20期生のヨシです。前回「新製品の良さをターゲットとする対象の方にどうやって認知してもらうかは、製品の新規性が高いほど難しいのではないか。そのためには、より多くの方に的確に伝えるスキルを高めることが必要。」と記しましたが、新製品を伝えることについて、これで良いのか、と納得感が得られないないため、その後もこのテーマについて考えみました。
前回までは、様々な経験をすることで、伝えたい相手の経験に“寄せた”説明をすることが、新製品の説明には必要だと考えていました。そのために「億劫がらずに経験を増やす努力をしていこうと思っています。」と結びました。しかし、そんなことを言っていたら、どれだけの経験をすれば新製品を伝えることができるのか、何時まで経ってもできないのではないか、との思いに至ってきました。。そもそも他人と同じ経験を得ることができると考えること自体、ある意味不遜なことかもしれません。
売り手側の経験を基に、新製品を売り込まれた場合、相手側からすると、鬱陶しいと思われる可能性があります。例えは良くないかもしれませんが、上司が部下に自分の人生経験を基に「語る」ことに、通じる感じもします。職場であれば大切なことですが、お客様に対してはどうでしょうか。共感を得られる可能性はむしろ低いのではないか、とも考える様になりました。
その結果、今では新製品を使った自分の感動を素直に訴えることが、よりよく伝えることにつながる、と考えるようになってきました。経験を伝える行為はやや理論的になりがちですが、感動は心情に訴えるので、より強く伝えやすいし、さらに伝えたい相手方と同じ経験を積む必要がありません。では、感動を伝える為には何が必要でしょうか。現在、引き続き勉強中であり、今年の検討テーマの一つとしております。