設楽です。本日は「稼プロ 17期」2回目の講義ですね。
講義で得たことなどは明日以降の方々にお願いするとして、今日は私が、
「診断士試験受験を志すようになったの時の話」と「プロの診断士として一歩進みだしたときの話」の
2つを書こうと思います。
まず最初の話ですが、2013年春のことです。
とあるカリスマ経営者の講演を聞けるという貴重なイベントがありました。
参加費は無料でしたが、会社名、役職、氏名を出した上で真剣にディスカッションすることと、
課題図書(その方の著書)を熟読することが条件でした。
(なお、その方の著書は企業再生をテーマに書かれた有名な本で、2次試験終了後に読むと新たな気づきが数多くありました。)
講演の内容はシークレットなので割愛させていただきますが、終了後に質問タイムがありました。
質問したのはとあるビール会社の方からでした。
(「国内ビール市場」については改めて言うまでもありませんが、人口減少と若者のビール離れなど厳しい市場環境にあり、出荷量も年々減り続けています。)
その方の質問もまた、市場環境の厳しさから会社の将来を危惧する内容でした。
参加者一同、大きく頷きながらその方の話を聞いていました。それと同時にカリスマ経営者の方が
どのようなアドバイスをするのか? 興味深く聞き入ってました。
ところがその時、カリスマ経営者の顔面が見る見るうちに紅潮して怪訝そうな表情に変わるではありませんか。
そして質問者の顔を真剣ににらみつけ、
「そんなの考えるのは日本人だけだよ。アメリカ人ならとっくに会社を出ている。
あなたにできることは会社の役員になって自分で立て直すか、別の道を歩むかどっちかだよ。
会社の良し悪しと個人の生き方は別だ。そこを一緒にすること自体まずやめたらどうだ。」
という返答をされ、場内に緊張感がピーンと張り詰めました。
正直まったく予想していなかった回答に驚きを隠せませんでした。ただ、会社だけに頼った人生観はいかがなものか、ということを考えるきっかけとなりました。
そして講演会で大きな刺激を受けた私は「個人の生き方」を模索すべく、同年8月に当面の目標だったTOEIC800点を獲得、さらに翌年8月から診断士の学習を開始しました。今思えば診断士へのプレリュードとなった出来事でした。
さて2番目の話です。診断士試験に合格後、プロとしての第1歩を稼プロでやっていこうと誓った私は、
入塾式で特別講義ご担当としてご出席されていた古森先生にご挨拶に伺いました。
理由は明快で、古森先生のご出身が私が現在勤めている会社と同じだからです。
私からは現在の会社の状況などを話させていただき、そして古森先生からは診断士として独立されてから
現在に至るまでご活躍されているお話など伺うことができ、大変貴重なひと時でした。
そして、ヒヨコ診断士の私に対し、先生から以下のアドバイスをいただきました。
「設楽さんがこれから先、診断士としてどういう道を歩もうとしているのか、
私にはわからないけれども、一つ言えるのは、会社の業績と個人の生き方は別だからね。
そこは分けて考えないとダメだよ。」
試験受験を決めたときの話と試験合格を決めたときの話が絶妙につながった瞬間、そして私にとって、
稼プロ入塾式が診断士へのビギンズナイトとなった瞬間でもありました。
またこれから先、次の一歩を踏み出す時は「会社と個人の生き方は別」という考えを“実践”するときでありたい。そう思いました。
思わぬところでつながった一本の道。
本日の講義、古森先生の話を伺える貴重な機会です。心して聞きたいと思います。
設楽英彦
古森さんとのご縁を、大切に、本日の講義を楽しんでくださいね。
稼プロ!をこのように受け止めてくださり、嬉しいです。
今日も、充実した1日にしましょう。
私も、自分の評価基準は自分自身の中にあると、思っています。こうありたいと思う自分になっているかが、私が成功しているかどうかの基準です。そういう意味ではまだまだです。
あの時あのタイミングということって多いですよね。アンテナをはられていることと、実践されて結果も出したことがとても素晴らしいと思います!
第2回講義も充実した1日となりました。ありがとうございました。
志、ビジョンを実践できるように頑張りたいのですが、少々焦りを感じています。
早くバッジを!早くスキルを!早く1人前に!と思うことが最近多いです。
>中嶋さん
会社の場合、お客様の評価よりも社内の評価のほうが優先されたりしますよね。
実際、直接お客様の声が届くことも少ないですし。
ただ、そうならないような意識だけは持ち続けたいと思っています。
>藤田さん
タイミングって(もしかしたら「運」の要素もあるのかもしれませんが)非常に重要だと思っています。
あとは縁と行動。これも大切だと思ってます。
やらなければいけないことが多いのですが、これも焦りなのでしょうか・・・。
>大石さん
私の会社も早期退職は何度も何度も行われ、そのたびに紙面に掲載されました。
「家族を養うこと」は私も(当然ですが)考えていることです。自分の人生、生き方より大切と思うことさえあります。難しいですね。。。