あまでうす日記

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鎌倉文学館で「鎌倉文学史年表 古典編」をみて「文学散歩」を楽しむ

2023-03-11 13:06:02 | Weblog

鎌倉文学館で「鎌倉文学と詩年表 古典編」をみて「文学散歩」を楽しむ

 

蝶人物見遊山記第356回&鎌倉ちょっと不思議な物語第439回 

 

鎌倉文学館は大規模修繕のため今年の3月27日から2027年3月31日までなんと4年間の長期休館に入るため、この展示がしばらくの見納めとなるので、きっと見ごたえのあるコレクションが展示されているのだろう。

 

と、期待しながら門を潜ったのですが、これがアカデミックではあっても超保守的で時代錯誤の干乾びた展示だったので、ガックリでした。

 

収穫は鎌倉に因んだ和歌がすでに万葉集にいくつか出ていると知ったことくらいでしたが、こんな国文科の学生のお勉強にだけ役立つ博物館的な見世物はいかがなものか。なんせ館長が旧弊な国粋派だから仕方がないとはいえ、同じ文学館でも180度視界を広げて自由闊達な展示を繰り広げて話題になっている萩原朔美館長の前橋文学館を見習ってほしいものです。

 

気分を変えるために年3回実施されている文学散歩に参加しました。最近は北鎌倉ばっかりだったのですが、今回は駅前を出発して比企一族終焉の妙本寺、芥川の借家があったが由比若宮、工藤祐経邸跡の実相寺を経て鎌倉アカデミアがあった光明寺までの半日コースを学芸員の山田さんのガイドで楽しく歩いた春の一日でした。

 

  天災は忘れた頃にやって来るが忘れなくてもやって来るのだ 蝶人

コメント
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