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120年に1度の大改正!!

2015-01-20 23:53:08 | 14期生のブログリレー

こんにちは!

14期生の日野卓郎です。

新年が明けて早くも1ヵ月が経とうとしてますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

今回の私のブログでは、先般、世間でも話題に挙がった「民法大改正」について書きたいと思います。

今回も宜しくお願い致します。

 

そもそも「民法」とは、我が国の法律関係を規律する「基本六法」(※1)の1つであり、

我々のような一般市民(法律用語で私人という)の法律関係について書かれた法律です。

要するに、我々の様な一般市民にとって、最も身近な法律(※2)ということです。

※1  その他の基本六法は、憲法(最高法規)、刑法、会社法(商法含む)、民事訴訟法、刑事訴訟法の5つ。

⇒近年の診断士試験(一次)では法律科目が難化しているようですね。恐ろしや。。

※2 社会人の方にとっては、会社法の方が身近かもしれませんね

   

そして、この民法は1898年に全面施行され、現代語化対応などの改正を経て今に至るわけですが、

この度、表記などの「外見」だけじゃなく、「中身」も改正しよう!という動きが活発になっています。

人はこれを「120年に1度の大改正」と謳っておりまして、北は北海道・南は沖縄‥ではありませんが、

法曹実務家や学者、政治家や経済各界からも有識者としてワーキンググループに入り、

これまで100回以上もの会合が行われ、熱のこもった議論(←それだけ紛糾してるとも言えますが)が交わされています。

   

その気になる改正の「中身」ですが、一言で言うと「債権法の大改正」です。

ご存知の方も多いと思いますが、民法は大きく5つの分野に分かれておりまして、

①総則、②物権、③債権(ここまでを財産法という)、④親族、⑤相続(④と⑤を併せて家族法という)

という5つの分野があるのですが、今回の改正対象になっているのが③債権(法)と呼ばれる分野です。

民法はその条文の多さから司法試験や司法書士、行政書士受験生を苦しめているのですが、

その数なんと1044条!!(一部、削除されたものも含む)

そして改正の対象となっている債権法だけでも約370条もある大変ボリューミーな法律なのです。

※余談ですが、司法試験受験界には「民法を征する者は司法試験を征す」という格言があります。

それだけ毎年、民法は激しく難しいのです。(他の法律も難しいですが)

  

更に細かく改正のポイントを見ていきますと、

主に「契約ルール」について次の4項目について抜本的な見直しを実施するとのこと。

その4項目とは、

①法定利率

 ⇒1%未満の市中金利と5%の法定利率との乖離を是正し、3%に。

②保証

 ⇒借金の個人保証を制限。従来は保証人の適格がユルユルなのです。

③敷金

 ⇒敷金の返還請求を明文化。賃貸借契約でモメる1番の原因がコレ!

  因みに礼金も法律上は何ら払う義務はないのです。

④(消滅)時効

 ⇒飲食代や診療費など業種によってバラバラだった特別な短期消滅時効の期間を、

 一律5年に改正。受験生は暗記が楽になって嬉しいかも。

  

今回は民法大改正の概要をご紹介しました。

深く突っ込んだ話まで出来なかったことは大変申し訳ないですが(また別の機会に)、

今回ご紹介した内容だけでも、「日本の法律って大きく変わるんだ?!」ということを

何となく感じて頂けたのではないかと思います。

我々は法律によって自由を保障され、法律によって権利を与えられ、義務を負い、

そして法律によって行動を律されます。

しかしその肝心な「法律」にどんなものがあるかについて、

ごく一部の人しか精通していないという我が国の現状は大変問題があると思います。

今回の大改正を機に、少しでも多くの人が「日本の法律ってどうなってるんだろう?」と興味を持てば、

(当該改正の本来目的ではないかもしれませんが)それだけで意義のある改正だったと言えるのではないでしょうか。

  

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。

次回もどうぞ、宜しくお願い致します。

   

日野 卓郎

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「心」で聴く!傾聴の大切さを実感する小ネタ

2015-01-20 22:50:01 | 14期生のブログリレー

安藤です。寒い日が続きますね。
今日はとある研修で学んだ小ネタを紹介。

「話すこと以上に聴くことが大事」

コミュニケーションスキルにおいてよく言われることです。
その活用分野はコーチングや部下育成、さらには、
女性にモテるためには?という幅広い分野で言われますよね。(笑)

さて、この聴く力。
実際、自分のペースでできる話すことより高度なスキルが必要です。
話しやすいように相槌、表情、姿勢に気を付け、
さらに相手の言っていることを理解した上で適切な質問を入れる。
まさに、「聞く」ではなく「聴く」。
いわゆる「傾聴」と言われるものです。

私自身もなかなか人の話を上手に聞くことが苦手で、
長年テーマにしてきました。
特にが課題としているのが「心」です。
表面的には一生懸命聞いてるつもりでも、
つい他ごとを考えたり頭の中で相手の言おうとしているこことを先回り
したりしてしまいます。
そんな折、先日受けた研修で講師の方が面白いことを言いました。


「みなさん見てください。この『聴く』という漢字。」

ホワイトボードに大きく「聴」と書きます。
そして漢字を分解して赤で丸をつけていきます。

聴くというのは十個の『耳』『目』『心』で聴くのですよ。」と。

なるほど、漢字に着目すると妙に納得がいってしまいました。
きちんと「心」の字が入っていますね。
自分の心と目はきちんと相手に向いているだろうか。
傾聴の重要性をあらためて認識する一瞬でした。

ぜひしっかりと心を持って色々な人の話を聴けるようになりたいものです。
みなさまの目と心はいかがでしょうか?

