みなさんこんにちは。14期生の小野田直人です。
桜の便りも届く頃になると、花粉症でお悩みの方も多いかと思います。
私は、先週、鼻中隔矯正術という手術を受けました。
この手術は、鼻中隔湾曲症という左右の鼻の穴の間にある隔壁がどちらかに曲がっている症状を直す外科手術なんですが、なんと、日本人の8~9割が程度の差こそあれこの「湾曲症」を持っているそうです。
私の場合は人より曲がりが大きいそうです。
鼻中隔の曲がりに加えて、子供の頃から、アレルギー性鼻炎と診断され、冬になると毎年鼻炎に悩まされてきました。
幸い、花粉症は大丈夫ですが、鼻炎のため冬になると点鼻薬が手放せない生活を40年以上送ってきました。
とはいえ、春になると直るので、お金も時間もかかる「手術」に踏み切る決心が何年もできませんでした。
そんな私が、今回手術を決心した理由は・・・
「日帰りで手術ができるから」でした。
この鼻中隔湾曲症の手術は、数十年も前から存在する手術方法だそうですが、以前は1週間以上入院が必要などハードルが高いものでした。
近年の内視鏡技術の発達により、日帰りでの手術が出来るようになってきたそうです。
実際にやってみた結果・・・日帰りはラクですね。
一方で、すぐに仕事に復帰できるかというと、それはやはり無理でした。
翌日からは起きていられるものの、骨を削ったりしている関係で結構な痛みもあります。
私の場合は、鎮痛剤を飲んで寝ていました。
それでも2日目以降は、痛みも出血も和らぎ、3日目にはデスクワークぐらいは普通に出来ました。
ただし、何よりも大変なのが、切開部分をふさいで止血をするために、鼻の両穴にスポンジと綿が詰め込まれるため、「100%口呼吸になる」という点です。
この状態は、一週間後の抜糸(というか鼻の詰め物を除去するだけ)の瞬間まで続きます。
100%鼻がふさがれた生活は、大変でした。まず、満足に話すことができないため電話ができないんです。在宅勤務でも電話さえできれば、ほとんどの仕事ができてしまう私にとっては、大きな誤算でした。
まあそれも数日程度なので我慢できます。
その他にも、食事が味気ない、頭がぼーっとする。夜よく眠れない。口が渇くので水を大量に飲むためトイレが近くなるなど、地味に不便なことがいくつも発生しました。
食事の味は、甘み、しょっぱい、苦い、からい、酸っぱい はわかるのですが、「香り」がないため、すごーく味気ないんです。
香りが味覚に与える影響の大きさを改めて実感しました。
で、22日にようやく一週間が経過して、鼻の詰め物が取れました。
いやーーすっきり!
今までの不便が全て解消されただけでなく、食事が美味しいこと!
一週間口呼吸で過ごしてきて、頭がぼーっとしていたのですが、いまではスッキリしていて、夜も熟睡できて朝の目覚めも快適です。
健康に感謝!普通に生活ができるってことがこんなに幸せだと改めて知った一週間でした。
今も健康上の問題に立ち向かっていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思います。
普通に暮らせる健康であることがどれだけ幸せか、それを失って初めて分かります。
感謝して日々を暮らしたいと思います。