皆さん、こんばんは。三好康司です。メリー・クリスマス!
クリスマスと言えばサンタクロースですね。
今年の9月7日から9日まで、熊本県天草市でアジア初の『第1回世界サンタクロース会議 in 天草』が開催されました。
【写真:公認サンタの来日を出迎えるくまモン】
「世界サンタクロース会議」は、「グリーランド国際サンタクロース協会」が毎年、デンマークの首都コペンハーゲンで開催しています。同協会は、デンマークを本部とし、スウェーデン、ノルウェーを中核メンバーと位置づけ、支部をドイツ、スイス、オランダ、カナダ、アメリカ、フランス、イタリア、スペイン、エルサルバドル、日本に置いています。
今年は「約450年前に西洋文化が到来すると同時に、困難な時代にあってもクリスマスを祝い続けてきた天草こそ『家族の絆』を確認しあう本来のクリスマスを考えるにふさわしい地域である」と、日本でキリスト教が禁止とされた時代でもクリスマスを祝っていたことを理由に天草市での開催となりました。
「グリーランド国際サンタクロース協会」は、長老サンタクロース(グリーンランドに住んでいます。)を補佐する公認サンタクロース(以下“公認サンタ”)を選考し、クリスマスに関する様々な歴史や文化を継承しています。
公認サンタは世界に120人ほどおり、そのうち女性は約30名です。日本では、『パラダイス山元さん(以下“山元さん”)』というラテン音楽家が、唯一の公認サンタに選ばれています。今回は、7か国15人の公認サンタが天草に集結しました。
ところで公認サンタにはどうやってなるのでしょうか?
公認サンタになるためには、「グリーンランド国際サンタクロース協会」が出している次の4条件をまず、クリアしなければなりません。
1) 結婚していること
2) 子供がいること
3) サンタの活動経験があること
4) サンタにふさわしい体型であること(体重120キロ以上、女性はこの条件は適用外です。)
「サンタの活動経験があること」って?(笑)
尚、山元さんによれば、公認サンタの中には離婚する人も多く、そうすると活動が出来ないため、今回天草に来た公認サンタの中には4回結婚している人もいるそうです。
更に、4条件をクリアできたとしても、次にはデンマークで、医師も同席する、4つの過酷な試験を受ける必要があります。
1)50メートル全力疾走
2)煙突昇り
3)クッキー&ミルクの早食い
4)サンタの共通語「HoHoHo!」だけを使った面接、長文スピーチ
いやぁ、公認サンタになるのも大変ですね(笑)
尚、晴れて公認サンタになり、「世界サンタクロース会議」に出席する場合には、自宅出発から出国審査、飛行機での移動中、入国審査から会場につくまで、全てサンタクロース衣裳の着用が義務づけられています。
今年の天草での「世界サンタクロース会議」開催は盛況に終わった様です!
地元会場のMCから山元さんに、
「なぜ残暑厳しい9月に『第1回世界サンタクロース会議 in 天草』が開催されるのですか?」という質問がありました。
山元さんは、「9月はサンタの穴場でサンタが暇だからです。10月下旬から11、12月と準備で忙しくなるのですが、9月頭だったら集まれるので・・・」と答えていました。
納得です(笑)
それでは皆さん、良いクリスマスを!
キルギスには、仕事で計6回行き、のべ4か月半滞在しています。この話をキルギスの日本センター長から聞いたことがあります。
どんなときも、サンタクロースの話題には夢がありますね。