音楽千夜一夜第487回&蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第419回
2018年に買っていたクリュイタンス(1905-1967)選手のCDがやっと終わった。この指揮者のオペラは素晴らしく、数年前にワーグナーのバイロイト録音などに感激したものだ。そこで勢いよく聴き始めたオーケストラ曲であったが、総じてオペラほどの感銘は受けなかった。
しかしながら定評のあるベルリンフィルとのベートーヴェン交響曲全集は何度聴いても素晴らしいし、ベルリオーズやドビュシー、ラベル、フォーレなどのおふらんす物は彼の18番で、文句のつけようもない。
半分以上はモノラルでコンセルバトワールのオケを振ったもので、録音は古くともどこか独逸風の雄渾さはステレオ盤と変わらないのだが、もはや廃盤で取り換え不能の盤面不良が多くて、不愉快だった。
ボストンのレッドソックス敗れたり沢村投手の出番無きまま 蝶人