闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3251~55
1)シアン・ヘダー監督の「コーダ」
聾唖家族と共に育ったヒロインが歌手を目指して旅立つまでを向日葵的に描く2022年の健全健康映画。映画内容的には価値は低いが、社会的・人世的には偶にこういう大甘映画もないと困ります。
2)ピョン・ヒョク監督の「スカーレットレター」
刑事が2人の女の板挟みになる2004年のよくあるメロドラマ。哀れイ・ウンジュの遺作となった。
3)ソン・ヨンソン監督の「依頼人」
ハ・ジョンウ&チャン・ヒョク主演の2011年製作の法廷スリラー。
果たして夫は妻を殺したのか否かと最後まで引っ張っていくが後味の悪い結末ずら。
4)ホン・ギソン監督の「イテウォン殺人事件」
去年群衆大量圧死事件が起こって話題になったイテウォンのハンバーガー店で実際に起きた殺人事件の謎を解明しようとするが、2名の容疑者のいずれとも特定できないで終わる2011年の消化不良の裁判映画。
5)スティーヴン・C・ミラー監督の「ライブレポート」
警官が地元放送局員が持つ中継のキャメラと共に誘拐犯を追跡するという2019年の阿呆莫迦大捕り物映画。
剰余価値を搾取されつつ労働に喜び覚えるマゾヒズムかな 蝶人