岐阜県関市栄町の、昔は路面電車が走っていた大きな通り沿いに渋く店を構える食堂「だるまや」。この日はカツ丼を食べに寄ってみた。夏の終わり、薄暮時に店に入ると、座敷には小さな子供が数人。お孫さん達（たぶん）が夏休みの宿題の追い込みをやっていたようだ(笑)。土間のテーブル席に座り、さっそくカツ丼を注文して、子供達のはしゃぎ声を聞きつつ、テレビを眺めてのんびりと待つ。厨房では主人と奥さん、それに息子さんが切り盛りをしている様子。
しばらくしてカツ丼が運ばれた。きゅうりとワカメの酢の物とたくあん、それに味噌汁（赤出汁）が付いている。酢の物がちょっとうれしい。最近はカツ丼の亜種ばかり狙って食べているが、こちらのカツ丼はカツ煮（玉ねぎ・玉子）タイプ。といっても玉子を流し込んだというよりはとじ玉子で煮込んだという感じか。丼ぶりの中のカツの厚さは薄め。カツは厚い方が得したような気がするものだが、カツ丼の時だけは薄めの方がバランスが良かったりする。ま、その時の気分次第だけれど…。つゆは濃いめの色が着いていて、カツの衣にしっかり染みている。味は色から想像するほど濃くはない。一心不乱にガシガシと喰い進め、途中で少し一味唐辛子を振ったりして楽しんだ。つゆの染みたカツの衣って本当に旨いなァ。（勘定は￥700）
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だるまや
岐阜県関市東福野町5-23
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