A Different Kind Of Truth (Deluxe Edition) / Van Halen (2012)
デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)がメンバーとして復活して制作された2012年のヴァン・ヘイレン(Van Halen)のアルバム。来日公演の前にすでに手に入れていたが、こちらはボーナスDVDが付いたデラックス・エディション。安かったのでつい買い直してしまった。ボーナスDVDは「The Downtown Sessions」と名付けられたアコースティック・セッションで、椅子に座ってリラックスした和やかなモノクロ映像。「Panama」などのハードな曲をアコースティックで演奏しているギャップが楽しい16分ほどの作品。こういう環境だとデイヴが歌を崩しまくるだろうナと思ったが、全くその通りで予想通り。根っからこういうお調子者なんだなと納得してしまう。終始和やかな雰囲気で、これが長年に渡っていがみ合ってばかりいた連中とは思えない(苦笑)。
アルバムは2012年当時、どの程度世間に受け入れられたのだったか覚えていないが、自分はデイヴ以外のヴォーカリストのヴァン・ヘイレンは全く受け入れられなかった懐古主義者だったので、やはりしっくりくるというか、”腑に落ちた”感が強かった。カラッと明るい楽曲に、エディ((Eddie Van Halen))の独特なハードでトリッキーなギター、デイヴのちょっとクラシックで大袈裟なヴォーカル、まるでキッズがやっているように聞こえる高音のコーラスというのがやはり彼ららしさ。もちろんデイヴ抜きで活動した期間の方が圧倒的に長いし、売り上げなどもその頃の方が良かったのかもしれないが、個人的にはやはり、デイヴ。最初にこのアルバムを聴いた時は、なんか音の抜けが良くないように感じて、初期ヴァン・ヘイレンにあったカラッとした西海岸らしさが無いように感じたが、いま久しぶりに聴くとそうでもないかな。あの時の印象はなんだったんだろう。
2015年にアメリカ・ツアーを行なって以降の活動が聞こえてこないのは、大病をしたエディの体調が関係しているのだろうか。それともまた日本かぶれのデイヴが日本に長期滞在しているのかな(笑)。そういえば東京ドームでの公演がCD化されたのに買っていないから買ってみようかな…。
オークションにて購入(¥864)
- CD (2012/2/6)
- Disc : 2
- Format: CD, CD+DVD, Import
- Label : Universal