残念ながら閉店してしまったが、ここから車で5分程の戦後すぐからの食堂「丸市」に入り浸っていた時に、訪問したい候補にずっと挙がっていた大衆食堂「吉田屋」。日曜休みの店なのでなかなかチャンスが無かったが、やっと訪問することが出来た。店はコンビニの向かいにあり、団地なども控えている場所。白い暖簾をくぐって中へ。土間にテーブル席が2列で並んでいる。先客は年輩の女性グループと1人客。主人なのかどうかは知らないが女将が1人でやっていらっしゃった。旧式のエアコンが鎮座し、丸い石油ストーブには大きなやかんがかかっている。建物自体は古そうに見えないのに、何だか落ち着く古い食堂のいい雰囲気。壁に貼られたプラスチック札の品書きを眺め、「オムライス」を注文して、テレビの音を背にしつつ調理を待った。奥が厨房になっていて作業は見えないが女将さんが調理している。
しばらくして「オムライス」が運ばれた。しっかり紡錘形のクラシックなオムライス。玉子は薄焼きだがしっかりとほぼ真下まで巻かれていて綺麗。ケチャップが少なめにたらされたその姿はまるで先述の「丸市」のオムライスのよう。早速スプーンを入れる。中はチキンケチャップライス。薄めの味付けだが、少し炒め過ぎなのはご愛敬。古い食堂では必ずと言っていいほど添えてくれるウスターソースを足したりしながらいただいた。勘定に立つと、女性客らと話し込んでいた女将さんが「もう食べたの?」と…(よく言われます)。品書きは、和洋中どれも旨そうなので、次はカツカレー、焼きそば、カツ丼あたりをいってみようかな。(勘定は¥480)
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吉田屋
岐阜県岐阜市田神12-18
( 岐阜 ぎふ よしだや よしだ屋 大衆食堂 麺類食堂 洋食 オムライス )