの100%子会社は3社目で、2004年4月に入社しました。最初は親会社のグループ政策を統括する部門から受託した業務に、2005年11月からは自社の管理業務に従事していました。現所属部署は2014年4月に発足しましたが、立ち上がり時から責任者として、自社やいくつかのグループ会社の勤務・人事・給与管理業務と、顧問先となっているグループ会社からの人事相談業務に従事しています。

 勤務・人事・給与管理業務は、ERP(Enterprise Resource System、統合基幹業務システム)を利用して行っています。通常は、ベンダー(販売供給元)がユーザーの制度に合わせてシステムを構築し、ユーザーはできあがったものを利用します。しかし、現在利用しているERPは設定もユーザーが行います。建物にたとえれば、居住者が設計や施工も自身で行うようなものです。
 人事制度や給与制度は会社によって異なりますので、各社の決まりを十分理解したうえでシステムを構築し、処理していく必要があります。特に給与管理業務は各社の給与支給日が22日前後であるため、毎月一定時期に作業が集中しますが、うまくやってあたりまえで褒められることはなく、逆にちょっとしたミスでも叱られてしまいます。ミスなく安定的に業務を遂行するために、各社共通の部分と異なる部分が明確になるような作業手順書を作成したり、作業ごとの所要時間などからボトルネックを把握して対策を講じたり、ピークが重ならないように調整したり、担当者が病気などによって突然対応できなくなっても困らないよう代替者を準備しておくなど、とにかく質の向上と業務の効率化を図って部門の業績を向上させることが必要です。そのためにはどうしたらよいか、いろいろと調べてみたところ、ある方から紹介されたのが中小企業診断士でした。

 受験校の1次と2次の両方がセットされている総合講座のうち、通信(DVD)コースを2016年8月から開始。1次・2次とも公開模試以外は自宅での勉強でしたが、2017年12月に合格することができました。実務補修は2018年2月・7月・8月に参加し、同年10月1日付で中小企業診断士として登録。翌月、東京協会三多摩支部に入会しました。
 登録後はできる限り支部主催のセミナーに出席したり、いくつかの研究会に参加したりしてきましたが、それ以外に特に活動することはなく、気がつけば1年半が経過して「ご無沙汰診断士」になっていました。「このままでは失効すること間違いなし。強制的に、何かをするようにするしかない」と考えたところ、8月の実務補修でご一緒させていただいた中津井さんが、当時18期生として稼プロ!に参加されていたことを思い出し、このたび20期生として入塾させていただくこととなりました。

 7月18日に実施された第1回目の講義では、プロコンになるための心得、プロコンとしてのキャリア・アンカーとキャリア・ビジョン、セルフブランディングなどについてお話しいただき、またワークでは他の塾生の意見を聞くことができました。とても有意義な1日だったのですが、今とても強く感じているのは「自分は中小企業診断士として、何をしたいのか」ということです。私の場合、出発点が「中小企業の発展に貢献したい」とか「地元の商店街の活性化に貢献したい」とかではなく、「会社の業務に役立てたい」ということでした。しかし、それだけでは活躍できるフィールドが今の会社では小さすぎる、もっとウィングを広げる必要がある、と思うようになりました。
 「人生100年時代」はまだピンときませんが、私の年齢の平均余命が26年くらいあるのは事実です。残りの人生を悔いの残らないようにするため、この1年間は稼プロ!を通して、「自分がいちばん大切にしている価値観は何か」「どのような分野でいちばん貢献できるのか」「そのために必要なことは何か」を改めて考え、身につけ、実践できるようにしていきたいと思います。まだまだ出力100%には達していませんが、よろしくお願いいたします。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大野徹司)
2020-08-04 19:10:13
詳細なプロフィールのご説明ありがとうございます。
労務・給与管理等のプロフェッショナルですね。
もうすぐにでもお役にたてそうなスキルですが、定年後にする活躍できるように準備できそうですね。私は今年診断士登録ですが、ご無沙汰診断士にならないように、どんどん関わっていきたいと思います。今年1年よろしくお願いいたします。
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Unknown (川村匡弥)
2020-08-04 19:59:28
中小企業診断士が活躍できるフィールドって多岐にわたるんだなと最近実感しています。
お互いに、活躍できるフィールドを見つけましょうね!
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Unknown (加納久稔)
2020-08-04 21:47:57
大野さん、川村さん、1回目の講義では、同じ班でお世話になりました。
確かに人事関連の経験は長いのですが、”プロ”かどうかは何とも言えないんですよね(グループ内ではある程度見当がつきますが、世間一般ではどうなのか、わかりません)。
稼プロ!をとおして、客観的に自信が持てるよう、20期生みんなでお互いに切磋琢磨していきたいですね。
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Unknown (岡田 英二)
2020-08-04 23:30:10
経験や境遇は異なりますが、現状の思いや今後の課題については共感しながら読ませていただきました。
これから1年間の楽しい学びと、ワクワクするセカンドライフを手に入れたいですね。
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Unknown (青木 洋輔)
2020-08-05 08:52:18
加納さんが「できること」(やってきたこと)は、働き方が問われている今、社会から最優先で「求められていること」なのかなと私は思います。そこに診断士として「やりたいこと」のピースがカチッとはまってくると最高ですね。
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Unknown (加納久稔)
2020-08-05 21:35:42
岡田さん
共感していただくことができて、うれしい限りです。「若い衆」に負けないよう、お互い頑張りましょう!

青木さん
毎回ひねりの利いたコメントをされており、感心しております。
ミニプレゼンのトップバッター、楽しみにしています。
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