幅の広いきしめんを出す事で有名な岐阜県各務原市の「きしめん処 むさしの」。前回は通常のつゆのあるきしめんをいただいたが、あの麺を素のままで味わってみたいと車を向かわせた。まだ昼営業が始まったばかりの時間だったので先客は1組だけ。テーブル席に腰を下ろして、若い給仕の女の子に初志貫徹「ざるきしめん」を注文した。店の雰囲気は落ち着いた麺処だけれど、まだ若い主人の他に手伝いが3人居て、みな若い人達ばかり。自分が座って調理を待っているころには次々と客が入り始めた。
盆の上にのったざるきしめんが運ばれる。平皿の上にざるが敷かれ、その上に刻み海苔が振りかけられたきしめんが波打っている。薬味は葱と山葵。つゆはたまり醤油由来だろうか、やや甘く、この地方では定番の濃い味付け。しっかり冷水で締められて張りのある麺は、透き通ってとてもきれい。啜ることは難しいが、口に含んだ時の食感も楽しい。どんな風に切っているのか、同じ1本でも太さがまちまちで、もちっとした食感をひと口毎に楽しむ。大盛にしてどのくらい量が増えるのか知らないが、もっともっと食べたいなァ。最後は蕎麦湯(うどん湯?)を出してもらい、つゆを割って飲み干した。涼しくなってきたので今度は「きし煮込み」が楽しみ。(勘定は¥710)
以前の記事はこちら
新店舗の記事はこちら
きしめん処 むさしの
岐阜県各務原市那加前洞新町3-51
( 各務原 かかみがはら かがみはら 各務ヶ原 きしめん 幅広きしめん ざるきし きしめん処むさしの むさしの きし煮込み きし味噌煮込み )