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SAMRAIから学ぶコンセプトに対する姿勢

2020-12-09 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは、20期生の星野です。

10月24日にテレビ東京で放送している「新・美の巨人たち」を観ました。番組内容は日本を代表するクリエイターである佐藤可士和氏についてです。番組を観ると同氏の仕事に対する姿勢は診断士として学べる点があると感じます。

佐藤可士和氏の経歴は、「多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業、株式会社博報堂を経て2000年に独立。同年クリエイティブスタジオ「SAMURAI」を設立。コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発、空間設計、デザインコンサルティングまで強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、他方面より高い評価を得ている。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエイター」

引用元;https://kashiwasato.com/profile

経歴を調べると大手企業のブランド戦略で活躍をされており、その仕事は顧客から高く評価されていることが分かります。なぜでしょうか?

佐藤可士和氏は、番組内で「仕事はコンセプトを考え抜くことから始める。そして、概念とは考えることであり、コンセプトは概念に形を与えること」と語っています。たとえば、楽天グループのロゴ。同企業のロゴは2018年にリニューアルされたものですが、同氏が手掛けています。ロゴにはRakutenの企業名の下に漢数字の一が入っており、すべてのものが一つに集まるという同企業の理念をあらわしています。リニューアル前のロゴと比較すると印象に残りやすく、メッセージも伝わってきます。同氏が概念に最適な形を与えるために考え抜いていることが分かり、顧客から高い評価を得ている理由だと考えます。

番組を観て学んだことは、佐藤可士和氏のコンセプトを考え抜くという姿勢は経営者、診断士にも通じることです。経営者は経営理念を事業、組織構造、業務、人材、商品・サービスにまで落としこみます。理念をわかりやすく表現することは、経営者にとって求められる能力だと考えます。また、診断士は経営者の理念を理解したうえで、提案のコンセプトを考えて、具体的な施策にまで落とし込むことが求められます。同氏の姿勢を見習って頑張りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (宮村芳孝)
2020-12-09 12:19:00
コンセプトを考えぬく。大変むずかしいことですが、顧客から支持を受けるには大切なことだと思います。勉強になりました。ありがとうございました。
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Unknown (大井 秀人)
2020-12-09 22:17:14
出身地愛媛の今治タオルのプロデュースをされているんですが、そのドキュメンタリーを見た時も同じで考え抜く姿勢で、とても印象的でした。斜陽産業を見事に復活させた考え抜かれたコンセプトは素晴らしいと思います。
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Unknown (たけい)
2020-12-17 13:01:34
長く楽天市場でお買い物をしていますが、ロゴにそんな秘密があったこと初めて知りました。(つい先日もお世話になりました)
「わかりやすく表現するには考え抜く」
私の辞書に新たに加筆です。いいお話ありがとうございます。
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