愛知県一宮市の味噌煮込みうどんで有名な「藤吉庵」へ。店の前は狭い通りだが駐車場もしっかりと完備している。昼営業開始時間に着いたのだが、出汁と味噌のいい香りが充満している店内はすでにほぼ満席の盛況。最初は小上がり席に座ったのだが、すぐに後客が続々と入ってきたので空いたテーブル席に移動をお願いされるほど。凄いなァ。和風な造りの店内には八丁味噌の老舗「カクキュー」の暖簾がかかっている。そういえば味噌煮込みうどんを出す東海地方の数多ある店でも味噌のメーカーを謳っている店は珍しいかも。早速ランチタイムサービスの「親子入みそ煮込定食」を注文した。まだ配膳されている人が少ない位の時間帯なので時間はかかる。
しっかりと40分程も待って「みそ煮込定食」が登場。蓋付きの土鍋に入っていて、とんすいと大きめの茶椀に入ったご飯、それにたくあんが付いていた。熱々のうどんを手繰ってとんすいに移す。手打ちだという麺は、やや縮れていて特有の硬さのあるもの(讃岐うどんで言うようなコシとは違う)。コクのある味噌の味と、うどんのブリンとした口当たりが相まって旨い。具材は鶏肉に玉子、椎茸、蒲鉾、葱といったところ。途中で熱が入ってちょうどいい加減になった玉子も一緒にとんすいに移して幸せなひと口も楽しんだ。残ったつゆを啜りながらご飯も綺麗に平らげる。ランチだと値打ちだし、人気があるのも納得。品書きに「地獄そば」ってあったけれどどんなんだろう。次はそれか(でも味噌煮込うどんの誘惑に勝てそうにないかも)。(勘定は¥800)
↓ 一宮近辺に多いノコギリ型の工場が敷地内に並ぶ「安藤毛織工業株式会社」。敷地内に半切妻屋根の住宅もあり、綺麗に使われているが結構年数が経っていそうな雰囲気。
↓ 近くに建っていた建物は、アパートか、社員寮かといった風情。こちらもすごく古いという訳ではないが相応の年数が経っていそう。
愛知県一宮市大和町馬引郷東5
( 一宮 いちのみや ふじよしあん ふじよし庵 味噌煮込みうどん みそにこみうどん 味噌にこみ みそ煮込 手打ちうどん 手打うどん 近代建築 )