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スピーチや会議やプレゼンや講演で緊張しないで話す方法

2020-11-17 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは!

 

稼プロ!20期生の春島一男です。

2006年から約14年間ネットショップを運営しています。

 

今回は10/28に続いてビジネスと心理学を

結び付けたシリーズの第3回目になります。

 

 

今回は【吊り橋効果】についてです!

 

吊り橋効果は、1974年に、

カナダの心理学者であるダットンとアロンによって発表された

「生理・認知説吊り橋実験」によって実証された学説です。

 

彼らは、ある実験をしまいた。

18~35歳までの独身男性を集めて、

高さ70mの揺れる吊り橋と、

揺れない橋で実験を行いました。

 

男性にそれぞれ橋を渡ってもらい、

橋の中央で同じ女性にアンケートを取らせてほしいと

話しかけてもらいました。

 

その際に

「結果を知りたい場合、後日電話をください。」

と伝えたそうです。

 

その結果、揺れる吊り橋の方の男性は、

揺れない橋の男性に比べて、

4倍の人が電話をかけてきたそうです。

 

 

揺れる吊り橋で生じた緊張・恐怖のドキドキが、

女性への恋愛感情のドキドキと誤認されたことが推論されました。

 

人間の感情って曖昧ですね。。。

 

 

この吊り橋効果に類推するものとして、

ビジネス心理学講師で、講演家の酒井とし夫先生より

教えていただいたことをお伝えします。

 

酒井先生は、累計1,000回を超える講演実績があり、

多い時には500人を超える人の前で講演をされています。

 

そんな酒井先生ですが、以前は極度のあがり症だったそうです。

 

あがり症克服の一つのスキルが、

この吊り橋効果を利用したものになるそうです。

 

 

スピーチ、会議、プレゼン、講演での

緊張や不安によりドキドキすることが、

誰にでもあると思います。

 

その際に、そのドキドキは、

緊張や不安からではなくて、

【ワクワクした気持ちから生じている】と

思い込むようにするそうです。

 

そうすると気分がプラスに変わっていき、

不思議と落ち着いてくるそうです。

 

 

吊り橋効果が意味するところは、

心拍数の上昇をきっかけに

それが何の感情によるものかを

理解していることになります。

 

つまり、

恐怖・緊張→心拍数の上昇

の順番ではなく

 

心拍数の上昇→自分は恐怖・緊張を感じている。

の順番になるということです。

 

 

これは、理解は意識によって変えることができる

と言うことになります。

 

 

スピーチ、会議、プレゼン、講演前に起きる心拍数の上昇を

緊張や不安なものととらえるのではなく、

ワクワクによるものとして意識してとらえます。

 

 

私自身も少なからず、スピーチやプレゼンをする機会がありますが、

緊張や不安を、ワクワクと意識付けすることよって、

過度に緊張することがなくなりました。

 

緊張した時には、楽しもう、楽しいと思うようにしています。

 

多くの人の前で話す時に、

緊張してしまって思うように話せないという方は、

ぜひ、この吊り橋効果を応用した手法を

試してみてください!

 

今回は【吊り橋効果】について書かせていただきました。

ぜひ、ビジネスにご活用ください!

 

次回は12月6日(日)です。

 

次回もビジネスと心理学を組み合わせた内容にする予定です。

 

お楽しみに!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大井 秀人)
2020-11-19 19:23:06
私もあがり症です。面白い話ですね。この吊り橋効果は、他の余分なこと、例えばスピーチなら聴衆の状況、に気を取られないようにすることなのかもとも思いました。吊り橋が揺れたら、相手と揺れることしか集中できなくなるので、相手が印象に残るというのもあるのではないでしょうか。
返信する
Unknown (春島一男)
2020-11-25 09:50:24
大井さん、いつもコメントありがとうございます!

大井さんがおっしゃる通り、色々な要素が関連しているように思います。心理学を知識として持っておくと、応用が様々なところで効くように思います。
返信する

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