ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

伊勢屋本店 @名古屋市熱田区・神宮前

2015年03月15日 | 名古屋(熱田区・中川区)

なかなか訪れる機会のない名鉄の神宮前駅。まだ娘が小さい頃に熱田神宮にお参りした時以来かな、たぶん。近くの道路を車で通る事はあるんだけど。この駅で降りた理由はホルモンで有名な「伊勢屋本店」に行ってみたかったから。美味しいという噂は聞いていたが、ホルモンで酒無しっていう訳にはいかないし、この辺りに来る事はあまり無いので機会を狙っていた。平日のこの日、名古屋で午後まるまるフリーになる機会があったので、午後4時開店のこの店に合わせてスケジュールを組み立てるという食い意地の汚さ(笑)。

店は神宮前駅の東口から5分くらい歩いた街中の交差点にある(ちなみにJR熱田駅でも徒歩圏内)。もちろんまだ明るい時間だし、周辺は学校があるのか制服姿の高校生ばかり歩いている。とても4時から呑むような雰囲気ではない。店の前まで来ると、ちょうど開店したばかりのよう。赤い暖簾をくぐって店の中へ。当然自分が口開けかなと思ったら、まだガランとしている店内にはすでに先客が!早いなァ。自分もコの字カウンターのひとつに腰を下ろして、(効果あるかは分からないが)後ろの棚にバッグと上着を避難させ、壁に貼られた数多い品書きを眺める。カウンターの中にはずらりと七輪が並べられていて、中には切炭が入り、すでにいくつも火が熾っていてスタンバイOK。主人がこまめに七輪のお守をしている。これからすぐにたくさんの客が入ってくるのだろう。給仕の女性に瓶ビール(キリンラガー)を頼み、肉はとんちゃんと軟骨、それに牛のハチノスを注文した。

まずグイっとビールを流し込む。特にこだわりがある訳ではないが最近は生ビールはあまり頼まず、どこへ行っても瓶ビールばかり。明るいうちから呑むビールは格別だ。まずはとんちゃん(豚の小腸・大腸)。プリッとした表面を見ただけで、鮮度が抜群なのが分かる。すでにベストな状態の七輪の焼き網の上にのせて、立ち昇る煙と匂いでもう一杯(笑)。下味付けはなされているが、焼き上がったとんちゃんに、小皿に入ったあっさりめのタレを漬け、しっかりとした弾力のある肉を楽しむ。いやぁ、旨い。ハチノスは牛の第2胃。イタリア料理でトリッパに使われる部位。こちらはあまり下味が付いていないので、しっかりタレに浸して食べる。焼き加減が難しいが、独特のグニグニとした食感。ビールがすすむ。ホルモン屋で軟骨は薄くスライスしてあったりすることが多いが、ここは珍しくとても細かく包丁が入れて(砕いて)ある。表現しづらいがコリコリガリガリとしたすごい食感で、これまた旨い。外はまだ寒いのでビールから熱燗に替えた。

テーブル席や小上がりもある店にはすでに5組以上の客が入ってきている(まだ5時にもなっていないのに…)。みんなスゴイ執念だなァ(←お前もだ)。タチギモとネッコという聞いた事の無い部位も追加で注文。タチギモは脾臓だそうで、それ自体甘味があり、少しネットリとした初めての食感。ネッコ(どこの部位か訊くの忘れた)は辛い下味付けでゴリッゴリの食感。いやぁ、いろいろあるもんだ。もっともっと色々試してみたいが、1人ではこれ位がいいところ。なんとか次の機会を見つけたいな。勘定を終えて外に出たら……「明るっ!」(笑)。(勘定は¥3,000程)

この後の記事はこちら

  ↓ 神宮駅前にある小さな呑み屋街「神宮小路」

 ↓ 夕方、人が少なくなって(カラス以外)静かな姿の「熱田神宮」本殿と、そこに至る参道

 

 ↓ 呑兵衛だから献酒された酒造の菰樽が並んでいるだけで気になったりして…(笑)

伊勢屋本店 (いせやほんてん)

愛知県名古屋市熱田区花表町13-21

( 名古屋 熱田 神宮前 伊勢屋 いせや ホルモン とんちゃん 焼き肉 焼肉 熱田神宮 神宮小路 )

コメント
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