音楽千夜一夜第486回&蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第416回
事故で痛む右手をなんとか治そうと家の中でもリハビリに勤しんでいる合間に聞いていたのが、このCDボックスであった。
1935年から62年の間にピアノの名手、仏蘭西のロベール・カサドシュ選手が営々とコロンビアに録音し続けたレコードを銀色盤に焼き付けたもの。
バルトークから、サンサーンス、ドビュシー、ラベル、シューエルト、ショパン、フォレ、ラモウ、バッハ、シューマンから自作まで何でもアリ、よりどりみどりだが、やはり一番立派な演奏は、セル&クリーブランドを従えたベートーヴェンとモザールの協奏曲やソナタだろうて。
30枚のうちの2枚目のCDに故障があったので交換してもらったのだが、その時紙ジャカットごと送ってしまった。失敗、失敗、しかも二度目の失敗でこれぞ老耄の証ずら。
投票日の4日前に広報を配る奴らは仕事をしてない 蝶人