みなさま、こんにちは。
稼プロ!事務局(23期生)の南です。
私は「路線バスの旅」系のテレビ番組が好きです。各局でいろいろな番組があるのですが、特にテレビ東京系で太川陽介さんが出演されているものがお気に入りで、私は以下が本家だと勝手に認定しています。
Ⅰ. ローカル路線バス乗り継ぎの旅(2007/10/20~2017/1/2:全25回)
Ⅱ. ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅(2019/11/13~(継続中):これまで22回放送)
Ⅰは、太川さんと蛭子能収さん(+女性ゲスト)の3名が路線バスを乗り継いで、3泊4日で目的地を目指す(自分勝手な蛭子さんに太川さんがマジ切れするところが名物の一つ)
Ⅱは、太川さん率いる路線バスチームと、”鬼軍曹”こと、女優の村井美樹さん率いる鉄道チームが、1泊2日でどちらが先に目的地に着くかを競う(鉄道マニアである村井さんの、哀しいまでにストイックに勝利を目指す姿に感動)
インターネットでの事前のルート下調べは禁止で、地図と観光案内所からの情報で最適ルートを探り、バス路線の途絶えた区間は歩く(数キロに及ぶことも・・・)といった、過酷な旅が繰り広げられます。
最近はバス会社が撤退し、自治体のコミュニティバスに置き換わっていることも多く、すなわち県跨ぎのバス路線が減っているため、県境越えは徒歩となるケースが多くなりました(高速バスは利用禁止)。
このバス旅の最大の魅力は、太川さんの卓越したルート選定能力です。
最近、私もこの”バス旅”を行う機会がありました。東京から日帰りで、群馬県の三か所を電車とバスで周る用事があったのです(さすがにインターネットで下調べはしました)。
電車とバスは別々に調べなくてはならず、「ここだけでもタクシー乗れば効率よく繋がるのでは?」を考え出すと非常に複雑です。そこで、ChatGPTに聞いてみました。とても効率の良いルートを自信満々に、しかも時刻表付きで提示してくれました。
これなら余裕をもって回れる!と感心しながらも、ChatGPTが示した時刻表をよく見ると「冬季:10月~3月は運休」とか平日と土曜と日祝の便が混在しており、またタクシーも実際来てくれるのか?などのリスクも考慮されていない、不正確な旅程でした(私も自分でネットリサーチしてこのあたりの情報は把握していたのです)。
しかも、ChatGPTを”問い詰める”と「すいません、冬季は運休であることを見逃していました。正確な情報は念のためご自身で確認ください」ときました・・・
やや強引ですがこれらを教訓としてまとめると・・・
①バス旅は、やはり太川さんのごとく、人の目で時刻表を精査するのが一番
②ChatGPTは疑ってかかること(鵜呑みにしていたら帰ってこられなかったかも・・・)
③インターネットで扱うデータフォーマットの運用性向上が必要
(バスの時刻表はPDF形式が多いため、時刻データとして正確に扱えていない)
デジタル社会の実現には、実は③が非常に重要(デジタイゼーション⇒デジタライゼーション)で、世界でデータフォーマットの運用性向上に向けた取り組み(さながら米欧中のデジタル覇権争い)が行われています。
ちなみにバスの乗客のほとんどはインバウンド(平日だったのもありますが)で、運転手さんも簡単な英語で対応、交通系ICは未対応ですが、クレジットカードのタッチ決済は可でした。もう日本は立派な観光立国ですね!
ネットに頼らずに、時間を気にせずにバス・電車を乗り継いでいく旅もしてみたいですね。
>ChatGPTは有料版ですか?後学のために伺います。... への返信
有料版です。
今は最新のChatGPT 4oで、無料版でも使えるようですが、回数制限あるみたいですね