あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

中沢啓治「はだしのゲン第4巻」を読んで

2023-03-28 11:03:25 | Weblog

中沢啓治「はだしのゲン第4巻」を読んで

 

照る日曇る日 第1873回

 

戦争が終わってマッカーサーと米軍が進駐してきたが、ゲンたちの暮らしは悲惨そのものだ。

 

戦時と同様、相変わらずの飢えに追い詰められて多くの人々が死の淵に立つ。

 

そして皆に愛されたゲンの妹友子の死。

 

しかしゲンは、焦土の絶望の底から、青い麦のように雄々しく立ち上がるのだった。

 

   真珠湾の熱狂とく忘れよと春の冷雨が額を濡らす 蝶人

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