みなさま、こんにちは。
稼プロ!23期生の南です。
早いもので、今週末はもう3月ですね。
私はモータースポーツ(特にF1)好きなのですが、今週F1の2024年シーズンが開幕します。
私が注目するトピックと合わせて、このブログで触れたいと思います。
Ⅰ. 2024年F1シーズン
史上最多の年間24戦が開催されます。3/2の第1戦バーレーンから12/8の第24戦アブダビまでなので、開催頻度は2週に1回以上の忙しいシーズンになります。以前のブログ(F-1日本グランプリ ~ 開催地の変遷から思うこと ~)で紹介させていただきましたが、もともとヨーロッパ中心だったF1も、アジア(特に中東)やアメリカで人気が上がり、開催数も増えています。
今回私が面白いなと思ったのは、第2戦サウジアラビアのレース日が3/10(日)ではなく、3/9(土)となっていることです(原則、日曜がレース日です)。なぜか?
→3/10(日)の夕方より、ラマダーン(イスラム教の断食に習慣)が始まるため、関係者がそれまでに出国できるよう、スケジュールを前倒し。ちなみに各レースの開催期間は最低1週間との規定があるため、第1戦のバーレーンの開催日も3/2(土)にずらされています。
これまでのヨーロッパ中心の考え方なら、ラマダーンを避けた時期での開催を求められそうなものですが、これも文化の多様性への理解がより進んだからでしょうか(中東諸国が膨大な開催料を払える「お得意様」であることも大きいですが・・・)。
Ⅱ 日本人女性レーサーJuju選手がスーパーフォーミュラー参戦
日本国内での最高峰レース、スーパーフォーミュラー(SF。F1に次ぐ格式のレース)で18歳の日本人女性 野田樹潤(Juju)選手が、3月10日にレースデビュー予定です。
Juju選手は、4月から大学生なので、レースデビュー時は高校生ということで、女子高生レーサー誕生と、モータースポーツ界では連日話題になっています。
これまで、SFでは外国人女性レーサーの参戦はありましたが、日本人女性の参戦は初めてです。実力的には未知数で、まだまだ話題先行なところはありますが、Juju選手の活躍は楽しみです。競馬で女性騎手が増えているように、女性参戦がより進むきっかけになっていくでしょうか。
なお、彼女の父、野田秀樹氏は元F1ドライバーで、彼がJuju選手のチーム監督を務めてきましたが、それがあまり話題にならないくらい、Juju選手自体に注目が集まっています。
余談ですが、日本国内でレースに参加する際は、レース用のライセンスに加えて、「普通自動車免許」が必要になります。これまで海外でレース活動をしてきた18歳のJuju選手は、この春に教習所に通って普通自動車免許を取得したそうです。また、免停、免許取り消しを食らうと、日本のレースには出られなくなるそうです。
Ⅲ 東京で初の公道レース開催(フォーミュラーE)
3月末には、東京都江東区の東京ビッグサイト周辺の一般道を閉鎖して、フォーミュラーE(電気自動車版F1)の東京 E-Prixが開催されます。日本で、公道を閉鎖してレースをすることは非常に珍しく(これまでは許可が下りなかった)、都市での開催は初です。
かつては、公道レースと言えばモナコGPくらいでしたが、近年では、都市部での公道レースも世界中で人気があり、アメリカやヨーロッパでも増えています(もちろん観光資源としての注目度も高いから)。先日、大阪が公道でのF1開催誘致を発表したように、公道レースが、これから日本でも盛り上がっていくことを期待しています。
日本におけるモータースポーツビジネスの今後の発展に期待しつつ、2024年シーズン開幕を楽しみたいと思います。