ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

梅屋 @岐阜県加茂郡八百津町

2015年10月29日 | 岐阜県(中濃・老舗)

岐阜県の八百津町は「栗きんとん」発祥(※諸説あり)の地のひとつとして有名な田舎町。風光明媚な土地で、通りには昔の商店が残っていて、古い和菓子屋、食堂、酒造会社、醸造会社などが集まっている。秋になると時々出かけて栗きんとんをはじめとする和菓子を買うが、この「梅屋」は初めて訪れた。創業年は分からず。他の店と違い、栗きんとんを「栗金糖」と称するようで、建物の壁面には「元祖・栗金糖」の文字が(ちなみに「緑屋老舗」では「栗金飩」)。店の前まで来ると、何台も栗金糖を買い求める車が路上に停まっていた。遠くは県外ナンバーの車も。店に入るとガラスケースの中に様々な菓子が並んでいる。季節柄、ほとんど栗を使った菓子ばかり。自分の感覚だと栗の実が生るのはもっと秋深まった時期だと思うんだけれど、どうなんだろう。

こちらでいただいた栗金糖は中に小さい栗の実の粒々が感じられるもの。生地自体は滑らかな舌触りで旨い。甘さもちょうど良く、旨いものだった。次回は他の和菓子も試してみたいなァ。実は近年、栗きんとんは自作もしているのだが、栗さえ入手出来れば意外と簡単に出来る。甘煮と違って鬼皮は気にせず、実は茹でて(あるいは蒸して)半分に切った後にスプーンでほじくり出すだけだし、手作りならマッシャーでつぶす位で充分。かえってその位の方が栗の食感が残るし、市販のものと差別化出来ていい。砂糖(グラニュー糖)の具合は有名店のレシピなどを参考にして自分で調節すればいい。材料がシンプルなので、びっくりするほど遜色ないものが作れますよ。お試しあれ。とは言いつつ、買いにも行くんだけど。(勘定は¥170/個)

この後の記事はこちら (2)(3

 


 

↓ (左)「旧八百津発電所資料館・本館」(明治44年・1911・建造)と、本館より後に増設された「放水口発電所」(大正6年・1917・建造)。共に国の重要文化財。

 

↓ 両建物を望む素晴らしい遠景。前日まで長雨だったので川の水が濁っている。

 


 

栗金糖本舗 梅屋

岐阜県加茂郡八百津町八百津4067-5

 

( 八百津 八百津町 やおつ うめや 栗きんとん 栗きんとう 中津川 恵那 杉原千畝 杉原千畝記念館 シンドラー )

コメント (2)
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