Morrissey Presents: Return of The New York Dolls - Live From Royal Festival Hall 2004 (2004)
2004年に行われたニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)再結成ライヴのCD。タイトルにもあるようにモリッシー(Morrissey)が実現に係わったようだ。モリッシーと言えば、現役時代のドールズのファンクラブの会長を務めていたんじゃなかったっけか。とてもリラックスした雰囲気で始まるライヴは解散後様々な活動をしてきたフロントマン、デイヴィッド・ヨハンセン(David Johansen)をはじめ、シルヴェイン・シルヴェイン(Sylvain Sylvain)、アーサー・ケイン(Arthur Kane)というオリジナル・メンバーもラインナップ(残念ながらこの後すぐアーサー・ケインが死去)。すでに亡くなっているジョニー・サンダース(Johnny Thunders)とジェリー・ノーラン(Jerry Nolan)という2人のジャンキーが存命中に実現しなかったのは仕方がないが、もう再結成は無いと思っていた人が多かったはずだ。なぜかこの再結成に関しての記憶がほとんど無いのだが、2004年当時はすっかり興味が無くなっていたのかな…。
曲間ではメンバー同士が声を掛け合うなど、とてもいい雰囲気(映像版は未視聴)。それよりも何よりも演奏がタイトで、現役から離れていたとは思えない位のまとまりっぷりで、聴いていても飽きさせない。一時期はバスター・ポインデクスター(Buster Poindexter)名義など、ロックから離れていた音楽的引き出しの多いデイヴィッドも、しっかりダルなロックンローラーに戻ってシャウトしている。様々なテクノロジーの恩恵や、バックを支えるミュージシャンの力量もあろうが、想像するにむしろ現役時代よりまとまった演奏なんじゃないだろうか。期待せず聴いただけに(失礼)思いがけず良かった。
中古店にて購入(¥327)
- CD (2004/11/24)
- Disc : 1
- Label : BMG JAPAN