Roll Call / Hank Mobley (1961)
「訳も分からずブルーノートのアルバムを激安で買っちゃったよ」シリーズ第3弾。ハンク・モブレー(Hank Mobley)の1961年の作品「ロール・コール」。ブルーノート・レーベルは中身の音はもちろん、ジャケットのアート・ワークの洒脱さにいつも感心させられる。数枚だけ良いのなら分かるが、この時代のブルーノートはほとんどどれもかっこいい。アートワークを担当したのが誰かとか、カメラマンは誰かとか全然知らないのだが、このジャケットも写真と言い、思い切ったピンクのカラースケールといい、目茶苦茶かっこいい。出来ればCDなんかじゃなくアナログで持ってみたいな。このアルバムのパーソネルは、
Hank Mobley - tenor saxophone
Freddie Hubbard - trumpet
Wynton Kelly - piano
Paul Chambers - bass
Art Blakey - drums
という面々。ジャズ・ミュージシャンに詳しくない自分でも名前を聞いたことのあるリーダー格の腕っこきミュージシャンばかり。モブレーをはじめとして何人かは時代を前後してアート・ブレイキー主宰のジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers)にも参加しているよう。その境はよく知らないが、超有名曲「Moanin'」と同じ構成の4「A Baptist Beat」が収録されていたりと背景が垣間見えて面白い。モブレーのテナー・サックスは破綻無くかっちり吹かれていて、少しラテンっぽい雰囲気も漂わせている。特に表題曲1「Roll Call」は、アート・ブレイキーのおかずたっぷりのドラムと相まって疾走感があり、心地良い。
中古店にて購入(¥180)
- CD (2014/10/22)
- Disc : 1
- Format: Limited Edition
- Label : ユニバーサル ミュージック