こんにちは。田村隆一郎です。
先日、ある物流企業を訪問しました。
知り合いの中小企業診断士が経営改善計画を作成している会社で、その実行支援の計画を作るにあたって、私にアドバイスがほしいとのことでした。
行ってみると、物流倉庫の建物は古く、使われていないものや、不要なものが放置されている状態でした。
あまり綺麗で管理が行き届いているとは言えない状況です。
建物の古さは仕方ないことですが、内部の管理は自助努力で改善することができます。
私は要らないと思われるものを一つずつ指し、社長に『これは要りますか?』と聞いて回りました。
大半が『要らない』、『使わない』といったものでした。
『捨てましょうよ!』と言うと、社長も『実はずっとそう思っているのですが、捨てるのもお金が掛かるので…』と言われました。
しかし、捨てないと邪魔になるだけだし、捨てることでスペースが空き、作業性も良くなることをその場では伝えました。
おそらく、社長自身もずっと捨てるべきだとは思っているのでしょうが、経費も掛かるのでなかなか踏ん切りがつかない。
そんな状況だと思います。
次回その会社訪問したときには、提案書にそれらをまとめ、再度理解をしてもらおうと思います。
(もちろん、掛かる経費と、それに対する効果も明らかにして)
経営者がやりたくても出来ないことを明らかにして、背中を押すこともコンサルタントとして必要ですね。
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14期生の日野卓郎です。
ブログを楽しく読ませて頂きました。
いわゆる5S改善ですね。
5Sを軽く見る人が多いですが、
そんな人や会社こそ5Sがしっかり
出来ていません。
その社長さんも、捨てることの
旨味が分からないから躊躇して
いるのでしょう。
その旨味をどうやって説明するか、
今度じっくりお話を聞かせて下さい。