以前「ブカルッポ」というカジュアルなイタリアンだった場所が「YELL! ALE!! GIFU(エール・エール・ギフ)」として生まれ変わった。ここはその昔「藝文ダンスホール」(昭和26年・1951・建造)という歴史ある建物だった所で、外壁をタイルが覆うレトロな外観だった(写真下左、撮影:2012年頃)。たしか同名で飲食店として営業していたものが「ブカルッポ」になり、今回名古屋のクラフト・ビールの先駆け「ケグナゴヤ」、「ワイ・マーケット・ブルーイング・キッチン」と同系列でクラフト・ビールを飲ませるホールとして再生された次第。ちなみに昼間の外観は写真下右。外壁の内側にタイルが残っているかどうかは不明だが、以前の建物はそのまま利用してセンス良く生まれ変わっている。古い建物好きとしては少し寂しいが、取り壊されなかっただけ良しとしなければ。
店の出自は聞いていたので、近くで呑んでいたある週末の晩に寄ってみた。中に入ると天井高い以前の普請はそのまま。スツールが並んだカウンター席とテーブル席やソファ席があって、内装もとてもお洒落にキマっている。カウンターに腰を下ろした。週末の遅い時間ではあったが客の入りは今ひとつ、というか自分以外ほぼ誰もおらず少々気後れする。開店したのは昨年5月だがまだまだ浸透していないのかな。店内には若い店員が3名ほど。品書きを眺めると中華が中心で、ケグナゴヤのイタリアン、ワイマーケットのメキシカン+ナゴヤ、そしてココは中華、とコンセプトを変えているのだろう。
ハシゴであまりお腹は減っていないが、まずは「ひとくち豚ギョーザ」と「郡上八幡麦酒」のビール「こぼこぼブラウンエール」を注文。ギョーザは八角の風味があるもの。フレッシュなビールの香りと共に頂いた。もっと色々食べてみたいがお腹は満ちているので「ザーサイのきんぴら」ともう1杯(銘柄失念)を追加。声をかけてくれる店員につられたのと、酔った勢いでいつになくあれこれとおしゃべり。店長なのかどうかは知らないが、ビールを注いでくれた方に見覚えというかしゃべり覚えがあるなと思ったら、やっぱりケグナゴヤに居た方だったようだ。店の”入り”の話になって、店側も岐阜の土地柄に戸惑っている様子だったが(という事は客入りがまだイマイチか)、これだけのハコと各種クラフト・ビール、旨そうな酒肴が揃っているんだから、そのうちしっかり人気は出るだろう。ランチ+ビールなんてやってみたいなァ。(勘定は¥3,300)
ワイ・マーケット・ブルーイングの記事はこちら (1)(2)(3)
CRAFT BEER YELL! ALE!! GIFU (エール・エール・ギフ)
岐阜県岐阜市羽根町7
( 岐阜 ぎふ エール!エール!ギフ クラフトビール 地ビール クラフトビア CRAFT BEER 中華 バル 近代建築 芸文ダンスホール KEG NAGOYA Y.Market Brewing Kitchen )