以前からずっと行きたい店だった中華料理屋「金龍」の八代店。ゲンゴロウさんのブログで紹介されていて、居ても立っても居られず訪問した。店先の赤いテントは破れたままで、かなり入るのに勇気が入りそうな佇まい(嫁に写真を見せるとやはり「ダメ」とか・笑)。長良桜井町の「金龍」の暖簾分けだそうで、創業は昭和48年(1973)位らしい。回転灯が回っているのを確認して中に入ってみると、くたびれた外観とは裏腹にしっかり綺麗にしてあって、下拵えした食材もきっちりと整えられている(やるな…)。年輩の主人と女将さんの2人。カウンターに座って「焼飯」と「ギョーザ」を注文した。”炒飯”でなくあくまでも「焼飯」。
まずは主人が北京鍋を操って炒めた「焼飯」が登場。分かってはいたが、平皿に山盛りですごい量。ちょっと危機感を感じるくらいの量でビビる。こんなのがサラッと出てくるんだから…。しかもこの上に「大」っていうのがあるんですけど(汗)。もやしがたっぷり入っているのは出自の店と同様。向こうには人参が入っていたはずだけど、こちらには見当たらず。上から例の白い粉(白コショウ)が振られているのも同じだ。早速ひと口。う、旨い。味付けは濃くなく、かといって薄くもなく丁度いい塩梅。炒めも完璧。もやしの食感が軽く感じさせてくれ、スプーンが止まらない(というか、量が多いので止めるとヤバい)。
途中で女将さんが焼いていたギョーザが置かれた。酢醤油の皿の真ん中にポンと辛子が盛られているのが何だか可笑しい。ギョーザは5つでやや大きめ。もちっとした皮にしっかりと包まれ、肉の味がしっかり味わえて肉汁たっぷり。これも旨いなァ。常連客と丁々発止やってる気のいい主人と、少しだけ口調が男前だが(笑)しゃべり好きそうな女将さんの声を聞きながら、手を休ませず平らげた。満腹。でもつらい満腹ではない。酢醤油をカウンターに少しこぼしてしまったので帰り際に女将に謝ると、ニヤッと笑みを浮かべ「若いネッ!」とひと言(笑)。もう次の訪問が待ち遠しい(←実際にすぐ行った)。(勘定は¥850)
金龍 (八代)
岐阜県岐阜市八代3-2-7
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