尾頭橋の南、百曲街道(※)沿いにある喫茶「富士」へ。以前この辺りをバイクで走っていて、レースのカーテンが下がった店の佇まいを見てブックマークしておいた、いかにも昭和な雰囲気の喫茶店。この日は車だったが、裏手に僅かな駐車スペースがあるのは確認していたので車を停めて中へ。午後遅い時間だったので純粋な喫茶利用。店内はフロアが広く赤いビニールソファーのテーブル席が5つくらい並んでいる(奥にもっとあるかも)。カウンター席は使用していなさそう。丸いペンダントライトが下がって、外からの想像通り昭和な雰囲気を残す意匠だ。年配の女性が1人。「コーヒー」をお願いした。
※「百曲街道(ひゃくまがりかいどう)」:江戸時代に堀川と庄内川に挟まれた干拓地沿いに出来た街道
しばらくして「コーヒー」が運ばれた。伝票からいくと豆の卸は中区の老舗「ワダコーヒー」のようだ。白いカップとソーサーに、しっかり濃い色をしたコーヒー。色だけでなく酸味もしっかり。柿の種が付いていたのでポリポリとやりながらゆっくりと休ませてもらった(といっても15分だが)。メニューには無かったと思うが、壁に「ビーフカレー」「エビピラフ」「鉄板スパゲティー」と貼り出してあったので、次は食事目当てで入ってみよう。(勘定は¥380)
↓ 堀川に架かる八熊通の「住吉橋」(昭和12年・1937・建造)◇。名古屋市内では珍しいというラーメン橋台橋。関東大震災後に復興された橋の標準的デザインなのだとか。大きな親柱には素敵なデザインの照明(橋灯)も付いている。
喫茶 富士
愛知県名古屋市熱田区幡野町9-6
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