ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Past, Present & Future / Rob Zombie

2017年02月06日 | オルタナティヴ・ロック

Past, Present & Future / Rob Zombie (2003)

ロブ・ゾンビ(Rob Zombie)のベスト盤+プロモ・クリップのDVDの2枚組。90年代頃のオルタナティヴ全盛期にホワイト・ゾンビ(White Zombie)を聴いていたので一応カテゴリーは”オルタナティヴ”だが、音は完全にヘヴィー・ロック。それも少しエレクトリック寄り。ホワイト・ゾンビでデビューした頃からずっとホラー風味は一貫しているが、正直そのセンスはギリギリ(セーフ?アウト?)。最初は見た目も中身もミニストリー(Ministry)のアル・ジューゲンセン(Al Jourgensen)の焼き直しみたいに感じていたが、だんだんと彼的な世界(ホラー路線)を確率していったように記憶している。見かけによらずポップな一面があり、90年代に出たリミックス盤では新鋭のアーティストを使ったり、実際にホラー映画を監督したりと、こういう雰囲気のアーティストにありがちな狭いファンでなく、ポピュラーになった稀有な存在。

基本はハードなエッジのヘヴィー・ロック。ちょっとエレクトリックな要素が入っているのが特徴か。ホワイト・ゾンビ期~ソロ初期は、はっきり言ってちょいと曲調に一本調子なところがあるが、曲としてはその頃の方が新鮮だった(当然か)。後半になってくるとラッパが入ったり、女性コーラスが入ったりとヴァラエティに富んでくる。キャラからいったら当然バカバカしさも含まれるんだけれど、そんなことも含めて、完全に役になり切って自身をカリカチュアの対象としているところはブレていない。なのでむしろCDよりもPVを収録したDVDの方が彼の世界観というか、キャラクターが分かり易いかな。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2003/9/23)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : Geffen Records
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嫁見餅 @愛知県江南市

2017年02月06日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県江南市の名鉄江南駅のすぐ北にある「嫁見餅総本家」へ。変わった名前だが、藤まつりで有名な江南の「曼陀羅寺」で催される「嫁見まつり」(良縁を得て結ばれた新妻達が姑と共にするお礼参り)にちなんだ菓子の名前だとのこと。店の前の幟にはフルーツ大福や栗きんとんの字が踊っていたが、もちろん目当てはその「嫁見餅」。昭和29年(1954)に江南市が誕生した時に作られた菓子なのだとか。店に入るとガラス・ショーケースに様々な菓子が並んでいる。元気な女将さんがよく通る声で客に菓子の説明をしていらっしゃった。ケースの中に青い包装紙に包まれ紐で結われた棒状の「嫁見餅」があったので迷わず購入。

持ち帰った「嫁見餅」の包装を解く。菓子は巻き簾で巻かれていて、薄い茶色をした皮の部分は落雁を砕いたようなポロポロとした感じ。中にはこし餡が入っている。包丁でカットしようとすると皮が崩れてしまうくらい脆い。慎重に輪切りにして頂く。口に含むと乾いた皮の部分とこし餡が融合して不思議な食感になり旨い。決して派手で分かり易い味ではないが、しみじみとお茶の味が引き立つ味。常温で1週間の日持ちがするのだそうだ。(勘定は¥750)

 


 

 ↓ 新町通り商店街にある緑青(ろくしょう)の吹いた銅板がイイ「金勝金物店」(建築詳細不明)と、以前にも紹介した遠藤酒店、もとい「川松酒店」(建築詳細不明)。

 

 


 

御菓子処 嫁見餅総本家

愛知県江南市古知野町朝日29

 

( 江南 こうなん 嫁見餅 よめみもち 曼陀羅寺 まんだら寺 嫁見祭り 嫁見まつり よめみまつり 藤まつり 中央軒 尾張名物 映画 20世紀少年 ロケ地 近代建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする