ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

孫六 (2) @岐阜県関市

2018年05月02日 | 岐阜県(中濃)

仕事上の付き合いの4人で関市の「孫六」へ。予約を入れてくれた方は関の鰻にご執心とみえて、この辺りで店の設定をお願いすると必ず鰻屋だ。それほど名が知れた関の鰻。同じく鰻で有名な多治見市と同様に火を扱う仕事(鍛冶、陶窯)で滋養の為だとか、寺が多く門前町でのハレの食べものだったなどの由来が言われている。どちらも蒸さない地焼きで濃くて甘めのたれ。それでもやはり各店によって特徴があり、自分なりの拘りを述べる人も多い。ここ「孫六」は以前は関市のメインの商店街に近い小さく鄙びた店だった。若い頃に何度か入ったことがあるが、老齢の主人が扇風機を使って炭の炎の調節をしていたことを思い出す。

この日は注文もお任せだったが、知人が店の人に「普通」のうな丼と「上うな丼」の違いを訊くと、ごはんは変わらず、大きい鰻を使用しているということだったので、全員「上うな丼」にして「肝吸」を付けてもらった。ほんの少しだけ仕事の話をしながら談笑していると「上うな丼」が登場。一面に盛り付けられた鰻は、代が替わってもしっかりめの火入れという焼き方の特徴は変わらない(これは好みがあると思う)。焼きは強めでもふわっとした焼きあがりで、やや甘めのたれ。”上”だからか切りも大きく旨い。たれが少し多めなのは以前と変わらない。山椒はすり鉢で自分で挽くことも出来るようになっていて、鮮烈な香りがするものを使えて嬉しい(山椒好きなもので)。「肝吸」はしっかりと大きい肝が入っているし、高騰の為か最近ケチる店が多くなった守口漬がちゃんと2切れ添えてあったのもイイ。やっぱり鰻には守口漬だよなァ。

以前の記事はこちら

 

うなぎ 名代 孫六 (まごろく)

岐阜県関市平和通4-5-1

 

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