 

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日本語力

2015-01-19 23:24:31 | 14期生のブログリレー

14期生の長田真由美です。

年末は母と一緒にベトナム・カンボジアに旅行してきました。
ベトナム料理はほんとにおいしいし、、1000年前に造られたアンコールワットの荘厳で精緻な美しさは特筆もの。
超満足の年末でした。

これまでツアーでいろいろな国に行きましたが、毎回驚くことの一つが、どんな小さな国でもちゃんと日本語でガイドしてくれる人がいるということ!

その国の方と結婚された現地在住日本人女性ガイドがいてびっくりしたのはマルタとアイスランド。マルタ全島に6人もいるのだとか。(皆さんマルタってどこにあるか知ってます?) 
アイスランドも20人くらいいると言ってたような。一体どこで「マルタ人」とか「アイスランド人」の男性と巡り合えるのだろうかと不思議に思ったものです。

でも、もっと驚いたのは、バルト3国のツアーに行った時。エストニア・リトアニア・ラトビアのどの国でも、日本語がぺらぺらの現地人ガイドがいたのでした。そういえば、エジプト・モロッコ・ケニア・ロシア・ルーマニア・ウクライナ・ノルウェーなどなど、アフリカ・ヨーロッパのどの国にもいました。エジプトのガイドの若者は、高倉健の任侠映画の話をしてくれて、これまた驚き。DVDで映画を見て、生きた日本語の勉強をするのだそうです。(任侠言葉を覚えても使えないんだけど・・・)

今回のベトナム・カンボジアも例外ではなく、特にカンボジアのガイドさんは日本に1回も行ったことがないのに、私より日本語うまいかも!という程。アンコールワットのあるシェムリアップは観光で食べてる街なので、政府だか自治体だかが組織する語学講座があり、毎朝6時から8時までの日本語教室でみっちり勉強したのだとか。日本語ガイドだけで200人もいるそうです。

アンコールワットでは中国語、韓国語、ロシア語、フランス語、ドイツ語のガイドもわんさかいて、彼らの語学力にただただ圧倒されました。

日本人の語学力が色々言われますが、食べるためと必死になれば、その国に行ったことがなくてもここまで外国語が使えるようになるんですよね。。。

毎年の年越し海外ツアーで日本語ガイドさんにお世話になるたび、彼らの努力を見習わねば!と心を新たに1年を始めます。

今年のNew Year’s Resolutionの一つ = 日本語力を磨く!

去年の診断士活動で自分の日本語「ボキャ貧」(死語か?)に大いに泣いたので、今年は何とかビジネスマンらしい語彙で語れるようになりたいものです。

 

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神戸

2015-01-18 11:27:09 | 14期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。三好康司です。
今年も頑張っていきましょう!

 昨日は、阪神・淡路大震災から20年目でしたね。あの痛ましい出来事は未だに忘れられません。

 1981年、私は神戸大学に入学し、家から通うのは大変なので、神戸市内の安い学生アパート(風呂無し、エアコンなし、キッチン共同)で一人暮らしを始めました。
生まれ育ったガラの悪い大阪と違い、神戸の港町特有のあかぬけた、おしゃれな雰囲気がとても気に入りました。授業もそこそこにバンドとバイクに没頭、4年間山から海まで(神戸は山から海の距離が近いです)あちこちに行きました。本当に思い出のつまった街です。家内と知り合ったのも神戸でした(笑)

 その後働き始め、会社の独身寮(兵庫県芦屋市)を経て、大阪に生活拠点を戻しました。

20年前の震災の前日はヨーロッパ出張から帰国した日でした。時差ぼけもあり、翌日に備え早く休んでいました。そして、1995年1月17日5時46分、信じられない揺れが襲いました。いつまでこの揺れが続くのかと恐かったことを覚えています。

電車は全て不通となり会社に出社できず、家でテレビ見ていました。バイクで走っていたあの高速道路が倒れている、いつも通っていたあの場所のビルが崩壊している、友人の住む街で火災が起きている! 唖然とするしかありませんでした。それから、なかなか繋がらない電話で、友人の安否確認をしていました。後日落ち着いてから神戸に行ってみると、住んでいた学生アパートは跡形もありませんでした。

あれから20年です。私の愛する神戸は着実に復興しています。出来事を風化させてはいけないと良く言いますが、本当にその通りと感じます。

お亡くなりになられた6434人の方のご冥福をお祈りしたいと思います。

コメント (5)
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1月17日

2015-01-17 22:38:54 | 14期生のブログリレー

こんばんは。小笠原です。
今日は1月17日。阪神大震災からちょうど20年です。

当時、私は中学生でした。
地面の揺れで目覚め、朝テレビのニュースをつけると神戸の街が火に包まれている様子が映っていました。
本当に衝撃的な画像でした。

そして、この阪神大震災を契機にボランティア活動が盛んになり、
特定非営利活動促進法(NPO法)が成立されることとなりました。
(1月17日は「防災とボランティアの日」と定められています)

私自身が中小企業診断士になろうと考えたのは、
地域振興・地域経済の活性化に興味を持ったからで、
その地域振興・地域経済の活性化の一役を担っているのがNPOでもあります。
そのNPO自体が、この1月17日を起因にしていると考えると、
この阪神大震災が、私が診断士になろうと考えたきっかけの一つでもあると言えます。

物事はいろんなところでつながっています。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないのですが、
ある事象が発生したことで、一見すると全く関係がないと思われる物事にも影響が及んでいます。

このことを常に意識して、物事の関係性を常に捉える習慣をもとうと思ったのでした。

コメント (2)
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